情報リテラシー

科目基礎情報

学校 一関工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 情報リテラシー
科目番号 0002 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 未来創造工学科(共通専門科目) 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 【教科書】:学生のための情報リテラシー―Office2021・Microsoft365対応、著者:若山 芳三郎、発行:東京電機大学出版
担当教員 千田 栄幸,和山 正人,水津 俊介,村上 力

到達目標

(1)コンピュータの基礎:ログイン・ログアウト、PCの基本操作、日本語入力、ファイル操作を修得する。学内の情報システムの利用方法、校内ネットワーク利用に係る諸規則を理解する。コンピュータの種類、ハードウェアとソフトウェア、2進数の加減乗除について理解する。
(2)文書作成:文書作成ソフトウェアを利用して、図形や表を含んだ多様な文書を作成出来る。
(3)表計算:表計算ソフトウェアの基本操作を理解し、集計機能等を含んだ文書を作成出来る。
(4)プレゼンテーションソフトウェア:プレゼンテーションソフトウェアを利用して、発表用資料を作成出来る。
(5)インターネットと情報発信:インターネットの概要について理解できる。また、HTML言語の文法を理解し、HTML文書を作成できる。
(6)情報モラル:インターネットに生きる市民としてのモラル及び関連法規を修得し、情報セキュリティの重要性を理解出来る。

【教育目標】C, D

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
(1)コンピュータの基礎 "PCシステムへのログイン・ログアウト、パスワードの変更が出来、日本語入力、ファイル操作について応用出来る。 さらに、コンピュータの種類、ハードとソフトウェア、基数変換、2進数の加減乗除、補数について深く理解し、活用出来る。" "PCシステムへのログイン・ログアウト、パスワードの変更が出来、日本語入力、ファイル操作が出来る。 さらに、コンピュータの種類、ハードとソフトウェア、基数変換、2進数の加減乗除、補数について理解出来る。" "PCシステムへのログイン・ログアウト、パスワードの変更が出来ず、日本語入力、ファイル操作が出来ない。 また、コンピュータの種類、ハードとソフトウェア、基数変換、2進数の加減乗除、補数について理解出来ない。"
(2)文書作成 文書作成の概要について理解出来、文字修飾、画像、図形、表を含んだ文書を作成し、応用出来る。 文書作成の概要について理解出来、文字修飾、画像、図形、表を含んだ文書を作成出来る。 文書作成の概要について理解出来ず、文字修飾、画像、図形、表を含んだ文書を作成出来ない。
(3)表計算 表計算の概要について理解出来、集計方法や関数の利用方法について深く理解し、応用できる。 表計算の概要について理解出来、集計方法や関数の利用方法について理解出来る。 表計算の概要について理解出来ず、集計方法や関数の利用方法について理解出来ない。
(4)プレゼンテーションソフトウェア "プレゼンテーションの概要について理解出来、発表用資料を作成し応用出来る。 さらに、発表用スライドに基づき、発表および質疑応答について深く理解し、応用出来る。" "プレゼンテーションの概要について理解出来、発表用資料を作成出来る。 さらに、発表用スライドに基づき、発表および質疑応答が出来る。" "プレゼンテーションの概要について理解出来ず、発表用資料が作成できない。 また、発表用スライドに基づき、発表および質疑応答が出来ない。"
(5)インターネットと情報発信 インターネットの用語について理解出来、HTMLおよびCSSの文法について深く理解し、応用出来る。 インターネットの用語について理解出来、HTMLおよびCSSの文法について理解出来る。 インターネットの用語について理解出来ず、HTMLおよびCSSの文法について理解出来ない。
(6)情報モラル "ネットワーク・コンピュータに関するルール・マナーを理解出来、インターネット上の事案について、問題点を深く検討することが出来る。 さらに、情報セキュリティについて、自分で考え討論し、まとめて発表し、応用出来る。" "ネットワーク・コンピュータに関するルール・マナーを理解出来、インターネット上の事案について、問題点を検討することが出来る。 さらに、情報セキュリティについて、自分で考え討論し、まとめて発表出来る。" "ネットワーク・コンピュータに関するルール・マナーを理解出来ず、インターネット上の事案について、問題点を検討することが出来ない。 また、情報セキュリティについて、自分で考え討論し、まとめて発表出来ない。"

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
高度情報化社会において、情報技術と良好に付き合うための計算機活用能力・情報編集能力を養うことを目的としており、その過程で本校学生として身につけておきたい基礎的な知識と技能を習得する。
授業の進め方・方法:
授業はパーソナルコンピュータシステムによる計算機演習が中心となる。
注意点:
「授業項目」に対応する教科書や資料の内容を事前に読んでおくこと。

