到達目標
システム製作に関して一連の流れを演習を通して習得する。具体的には(1)課題発掘、(2)解決策立案、(3)要件定義・開発設計、(4)開発計画、(5)企画の発表を通して、システム構築のためのプロジェクトに必要なスキルを習得する。
【教育目標】C, D, E
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
課題発掘 | ブレインストーミングなどの手法を活用して、課題を発見し解決策を提案できる。 | ブレインストーミングなどの手法を活用して、課題を発見できる。 | 課題を発見できない。 |
プロジェクト管理 | 計画を立案し、納期を守り、質の高いシステムを構築できる。 | 計画を立案し、納期を守ることができる。 | 計画を立案できず、納期を守れない。 |
成果物の発表 | プロジェクトに関する資料をわかりやすくまとめ、発表できる。 | プロジェクトに関する資料をまとめ、発表できる。 | 仕様書などプロジェクトに関する資料をまとめることができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育目標 C
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教育目標 D
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教育目標 E
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教育方法等
概要:
システム構築にはコーディングなど技術的なスキルの他に、課題発掘やプロジェクト管理、リスク管理などのスキルも必要となる。これらのスキルを演習を通して習得する。
授業の進め方・方法:
課題の定義からプロジェクト管理、発表をグループワークで進める。プロジェクト管理などの手法について適宜説明する。
注意点:
報告書と発表で評価する。総合成績60点以上を単位修得とする。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガインダンス、チームビルディング |
授業の目的とスケジュールを理解し、チームの重要性を理解できる。
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2週 |
スキルポートフォリオ |
自身のスキルをまとめ、目標を設定できる。
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3週 |
ブレインストーミング演習 |
ブレインストーミングなどの手法を理解し、利用できる。
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4週 |
プロジェクト演習Ⅰ |
チームでのプロジェクトが実施できる
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5週 |
プロジェクト演習Ⅱ |
チームでのプロジェクトが実施できる
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6週 |
課題発掘ブレインストーミング |
課題発掘のための話し合いができる
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7週 |
課題意見交換会 |
発見した課題を発表することができる
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8週 |
課題解決手法ブレインストーミング |
課題に対する解決策の企画立案ができる
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2ndQ |
9週 |
課題解決手法発表会 |
課題解決手法の発表ができる
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10週 |
要件定義・システム設計 |
課題解決のためのシステム要件定義でき、それに基づいたシステム設計ができる
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11週 |
システム発表会 |
設計したシステムの発表ができる
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12週 |
開発計画設計講習 |
プロジェクト管理手法を理解できる
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13週 |
開発計画設計 |
プロジェクト遂行計画を立案できる
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14週 |
企画書作成 |
発見した課題、プロジェクト遂行計画をまとめる
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15週 |
まとめ |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | コンピュータシステム | システム設計には、要求される機能をハードウェアとソフトウェアでどのように実現するかなどの要求の振り分けやシステム構成の決定が含まれることを説明できる。 | 4 | |
ユーザの要求に従ってシステム設計を行うプロセスを説明することができる。 | 4 | |
プロジェクト管理の必要性について説明できる。 | 4 | |
WBSやPERT図など、プロジェクト管理手法の少なくとも一つについて説明できる。 | 4 | |
ER図やDFD、待ち行列モデルなど、ビジネスフロー分析手法の少なくとも一つについて説明できる。 | 4 | |
情報通信ネットワーク | プロトコルの概念を説明できる。 | 2 | |
プロトコルの階層化の概念や利点を説明できる。 | 2 | |
ローカルエリアネットワークの概念を説明できる。 | 2 | |
インターネットの概念を説明できる。 | 2 | |
TCP/IPの4階層について、各層の役割を説明でき、各層に関係する具体的かつ標準的な規約や技術を説明できる。 | 2 | |
主要なサーバの構築方法を説明できる。 | 2 | |
情報通信ネットワークを利用したアプリケーションの作成方法を説明できる。 | 4 | |
ネットワークを構成するコンポーネントの基本的な設定内容について説明できる。 | 2 | |
無線通信の仕組みと規格について説明できる。 | 2 | |
有線通信の仕組みと規格について説明できる。 | 2 | |
SSH等のリモートアクセスの接続形態と仕組みについて説明できる。 | 2 | |
基本的なルーティング技術について説明できる。 | 2 | |
基本的なフィルタリング技術について説明できる。 | 2 | |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | コミュニケーションスキル | コミュニケーションスキル | 書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 3 | |
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。 | 3 | |
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。 | 3 | |
評価割合
| 報告書 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 100 |
企画立案 | 40 | 40 |
システム設計 | 40 | 40 |
プロジェクト管理 | 20 | 20 |