到達目標
【教育目標】D
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
センサ | 各種センサの仕組みや原理を理解し,信号から適切な物理量に変換できる. | 各種センサの信号から適切な物理量に変換できる. | 各種センサの信号から適切な物理量に変換できない. |
フィルタ | フィルタの仕組みを理解し,自分で設計し,プログラム化することができる. | フィルタの仕組みを理解し,自分で設計することができる. | フィルタを自分で設計することができない. |
信号解析 | 得られた信号を周波数解析方法などを用いて適切に処理できる. | 信号解析の意味と方法がわかる. | 信号解析の意味と方法がわからない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
機械計測における測定方法,各種センサ,およびその信号処理を講義・演習を通して学ぶ.
授業の進め方・方法:
授業は講義と演習を行う.
講義はスライドを用いて行う.スライド資料はMoodleにアップロードするので事前に印刷などして持ち込むこと.(初回のみ配付する)
注意点:
【事前学習】
「授業項目」に対する教科書の内容を事前に読んでおくこと。また,前回の授業部分を復習しておくこと。
4年で学んだ「基礎制御工学」の伝達関数やボード線図,「微分方程式」のフーリエ級数・変換などの基礎事項を随時復習しておくこと。
【評価方法・評価基準】
試験(50%),演習課題(50%)で評価する。詳細は第1回の授業で告知する。
総合成績60点以上を単位修得とするが、演習課題が未提出、および自学課題の未提出分が4分の1を超える場合は不合格点とする。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス 計測とその概要 |
計測の概要と基礎事項がわかる
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2週 |
ソフトウェアの取り扱い |
使用するソフトウェアの操作を覚える
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3週 |
センサ1 |
センサ信号とデジタル量への変換がわかる 基本的なセンサの仕組みがわかる
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4週 |
センサ2 |
基本的なセンサの仕組みがわかる
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5週 |
測定値の不確かさ |
不確かさの種類,また,平均や分散,標準偏差などがわかる
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6週 |
測定値の分析1 |
最小二乗法による関数近似がわかる
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7週 |
測定値の分析2 |
回帰分析がわかる
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8週 |
測定値の分析3 |
相関係数がわかる
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4thQ |
9週 |
信号の処理1 |
フィルタの仕組みと種類がわかる
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10週 |
信号の処理2 |
平滑化処理,信号のZ変換がわかる
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11週 |
信号の処理3 |
フィルタの離散化がわかる
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12週 |
信号の解析1 |
相関関数がわかる
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13週 |
信号の解析2 |
フーリエ級数,フーリエ変換がわかる
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14週 |
信号の解析3 |
離散フーリエ変換,標本化定理,窓関数がわかる
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
試験の解説 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 計測制御 | 計測の定義と種類を説明できる。 | 4 | |
測定誤差の原因と種類、精度と不確かさを説明できる。 | 4 | |
国際単位系の構成を理解し、SI単位およびSI接頭語を説明できる。 | 4 | |
代表的な物理量の計測方法と計測機器を説明できる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | 演習課題 | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 50 | 100 |
基礎的能力 | 50 | 0 | 50 |
実践的能力 | 0 | 50 | 50 |