【評価方法・評価基準】
試験結果(60%)、課題(40%)で評価する。詳細は第1回目の授業で告知する。
コンピュータ及びネットワークを利用する上で必要な知識及び情報化社会に生きる上で必要な素養の修得度合を評価する。
総合評価50点以上を単位修得とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 (1)コンピュータの基礎 ログイン・ログアウト、パスワードの変更ができる。
2週 (1)コンピュータの基礎 日本語入力、ファイル操作ができる。
3週 (1)コンピュータの基礎 コンピュータの種類について理解できる。
4週 (1)コンピュータの基礎 ハードウェアとソフトウェアについて理解できる。
5週 (1)コンピュータの基礎 2進数、10進数、16進数について理解できる。
6週 (1)コンピュータの基礎 2進数の加減乗除、補数が理解できる。
7週 (2)文書作成 文書作成の概要について理解できる。
8週 (2)文書作成 文書作成の文字修飾について理解できる。
2ndQ
9週 (2)文書作成 文書作成の画像や図形の挿入について理解できる。
10週 (2)文書作成 図形や表を含んだ文書を作成できる。
11週 (3)表計算 表計算・データベースの概要について理解できる。
12週 (3)表計算 表計算の集計方法について理解できる。
13週 (3)表計算 表計算の関数について理解できる。
14週 (3)表計算 表計算の関数について理解できる。
15週 前期期末試験
16週 まとめ これまでの学習内容の振り返りと、専門科目における活用について考えることができる。
後期
3rdQ
1週 (4)プレゼンテーションソフトウェア プレゼンテーションの概要について理解できる。
2週 (4)プレゼンテーションソフトウェア プレゼンゼーションの発表用資料が作成できる。
3週 (4)プレゼンテーションソフトウェア 発表用スライドを作成し、発表・質疑応答ができる。
4週 (4)プレゼンテーションソフトウェア 発表用スライドを作成し、発表・質疑応答ができる。
5週 (5)インターネットと情報発信 インターネットの用語について理解できる。
6週 (5)インターネットと情報発信 インターネットの用語について理解できる。
7週 (5)インターネットと情報発信 HTMLおよびCSSの文法について理解できる。
8週 (5)インターネットと情報発信 HTMLおよびCSSの文法について理解できる。
4thQ
9週 (5)インターネットと情報発信 HTMLおよびCSSの文法について理解できる。
10週 (5)インターネットと情報発信 HTMLおよびCSSの文法について理解できる。
11週 (6)情報モラル ネットワーク・コンピュータに関するルール・マナーを理解できる。
12週 (6)情報モラル インターネット上の事案について、問題点を検討することができる。
13週 (6)情報モラル 情報モラルについて、自分で考え討論できる。
14週 (6)情報モラル 情報モラルについて、自分の考えをまとめて発表できる。
15週 後期期末試験
16週 まとめ これまでの学習内容の振り返りと、専門科目における活用について考えることができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー社会の情報化の進展と課題について理解し説明できる。3前3,前4
代表的な情報システムとその利用形態について説明できる。3前3,前4
コンピュータの構成とオペレーティングシステム(OS)の役割を理解し、基本的な取扱いができる。3前3,前4
アナログ情報とデジタル情報の違いと、コンピュータ内におけるデータ(数値、文字等)の表現方法について説明できる。3前3,前4
情報を適切に収集・取得できる。3後5
データベースの意義と概要について説明できる。3前11
情報の真偽について、根拠に基づいて検討する方法を説明できる。3後5,後6
情報の適切な表現方法と伝達手段を選択し、情報の送受信を行うことができる。3後5,後6
情報通信ネットワークの仕組みや構成及び構成要素、プロトコルの役割や技術についての知識を持ち、社会における情報通信ネットワークの役割を説明できる。3後5,後6
情報セキュリティの必要性を理解し、対策について説明できる。3後6,後12
情報セキュリティを支える暗号技術の基礎を説明できる。3後11,後12
情報セキュリティに基づいた情報へのアクセス方法を説明できる。3後11,後12
情報や通信に関連する法令や規則等と、その必要性について説明できる。3後11,後12
情報社会で生活する上でのマナー、モラルの重要性について説明できる。3後13,後14
情報セキュリティを運用するための考え方と方法を説明できる。3後13,後14

評価割合

前期期末試験後期期末試験課題合計
総合評価割合303040100
(1)コンピュータの基礎2010030
(2)文書作成0088
(3)表計算100818
(4)プレゼンテーションソフトウェア0088
(5)インターネットと情報発信010818
(6)情報モラル010818