データ構造

科目基礎情報

学校 一関工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 データ構造
科目番号 0049 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 未来創造工学科(情報・ソフトウェア系) 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 Pythonで学ぶ アルゴリズムとデータ構造
担当教員 小保方 幸次

到達目標

データ構造の必要性を理解するため,リスト構造やスタックなどなど従来からよく用いられるデータ構造の仕組みを学び、アルゴリズムとの関係性を学ぶ.
【教育目標】C,D
【学習・教育到達目標】C-2,D-1

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目データ構造の活用ができるデータ構造の仕組みが理解できるデータ構造の仕組みが理解できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
データ構造の必要性を理解するため,リスト構造やスタックなどなど従来からよく用いられるデータ構造の仕組みを学び、アルゴリズムとの関係性を学ぶ.
授業の進め方・方法:
教科書を用いた授業を中心に進める.教科書にサンプルプログラムが記載されているのであらかじめ確認し、プログラムの文法等で理解できない場合は、「プログラミング」などの授業で使用した教科書等で学習しておくこと.学習の理解度を確認するために課題にていくつかのデータ構造を実装する.
注意点:
課題(100%)で評価する。詳細は第1回目の授業で告知する。
課題等を課すので自学自習をしてレポート等を提出すること。レポート等の未提出が、必要な自学自習時間数相当分の4分の1以上の場合は低点とする。
各種データ構造の仕組みと簡単なアルゴリズムとの関係性の理解の程度を評価する。総合成績60点以上を単位修得とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 授業内容が理解できる
2週 線形リスト 線形リストの仕組みが理解できる
3週 スタック・キュー スタックとキューの仕組みが理解できる
4週 課題演習 線形リストやスタック・キューを使ったプログラムが設計できる
5週 木構造Ⅰ 木構造の仕組みが理解できる
6週 木構造Ⅱ 複雑な木構造の仕組みが理解できる
7週 木構造Ⅲ 木構造の応用方法が理解できる
8週 ソートⅠ 単純なソートの仕組みが理解できる
2ndQ
9週 ソートⅡ 複雑なソートの仕組みが理解できる
10週 課題演習 ソートを応用したプログラムが設計ができる
11週 探索問題Ⅰ 単純な探索問題が理解できる
12週 探索問題Ⅱ 複雑な探索問題が理解できる
13週 課題演習 応用的なプログラムが設計できる
14週 課題演習 応用的なプログラムが設計できる
15週 まとめ 学習内容を理解できる
16週 達成度の点検

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野ソフトウェアコンピュータ内部でデータを表現する方法(データ構造)にはバリエーションがあることを説明できる。4
同一の問題に対し、選択したデータ構造によってアルゴリズムが変化しうることを説明できる。4
リスト構造、スタック、キュー、木構造などの基本的なデータ構造の概念と操作を説明できる。4
リスト構造、スタック、キュー、木構造などの基本的なデータ構造を実装することができる。4

評価割合

課題合計
総合評価割合100100
総合的能力100100