卒業研究

科目基礎情報

学校 一関工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 卒業研究
科目番号 0029 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 10
開設学科 未来創造工学科(電気・電子系) 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 10
教科書/教材 共通教科書なし
担当教員 谷林 慧

到達目標

①卒業研究のテーマを理解,または自分なりの卒業研究の目標設定ができる。
②卒業研究のテーマ,または目標に対する現状分析ができる。
③卒業研究の実施,すなわち課題解決ができる。
④卒業研究の成果を成果発表会などを通して外部に発信することができる。

【教育目標】A,C,D,E
【学習・教育到達目標】A-2,C-3,D-1,D-2,D-1

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
①卒業研究のテーマを理解,または自分なりの卒業研究の目標設定ができる。卒業研究のテーマを理解し,目標設定ができる。卒業研究のテーマを理解し,目標設定ができる。卒業研究のテーマを理解できず,目標設定ができない。
②卒業研究のテーマ,または目標に対する現状分析ができる。 卒業研究のテーマ,または目標に対する現状分析ができる。卒業研究のテーマ,または目標に対する現状分析ができる。卒業研究のテーマ,または目標に対する現状分析ができない。
③卒業研究の実施,すなわち課題解決ができる。卒業研究の実施,すなわち課題解決ができる。卒業研究の実施,すなわち課題解決ができる。卒業研究の実施,すなわち課題解決ができない。
④卒業研究の成果を成果発表会などを通して外部に発信することができる。卒業研究の成果を成果発表会などを通して外部に発信することができる。卒業研究の成果を成果発表会などを通して外部に発信することができる。卒業研究の成果を成果発表会などを通して外部に発信することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
教員の指導を受けながら、それぞれの研究テーマに沿ってゼミと実験計画法およびデータ解析法等を学び、これまでに習得した知識を更に伸ばし、調査、研究、発表の力をつける。
授業の進め方・方法:
研究分野を予め、図書館の書籍等を参考に理解を深めておくこと。学年の途中で研究の進捗状況を確認する中間発表会を行い、学年末に最終発表会を行う。
卒業研究論文を期日までに提出すること。
注意点:
研究内容(70%)とプレゼンテーション(30%)で評価する。研究内容の評価観点は、データ解析・論文作成(30%)、課題解決能力(25%)、自主性・継続性・計画性・チームワーク(15%)である。プレゼンテーションの評価観点は、表現(10%)、質問の理解(10%)、質問に対する回答(10%)である。
総合成績60点以上を単位修得とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1.卒業研究ガイダンス 教員による研究の概要、調査活動の進め方について
説明を受ける。各研究室で取り組む内容を理解し、卒
業研究の進め方がわかる。
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週 2.卒業研究の遂行 取り組む研究の内容を決め、研究に関係する理論、
実験装置、実験方法、プログラム作成等について考え
をまとめることができる。
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週 3.中間発表 中間発表会において、研究の進捗状況を報告する。
教員からの質問・意見に答えることができる。
16週
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週 4.卒業研究の遂行 中間発表会での指導事項を踏まえ、研究内容の発
展、充実をはかることができる。研究内容のプレゼン
テーションの準備ができる。研究成果を卒業研究論文
としてまとめることができる。
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週 5.卒業研究発表会
卒業研究論文を提出し、発表会でプレゼンテーショ
ンができる。論文の内容とプレゼンテーションについ
て、教員からの質問・意見に答えることができる。
15週 まとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。3
技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3
他者の意見を聞き合意形成することができる。3
合意形成のために会話を成立させることができる。3
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる3
複数の情報を整理・構造化できる。3
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。3
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。3
事実をもとに論理や考察を展開できる。3
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。4
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。4
目標の実現に向けて計画ができる。4
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。4
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。4
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。4
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。4
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。4
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。4
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。4
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。3
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。4
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている3
法令やルールを遵守した行動をとれる。4
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。4
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。4
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。3
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。3
要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。3
課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。3
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。3
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。3

評価割合

実習合計
総合評価割合100100
データ解析・論文作成3030
課題解決能力2525
自主性・継続性,計画性,チームワーク1515
プレゼン:表現1010
プレゼン:質問の理解1010
プレゼン:質問の回答1010