到達目標
①工作機械の種類を理解し,適した工程・工作機械を選定できる
②工作機械およびその構成機械要素の構造や特徴を説明できる
③工作機械の精度を評価する方法を説明できる
④工作機械の制御技術の原理を説明できる
【教育目標】D
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
工作機械の種類を説明できる | 工作機械の種類を説明でき,用途から適切な工作機械・工程を考えることができる | 工作機械の種類を説明できる | 工作機械の種類を説明できない |
工作機械の構造・機械要素の構造や特徴を説明できる | 工作機械の構造・機械要素の構造や特徴を詳細に説明できる | 工作機械の構造・機械要素の構造や特徴を説明できる | 工作機械の構造・機械要素の構造や特徴を説明できない |
工作機械の精度を評価する方法を説明できる | 工作機械の精度を評価する方法を詳細に説明できる | 工作機械の精度を評価する方法を説明できる | 工作機械の精度を評価する方法を説明できない |
工作機械の制御技術の原理・方法を説明できる | 工作機械の制御技術の原理・方法を詳細に説明できる | 工作機械の制御技術の原理・方法を説明できる | 工作機械の制御技術の原理・方法を説明できない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
今日,様々な工業製品が世に出されているが,いずれも工作機械を直接・間接的に用いて製造されたものである。
本講義では,各種ものづくりにとって欠かせない工作機械の構造,仕組み,精度評価法,工作機械に用いられる機械要素,ものづくりとの関連について解説する。
工作機械について幅広く理解を深めることを目的とする。
授業の進め方・方法:
自作プリント資料を配布し,これを用いて座学講義を中心に進める。参考になるインターネットサイトや動画があれば紹介するので,復習のために閲覧することが望ましい。
ものづくりに関係する講義であるため,低学年で受講した,「機械工作実習」,「機械工作法」,「機械加工学」の復習をしたうえでの受講が望ましい。
注意点:
【評価方法・評価基準】
試験結果(100%)で評価する。詳細は随時授業で告知する。工作機械の種類,構造,精度評価の方法などの理解の程度を評価する。
総合成績60点以上を単位修得とする。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
工作機械とは,工作機械の歴史 |
・工作機械とは何かを説明できる ・工作機械の歴史を簡単に説明できる
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2週 |
工作機械の種類とその用途(1) |
・旋盤の種類を説明できる ・フライス盤の種類を説明できる ・研削盤について説明できる
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3週 |
工作機械の種類とその用途(2) |
・特殊な工作機械の説明ができる
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4週 |
ツーリング(1) |
・工作機械で取り扱う工具類の取り付けに関して理解できる
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5週 |
ツーリング(2) |
・工作機械で取り扱う工具類の取り付けに関して理解できる
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6週 |
工作機械の機械要素(1) |
・主軸・軸受・案内面・位置決め機構の構造について説明できる
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7週 |
工作機械の機械要素(2) |
・主軸・軸受・案内面・位置決め機構の構造について説明できる
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8週 |
工作機械の機械要素(3) |
・主軸・軸受・案内面・位置決め機構の構造について説明できる
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2ndQ |
9週 |
工作機械の製造技術(1) |
・工作機械の製造方法を簡単に説明できる
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10週 |
工作機械の製造技術(2) |
・工作機械の製造に関する注意事項を説明できる
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11週 |
工作機械の制御技術(1) |
・NC工作機械の制御盤とデータの取り扱い方法について説明できる
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12週 |
工作機械の制御技術(2) |
・NC工作機械の位置決め制御技術について説明できる
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13週 |
工作機械の評価技術(1) |
・工作機械の精度とはどのようなことかを説明できる
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14週 |
工作機械の評価技術(2) |
・工作機械の精度を評価する方法を説明できる
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
試験の解説 講義のまとめ |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 100 |
基礎的能力 | 50 | 50 |
専門的能力 | 50 | 50 |
分野横断的能力 | 0 | 0 |