到達目標
・データベース(リレーショナルDB、NoSQL)について説明できる。
・構造化問合せ言語SQLを用いて基本的なデータ問い合わせを記述できる。
・データベースを導入、運用する際の注意点について説明できる。
【教育目標】C, D
【キーワード】データベース、DBMS、リレーショナルDB、NoSQL、SQL、ER図、正規化、同時実行制御、トランザクション、障害復旧
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
①データベースの基本 | 自力で説明できる | 他者の助けを借りて、説明できる | 説明できない |
②構造化問合せ言語SQL | 自力で説明できる | 他者の助けを借りて、説明できる | 説明できない |
③データベースの導入・運用における注意点 | 自力で説明できる | 他者の助けを借りて、説明できる | 説明できない |
学科の到達目標項目との関係
教育目標 C
説明
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教育目標 D
説明
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教育方法等
概要:
高度にデジタル化された、現代社会ではコンピュータシステムで、多くの情報(データ)を蓄積し、活用している。
そのデータを蓄えて活用するためシステムがデータベース管理システム(DBMS)と呼ばれ、リレーショナルデータモデルを採用している。
本科目では、リレーショナルデータモデルを中心に、データベースに関する技術について学習する。
授業の進め方・方法:
スライドと板書を併用しながら各項目について説明する。スライド掲示および課題提出はMoodle上で行う。
注意点:
理解を深めるために演習も行う。必ず予習をして、分からない箇所を明確にして授業に臨むこと。
【事前学習】
前週の復習をしっかり行うこと。具体的な事前学習の内容については、授業の際に指示する。
【評価方法・評価基準】
課題レポート20点、期末試験80点で総合評価を行う。
総合成績が60点以上の場合、単位修得となる。
課題を課すので、自学自習をし、レポートとして提出すること。
欠席回数が、授業回数の4分の1以上の場合は、成績評価を不可とする。
課題レポートが未提出の場合は、成績評価を不可とする。
自学レポートの未提出が、必要な自学自習時間数相当分の4分の1以上の場合は、成績評価を不可とする。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス、データベースの基本、DBMS |
データベース、DBMSとは何かを理解できる。
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2週 |
データの保存形式:リレーショナルDB、NoSQL |
リレーショナルDBとNoSQLの違いについて理解できる。
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3週 |
データベースを操作する:SQL① |
SQLとは何か説明できる。SELECT文を使うことができる。
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4週 |
データベースを操作する:SQL② |
問合せされる行の制限とソートの仕方について説明できる。
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5週 |
データベースを操作する:SQL③ |
複数の表からのデータ問合せを行うことができる。
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6週 |
データベースを操作する:SQL④ |
グループ関数、副問合せを使うことができる。
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7週 |
データベースを操作する:SQL⑤ |
INSERT文、UPDATE文、DELETE文を使うことができる。
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8週 |
データを管理する①:型、制約、デフォルト値 |
テーブル項目の型、制約、デフォルト値について理解できる。
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4thQ |
9週 |
データを管理する②:主キー、外部キー |
テーブル項目に設定する主キー、外部キーの違いを理解できる。
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10週 |
データベースを導入する①:ER図 |
ER図について理解できる。
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11週 |
データベースを導入する②:正規化 |
正規化のメリット、正規化の種類を理解できる。
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12週 |
データベースを導入する③:同時実行制御、トランザクション、障害復旧 |
同時実行制御、デッドロック、障害復旧方法を理解できる。
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13週 |
データベースを運用する |
データベースを安全に運用するための対策を理解できる。
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14週 |
データベースを守るための知識、期末試験の事前説明 |
データベースに対するセキュリティ対策を理解できる。
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
期末試験の解説 |
授業で扱った内容について振り返り、理解が足りなかった内容について十分理解ができる。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | その他の学習内容 | データモデル、データベース設計法に関する基本的な概念を説明できる。 | 4 | |
データベース言語を用いて基本的なデータ問合わせを記述できる。 | 4 | |
評価割合
| 期末試験 | 課題レポート | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 80 | 20 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |