概要:
すべてのモノがインターネット上で接続されるIoT社会で必要とされる実践力を身に着ける。
そのためにLinuxサーバーや組み込み機器、ネットワーク機器の適切な制御方法を学ぶ。
授業の進め方・方法:
実習を基本とするが、必要に応じて講義を行う。
教科書で扱わない内容については、別途資料を用意する。
レポート課題を出すので、期日までに提出すること。
注意点:
【事前学習】
授業で扱う内容について教科書の記載を確認すること。また、前回の授業で扱った内容について復習し、用語の意味を再確認しておくこと。
【評価方法・評価基準】
課題(100%)で評価する。詳細は第1回目の授業で告知する。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
レポートの書き方、AWS Academy登録 |
理科系のレポートを書く際の基本事項として、レポートの構成や「事実と意見の分離」等の原則を理解する。また、次回使用する、AWS Academy登録を行う。
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2週 |
AWSクラウド概要 |
Amazon Web Service(AWS)の概要を把握しCould9を起動できる。
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3週 |
Linux実習1 |
基本的なLinuxコマンドやエディタの使用方法を習得する。
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4週 |
Linux実習2 |
簡単なシェルスクリプトの作成ができる。
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5週 |
Linux実習3 |
Linuxサーバを構築する。
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6週 |
ラズパイ概要 |
ラズベリーパイ(ラズパイ)に対する適切な設定と起動ができるようになる。
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7週 |
ラズパイ実習1 |
ラズパイとLEDを接続し、PythonでLEDの制御ができるようになる。またラズパイとスイッチを接続し、プログラム上でスイッチからの割り込みを制御できるようになる。
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8週 |
ラズパイ実習2 |
ラズパイ上の汎用ピンを制御することでセンサーを制御できるようになる。
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2ndQ |
9週 |
ラズパイ実習3 |
SSH公開鍵認証の仕組みを理解し、ラズパイに対し、その設定を行えるようになる。
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10週 |
ラズパイ実習4 |
各種センサーを駆使して、センサーデータを自由に扱えるようになる。
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11週 |
ネットワーク基礎 |
ネットワーク概要および、ネットワーク機器設定コマンドを理解する。
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12週 |
ネットワーク実習1 |
ポートセキュリティやSSH接続、VLANなど、セキュリティを考慮した設定ができるようになる。
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13週 |
ネットワーク実習2 |
DHCPおよびNATの概念を理解し、設定することができる。
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14週 |
ネットワーク実習3 |
ネットワークのルーティングプロトコルについて理解し、ルーティング設定ができるようになる。
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15週 |
ネットワーク実習4
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パケットフィルタおよび、VPNを用いて、セキュリティを考慮した設定ができるようになる。
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。 | 2 | |
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。 | 2 | |
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。 | 2 | |
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。 | 2 | |
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。 | 2 | |
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。 | 2 | |
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。 | 2 | |
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。 | 3 | |
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。 | 3 | |
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。 | 3 | |
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。 | 3 | |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | プログラミング | 要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを設計できる。 | 3 | |
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを設計することができる。 | 3 | |
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを実装することができる。 | 3 | |
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを実装できる。 | 3 | |
計算機工学 | ハードウェア記述言語など標準的な手法を用いてハードウェアの設計、検証を行うことができる。 | 4 | |
要求仕様に従って、標準的なプログラマブルデバイスやマイコンを用いたシステムを構成することができる。 | 4 | |
コンピュータシステム | システム設計には、要求される機能をハードウェアとソフトウェアでどのように実現するかなどの要求の振り分けやシステム構成の決定が含まれることを説明できる。 | 3 | |
ユーザの要求に従ってシステム設計を行うプロセスを説明することができる。 | 3 | |
プロジェクト管理の必要性について説明できる。 | 3 | |
WBSやPERT図など、プロジェクト管理手法の少なくとも一つについて説明できる。 | 3 | |
ER図やDFD、待ち行列モデルなど、ビジネスフロー分析手法の少なくとも一つについて説明できる。 | 3 | |
システムプログラム | コンパイラの役割と仕組みについて説明できる。 | 4 | |