暗号理論

科目基礎情報

学校 一関工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 暗号理論
科目番号 0033 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 未来創造工学科(情報・ソフトウェア系) 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 笠原正雄他「暗号~ネットワーク社会の安全を守る鍵~」、共立出版
担当教員 千田 栄幸

到達目標

高度情報化社会を支える情報セキュリティ技術の理論基盤となっている現代暗号理論の様々な基礎概念や要素技術について、修得し理解する。

【教育目標】D

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1現代暗号の概観について理解し、主体的に応用できる。現代暗号の概観について、理解できる。現代暗号の概観について、理解できない。
評価項目2暗号理論の根底をなす代数論、計算量理論について理解し、主体的に応用できる。暗号理論の根底をなす代数論、計算量理論について、理解できる。暗号理論の根底をなす代数論、計算量理論について、理解できない。
評価項目3秘密鍵暗号と公開鍵暗号、ディジタル署名、鍵配送それぞれについて原理・安全性及び具体的な方式について理解し、主体的に応用できる。秘密鍵暗号と公開鍵暗号、ディジタル署名、鍵配送それぞれについて原理・安全性及び具体的な方式について、理解できる。秘密鍵暗号と公開鍵暗号、ディジタル署名、鍵配送それぞれについて原理・安全性及び具体的な方式について、理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
高度情報化社会を支える情報セキュリティ技術の理論基盤となっている現代暗号理論について学習する。
授業の進め方・方法:
下欄「授業項目」に対応する教科書や資料の内容を事前に読んでおくこと。
また、ノートの前回の授業部分を復習しておくこと。
注意点:
試験結果(90%)+課題(10%)で評価する。詳細は第1回目の授業で告知する。
暗号技術とその応用など、情報セキュリティ技術の理論基盤となっている暗号理論の理解度を評価する。
総合評価60点以上を単位修得とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業
必履修

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 (1)現代暗号の全体像 現代暗号の概観について学び、理解できる。
2週 (1)現代暗号の全体像 現代暗号の概観について学び、理解できる。
3週 (2)数学的準備 暗号理論の根底をなす代数論、計算量理論について、
深く学習し、理解できる。
4週 (2)数学的準備 暗号理論の根底をなす代数論、計算量理論について、
深く学習し、理解できる。
5週 (2)数学的準備 暗号理論の根底をなす代数論、計算量理論について、
深く学習し、理解できる。
6週 (2)数学的準備 暗号理論の根底をなす代数論、計算量理論について、
深く学習し、理解できる。
7週 (2)数学的準備 暗号理論の根底をなす代数論、計算量理論について、
深く学習し、理解できる。
8週 (2)数学的準備 暗号理論の根底をなす代数論、計算量理論について、
深く学習し、理解できる。
2ndQ
9週 (3)秘密鍵暗号 秘密鍵暗号の原理、安全性及び具体的な方式を理解出来る。
10週 (4)公開鍵暗号 公開鍵暗号の原理、安全性及び具体的な方式を理解出来る。
11週 (4)公開鍵暗号 公開鍵暗号の原理、安全性及び具体的な方式を理解出来る。
12週 (4)公開鍵暗号 公開鍵暗号の原理、安全性及び具体的な方式を理解出来る。
13週 (5)ディジタル署名 ディジタル署名の原理と具体的な方式を理解出来る。
14週 (6)鍵配送 鍵配送の原理と具体的な方式を理解出来る。
15週 期末試験
16週 まとめ これまでの学習内容の振り返りを行い、到達目標の達成度について確認を行う。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野その他の学習内容基本的な暗号化技術について説明できる。4
基本的なアクセス制御技術について説明できる。4

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合90100000100
基礎的能力4010000050
専門的能力400000040
分野横断的能力100000010