データベース

科目基礎情報

学校 一関工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 データベース
科目番号 0037 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 未来創造工学科(情報・ソフトウェア系) 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 データベース-基礎からネット社会での応用まで- 三木光範・田中美里 共立出版
担当教員 宇梶 郁

到達目標

・データモデル、データベース設計法に関する基本的な概念を説明できる。
・データベース言語SQLを用いて基本的なデータ問い合わせを記述できる。
・データベースの安全性を確保するための技術を説明できる。
【教育目標】C, D

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
データモデル、データベース設計法自力で説明できる他者の助けを借りて、説明できる説明できない
データベース言語SQL自力で記述できる他者の助けを借りて、記述できる記述できない
データベースの安全性自力で説明できる他者の助けを借りて、説明できる説明できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
多くのコンピュータシステムでは、何らかの情報(データ)を蓄積し、活用している。そのデータを蓄えて活用するためシステムがデータベースと呼ばれ、本科目ではデータベースに関する技術について学習する。
授業の進め方・方法:
テキストとスライドを併用しながら各項目について説明する。スライド掲示および課題提出はMoodle上で行う。
注意点:
【事前学習】
事前にテキストの該当する章を読み、自学レポートにまとめること。
また課題レポート2回を課す。詳細は第1回目の授業で告知する。

【評価方法・評価基準】
課題レポート50%、期末試験50%で評価する。
総合した評価を60%以上、獲得すると単位修得となる。

欠席回数が、授業回数の4分の1以上の場合は、成績評価を不可とする。
課題レポートが未提出の場合は、成績評価を不可とする。
自学レポートの未提出が、必要な自学自習時間数相当分の4分の1以上の場合は、成績評価を不可とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業
必履修

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 データベースとは
テキストの第1章をベースに学習する。
IT技術の発達とデータベースの関りを理解する。
2週 現代社会とデータベース
テキストの第2,3章をベースに学習する。
社会とデータベースの関りを理解する。
3週 データベース概要
テキストの第4章をベースに学習する。
データモデルとSQLについて理解する。
4週 データベースの基本機能
テキストの第5章をベースに学習する。
データベースの基本機能を理解する。
5週 情報システムとデータベース
テキストの第6章をベースに学習する。
情報システム設計の流れとデータベース設計の位置付けを理解する。
6週 データベース設計
テキストの第7章をベースに学習する。
データベース設計の手法を理解する。
7週 物理設計
テキストの第8章をベースに学習する。
物理設計の手法を理解する。
8週 関係代数
テキストの第9章をベースに学習する。
関係表の演算を理解する。
2ndQ
9週 正規化
テキストの第10章をベースに学習する。
正規化を理解し、実践することが出来る。
10週 トランザクション処理
テキストの第11章をベースに学習する。
トランザクション処理の概念を理解する。
11週 同時実行制御
テキストの第12章をベースに学習する。
同時実行制御を実現する技術を理解する。
12週 障害復旧
テキストの第13章をベースに学習する。
障害回復の手法について理解する。
13週 NoSQL
テキストの第14章をベースに学習する。
NoSQLについて理解する。
14週 データベースの応用と未来
テキストの第15, 16, 17章をベースに学習する。
データベースを応用した例と今後発達の方向性について理解する。
15週 期末試験
16週 期末試験の解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野その他の学習内容データモデル、データベース設計法に関する基本的な概念を説明できる。4
データベース言語を用いて基本的なデータ問合わせを記述できる。4

評価割合

期末試験課題レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合50500000100
基礎的能力2020000040
専門的能力3030000060
分野横断的能力0000000