工作機械

科目基礎情報

学校 一関工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 工作機械
科目番号 0040 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 未来創造工学科(機械・知能系) 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 自作プリント・資料を用いる
担当教員 中嶋 剛

到達目標

①工作機械の種類を理解し,適した工程・工作機械を選定できる
②工作機械およびその構成機械要素の構造や特徴を説明できる
③工作機械の精度を評価する方法を説明できる
④工作機械の制御技術の原理を説明できる
【教育目標】D

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
工作機械の種類を説明できる工作機械の種類を説明でき,用途から適切な工作機械・工程を考えることができる工作機械の種類を説明できる工作機械の種類を説明できない
工作機械の構造・機械要素の構造や特徴を説明できる工作機械の構造・機械要素の構造や特徴を詳細に説明できる工作機械の構造・機械要素の構造や特徴を説明できる工作機械の構造・機械要素の構造や特徴を説明できない
工作機械の精度を評価する方法を説明できる工作機械の精度を評価する方法を詳細に説明できる工作機械の精度を評価する方法を説明できる工作機械の精度を評価する方法を説明できない
工作機械の制御技術の原理・方法を説明できる工作機械の制御技術の原理・方法を詳細に説明できる工作機械の制御技術の原理・方法を説明できる工作機械の制御技術の原理・方法を説明できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
今日,様々な工業製品が世に出されているが,いずれも工作機械を直接・間接的に用いて製造されたものである。
本講義では,各種ものづくりにとって欠かせない工作機械の構造,仕組み,精度評価法,工作機械に用いられる機械要素,ものづくりとの関連について解説する。
工作機械について幅広く理解を深めることを目的とする。
授業の進め方・方法:
自作プリント資料を配布し,これを用いて座学講義を中心に進める。参考になるインターネットサイトや動画があれば紹介するので,復習のために閲覧することが望ましい。
ものづくりに関係する講義であるため,低学年で受講した,「機械工作実習」,「機械工作法」,「機械加工学」の復習をしたうえでの受講が望ましい。
注意点:
【評価方法・評価基準】
試験結果(100%)で評価する。詳細は随時授業で告知する。工作機械の種類,構造,精度評価の方法などの理解の程度を評価する。
総合成績60点以上を単位修得とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業
必履修

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 工作機械とは,工作機械の歴史 ・工作機械とは何かを説明できる
・工作機械の歴史を簡単に説明できる
2週 工作機械の種類とその用途(1) ・旋盤の種類を説明できる
・フライス盤の種類を説明できる
・研削盤について説明できる
3週 工作機械の種類とその用途(2) ・特殊な工作機械の説明ができる
4週 ツーリング(1) ・工作機械で取り扱う工具類の取り付けに関して理解できる
5週 ツーリング(2) ・工作機械で取り扱う工具類の取り付けに関して理解できる
6週 工作機械の機械要素(1) ・主軸・軸受・案内面・位置決め機構の構造について説明できる
7週 工作機械の機械要素(2) ・主軸・軸受・案内面・位置決め機構の構造について説明できる
8週 工作機械の機械要素(3) ・主軸・軸受・案内面・位置決め機構の構造について説明できる
2ndQ
9週 工作機械の製造技術(1) ・工作機械の製造方法を簡単に説明できる
10週 工作機械の製造技術(2) ・工作機械の製造に関する注意事項を説明できる
11週 工作機械の制御技術(1) ・NC工作機械の制御盤とデータの取り扱い方法について説明できる
12週 工作機械の制御技術(2) ・NC工作機械の位置決め制御技術について説明できる
13週 工作機械の評価技術(1) ・工作機械の精度とはどのようなことかを説明できる
14週 工作機械の評価技術(2) ・工作機械の精度を評価する方法を説明できる
15週 期末試験
16週 試験の解説
講義のまとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験合計
総合評価割合100100
基礎的能力5050
専門的能力5050
分野横断的能力00