論理回路

科目基礎情報

学校 一関工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 論理回路
科目番号 0007 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 未来創造工学科(情報・ソフトウェア系) 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 豊田 計時

到達目標

①論理信号が理解できる
②フリップフロップが理解できる
③組み合わせ・順序回路が理解できる
④ブール代数が理解できる
⑤論理圧縮が理解できる
⑥VHDLが理解できる

【教育目標】D
【学習・教育到達目標】D-1
【キーワード】逆・裏・対偶、論理信号、2進数、IPアドレス、AND・OR回路、フリップフロップ、組み合わせ・順序回路、ブール代数、カルノー図、ハッシュ関数、VHDL

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
①論理信号が理解できる論理信号が理解できる論理信号がほぼ理解できる論理信号が理解できない
②フリップフロップが理解できるフリップフロップが理解できるフリップフロップがほぼ理解できるフリップフロップが理解できない
③組み合わせ・順序回路が理解できる組み合わせ・順序回路が理解できる組み合わせ・順序回路がほぼ理解できる組み合わせ・順序回路が理解できない
④ブール代数が理解できるブール代数が理解できるブール代数がほぼ理解できるブール代数が理解できない
⑤論理圧縮が理解できる論理圧縮が理解できる論理圧縮がほぼ理解できる論理圧縮が理解できない
⑥VHDLが理解できるVHDLが理解できるVHDLがほぼ理解できるVHDLが理解できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
情報・ソフトウエア系における論理回路として、論理信号、フリップフロップ、組み合わせ・順序回路、ブール代数、論理圧縮、VHDLの修得を目指す。
授業の進め方・方法:
moodle版電子テキストに従い授業を進める。該当週の内容は閲覧しておくこと。 
注意点:
理解を深めるために演習も行う。かならず予習をして、わからない所を明確にして授業に臨むこと。
【事前学習】
前週の復習をしっかりしておくこと。具体的な事前学習の内容については、授業の際に指示する。
【評価方法・評価基準】
前期中間は試験(50%)課題(50%)で評価する。前期期末は試験(80%)課題(20%)で評価する。総合評価は中間と期末の平均とする。論理信号、フリップフロップ、組み合わせ・順序回路、ブール代数、論理圧縮、VHDLに対する理解の程度を評価する。課題等を課すので自学自習をしてレポート等を提出すること。必要な自学自習時間数相当分のレポート等の未提出が,4分の1を超える場合は低点とする。60点以上を単位修得とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 【遠隔授業】学ぶ目的 逆・裏・対偶が理解できること。
2週 【遠隔授業】論理信号とは 論理信号とは何かが理解できること。
3週 【遠隔授業】10進と2進 10進数⇒2進数が変換できること。
2進数⇒10進数が変換できること。
4週 【遠隔授業】IPアドレス IPv4アドレスが理解できること。
IPv6アドレスが理解できること。
5週 【遠隔授業】AND OR回路 AND・OR回路が理解できること。
6週 【遠隔授業】フリップフロップ 各種フリップフロップが理解できること。
7週 【遠隔授業】組み合わせ・順序回路 組み合わせ・順序回路が理解できること。
8週 【遠隔試験】
中間試験
2ndQ
9週 論理演算 ブール代数 定理が理解できること。
2進数演算が理解できること。
10週 補数 補数が理解できること。
11週 インド式数学 インド式数学が理解できること。
12週 ブール代数 ブール代数が理解できること。
13週 カルノー図 カルノー図が理解でき作成できること。
14週 ハッシュ関数 ハッシュ関数が理解できること。
15週 VHDL VHDLが理解できること。
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野計算機工学整数・小数をコンピュータのメモリ上でディジタル表現する方法を説明できる。4
基数が異なる数の間で相互に変換できる。4
整数を2進数、10進数、16進数で表現できる。4
小数を2進数、10進数、16進数で表現できる。4
基本的な論理演算を行うことができる。4
基本的な論理演算を組合わせて、論理関数を論理式として表現できる。4
論理式の簡単化の概念を説明できる。4
簡単化の手法を用いて、与えられた論理関数を簡単化することができる。4
論理ゲートを用いて論理式を組合せ論理回路として表現することができる。4
与えられた組合せ論理回路の機能を説明することができる。4
組合せ論理回路を設計することができる。4
フリップフロップなどの順序回路の基本素子について、その動作と特性を説明することができる。4
レジスタやカウンタなどの基本的な順序回路の動作について説明できる。4
与えられた順序回路の機能を説明することができる。4
順序回路を設計することができる。4
分野別の工学実験・実習能力情報系分野【実験・実習能力】情報系【実験・実習】与えられた仕様に合致した組合せ論理回路や順序回路を設計できる。4
基礎的な論理回路を構築し、指定された基本的な動作を実現できる。4

評価割合

中間試験期末試験課題合計
総合評価割合404020100
①論理信号が理解できる100212
②フリップフロップが理解できる100414
③組み合わせ・順序回路が理解できる200424
④ブール代数が理解できる020424
⑤論理圧縮が理解できる010414
⑥VHDLが理解できる010212