データベース

科目基礎情報

学校 一関工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 データベース
科目番号 0037 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 未来創造工学科(情報・ソフトウェア系) 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:指定なし(担当教員作成のスライドと板書で授業を行う)
詳しく勉強したい方のために、以下の参考書を紹介する。
[1] 図解まるわかり データベースのしくみ 坂上幸大[著] 翔泳社
[2] Computer Science Library 14 データベース入門[第2版] 増永良文[著] サイエンス社
担当教員 遠藤 新一

到達目標

・データベース(リレーショナルDB、NoSQL)について説明できる。
・構造化問合せ言語SQLを用いて基本的なデータ問い合わせを記述できる。
・データベースを導入、運用する際の注意点について説明できる。
【教育目標】C, D
【キーワード】データベース、DBMS、リレーショナルDB、NoSQL、SQL、ER図、正規化、同時実行制御、トランザクション、障害復旧

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
①データベースの基本自力で説明できる他者の助けを借りて、説明できる説明できない
②構造化問合せ言語SQL自力で説明できる他者の助けを借りて、説明できる説明できない
③データベースの導入・運用における注意点自力で説明できる他者の助けを借りて、説明できる説明できない

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
高度にデジタル化された、現代社会ではコンピュータシステムで、多くの情報(データ)を蓄積し、活用している。
そのデータを蓄えて活用するためシステムがデータベース管理システム(DBMS)と呼ばれ、リレーショナルデータモデルを採用している。
本科目では、リレーショナルデータモデルを中心に、データベースに関する技術について学習する。
授業の進め方・方法:
スライドと板書を併用しながら各項目について説明する。スライド掲示および課題提出はMoodle上で行う。
注意点:
理解を深めるために演習も行う。必ず予習をして、分からない箇所を明確にして授業に臨むこと。

【事前学習】
前週の復習をしっかり行うこと。具体的な事前学習の内容については、授業の際に指示する。

【評価方法・評価基準】
課題レポート20点、期末試験80点で総合評価を行う。
総合成績が60点以上の場合、単位修得となる。
課題を課すので、自学自習をし、レポートとして提出すること。

欠席回数が、授業回数の4分の1以上の場合は、成績評価を不可とする。
課題レポートが未提出の場合は、成績評価を不可とする。
自学レポートの未提出が、必要な自学自習時間数相当分の4分の1以上の場合は、成績評価を不可とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業
必履修

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス、データベースの基本、DBMS データベース、DBMSとは何かを理解できる。
2週 データの保存形式:リレーショナルDB、NoSQL リレーショナルDBとNoSQLの違いについて理解できる。
3週 データベースを操作する:SQL① SQLとは何か説明できる。SELECT文を使うことができる。
4週 データベースを操作する:SQL② 問合せされる行の制限とソートの仕方について説明できる。
5週 データベースを操作する:SQL③ 複数の表からのデータ問合せを行うことができる。
6週 データベースを操作する:SQL④ グループ関数、副問合せを使うことができる。
7週 データベースを操作する:SQL⑤ INSERT文、UPDATE文、DELETE文を使うことができる。
8週 データを管理する①:型、制約、デフォルト値 テーブル項目の型、制約、デフォルト値について理解できる。
4thQ
9週 データを管理する②:主キー、外部キー テーブル項目に設定する主キー、外部キーの違いを理解できる。
10週 データベースを導入する①:ER図 ER図について理解できる。
11週 データベースを導入する②:正規化 正規化のメリット、正規化の種類を理解できる。
12週 データベースを導入する③:同時実行制御、トランザクション、障害復旧 同時実行制御、デッドロック、障害復旧方法を理解できる。
13週 データベースを運用する データベースを安全に運用するための対策を理解できる。
14週 データベースを守るための知識、期末試験の事前説明 データベースに対するセキュリティ対策を理解できる。
15週 期末試験
16週 期末試験の解説 授業で扱った内容について振り返り、理解が足りなかった内容について十分理解ができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野その他の学習内容データモデル、データベース設計法に関する基本的な概念を説明できる。4
データベース言語を用いて基本的なデータ問合わせを記述できる。4

評価割合

期末試験課題レポート合計
総合評価割合8020100
基礎的能力000
専門的能力8020100
分野横断的能力000