情報工学基礎実習Ⅱ

科目基礎情報

学校 一関工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 情報工学基礎実習Ⅱ
科目番号 0011 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 未来創造工学科(情報・ソフトウェア系) 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材 「いちばんよくわかるHTML5&CSS3デザインきちんと入門」、「確かな力が身につくJavaScript「超」入門」(狩野祐東著 SBクリエイティブ)
担当教員 小池 敦,早川 知道

到達目標

社会実装のための情報技術に関する基礎学習として、情報発信のための技術を習得する。
コンテンツ制作では、HTMLのマークアップによるページの構造化を理解でき、CSSによるデザインレイアウトを理解し、Webサイトを構築できる。さらに、JavaScriptを用いた動的なWebサイトが構築ができる。
また、これらのWebサイト制作をグループワークを通じて協業を体験し、プレゼンテーションを行う。
【教育目標】C, D, E

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
HTMLとCSSHTMLによるページの構造化とCSSによるデザインレイアウトを理解して、インタラクティブで高度なWebサイトを構築できる。HTMLによるページの構造化とCSSによるデザインレイアウトを理解してWebサイトを構築できる。HTMLとCSSを使ったWebサイトが構築できない。
JavaScriptJavaScriptを利用して、動的で高度なWebサイトが構築できる。JavaScriptを利用して、Webサイトを構築できる。JavaScriptを利用して、Webサイトを構築できない。
プレゼンテーション用途に合った適切な発表スライドを作成し、参加者が理解しやすいプレゼンテーションおよび質疑応答ができる。発表スライドを作成でき、プレゼンテーションおよび質疑応答ができる。スライドが作成できない。プレゼンテーションができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
社会実装のための情報技術に関する基礎学習として、情報発信のための技術習得を目標とする。
インタラクティブで動的なWebサイト構築により情報発信するために、HTMLのマークアップによるページの構造化、CSSによるデザインレイアウト、さらにJavaScriptによるプログラミングを学ぶ。
また、これらのWebサイト制作をグループワークを通じて協業を体験し、プレゼンテーションを行う。
授業の進め方・方法:
演習室において、実際にHTML, CSS, JavaScriptのコーディングしながら演習を行います。
本コースの最後に、グループ毎の自由課題としてインタラクティブで動的なWebサイト構築を行い、発表していただきます。
また、その制作における報告書を個々に提出してもらいます。
これらのグループによる自由課題制作および発表と、個々の報告書により、評価を行います。
注意点:
授業中に学んだソフトウェアやサービスは、使い方などを復習しておくこと。

【評価方法・評価基準】
グループ毎の課題制作の内容、および個人の報告書の内容を統合して評価する。詳細は授業で告知する。
コンテンツ制作能力およびプレゼンテーション能力で評価する。
総合評価60点以上を単位修得とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 HTMLとCSS 1: Webサイトの仕組み Webサイトが表示する仕組み、ファイル構造、制作環境について理解する。
2週 HTMLとCSS 2: HTMLとCSSの基礎知識
HTMLおよびCSSの基礎について理解する。
3週 HTMLとCSS 3: テキストの装飾とリンクの設定と画像の表示
テキストの装飾、リンクの設定、画像の表示について理解する。
4週 HTMLとCSS 4: ボックスと情報の整理とテーブル
インラインボックスとブロックボックス、およびテーブルについて理解する。
5週 HTMLとCSS 5: フォームとページ全体のレイアウトとナビゲーション
フォーム、ページレイアウト、およびナビゲーションについて理解する。
6週 HTMLとCSS 6: レスポンシブWebデザインと高度なCSSフレームワーク レスポンシブWebデザインとCSSフレームワークについて理解する。
7週 課題制作の検討・中間発表
グループ毎に課題制作の検討を行いまとめる。課題の状況の中間発表を行う。
8週 JavaScript 1: イントロダクションとアウトプットの基本 JavaScriptの開発環境、および基本事項について理解する。
4thQ
9週 JavaScript 2: JavaScriptの文法と基本的な機能
JavaScriptの文法と基本的な機能について理解する。
10週 JavaScript 3: インプットとデータの加工 JavaScriptのインプットとデータの加工について理解する。
11週 JavaScript 4: 一歩進んだテクニックと jQuery入門
JavaScriptの様々な手法と、ライブラリーである jQueryについて理解する。
12週 JavaScript 6: アプリケーションの作成1 JavaScriptを活用したアプリケーションについて理解する。
13週 JavaScript 6: アプリケーションの作成2 JavaScriptを活用したアプリケーションについて理解する。
14週 課題発表会
自由課題制作の発表を行う。
15週 報告書作成と総括 グループワークにおける報告書の作成を行う。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。3
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。3
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。3
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。3
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。3
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。3
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。3
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。3
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。3
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。3
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。3

評価割合

自由課題制作制作発表報告書合計
総合評価割合202060100
website構築200020
プレゼンテーション020020
website制作によるグループワーク006060