情報倫理

科目基礎情報

学校 一関工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 情報倫理
科目番号 0054 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 未来創造工学科(情報・ソフトウェア系) 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 改訂新版 情報倫理入門
担当教員 宇梶 郁,千田 栄幸

到達目標

(1)IT技術の進展が社会に与える影響を情報倫理の視点で述べることができる。
(2)情報倫理に関連する法制度を3つ、説明することができる。
(3)サイバーセキュリティを情報倫理の視点から述べることができる。

【教育目標】F

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
IT技術が社会に与える影響を説明することができる具体例を3つ挙げて、説明できる。具体例を1から2つ挙げて、説明できる。説明できない。
情報倫理に関連する法制度を説明することができる。法制度を3つ挙げて、説明できる。法制度を1から2つ挙げて、説明できる。説明できない。
サイバーセキュリティについて情報倫理の視点から説明することができる具体例を3つ挙げて、説明できる。具体例を1から2つ挙げて、説明できる。説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
IT技術者として必要となる情報倫理の考え方を学び、実際の事件を参考に、グループで議論することで、理解を深める。
授業の進め方・方法:
授業ではテキストの該当箇所の説明および補足を行う講義形式と、グループワークで行う。
授業回の割り当ては、授業計画を参照すること。ただし、授業の進行状況や学内行事などで、内容を変更する場合がある。
講義資料の配布や、レポート課題の提出はmoodleで行うため、moodleが使える機器を用意すること。
なお、教室によっては、備え付けのPCやタブレット端末を利用できる場合がある。
注意点:
【事前学習】
テキストを参照する授業回には、テキストの章番号を示したので、授業前に読んでおくことが望ましい。
また、事前学習の成果物として、レポート課題を課す。詳細は第1回目の授業で説明する。

課題等を課すので自学自習をしてレポート等を提出すること。
レポート等の未提出が、必要な自学自習時間数相当分の4分の1以上の場合は低点とする。

【評価方法・評価基準】
評価は、レポート課題50%、期末試験50%で行う。
総合した評価を60%以上、獲得すると単位修得となる。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 情報倫理とは何かをテキストPartⅠを参照しながら講義する。 情報倫理の重要性と考え方を述べることができる。
2週 情報倫理とは何かをテキストPartⅡを参照しながら講義する。 情報倫理の重要性と考え方を述べることができる。
3週 インターネットと情報倫理の関係性をテキストPartⅢを参照しながら講義する。 インターネットの進展に伴い、情報倫理で扱う項目の変化を述べることができる。
4週 インターネットと情報倫理の関係性をテキストPartⅣを参照しながら講義する。 インターネットの進展に伴い、情報倫理で扱う項目の変化を述べることができる。
5週 インターネットコミュニティについてテキストPartⅤおよびK-SEC教材を参照しながら講義する。後半はSNSの問題点についてのグループワークを行う。 インターネットコミュニティの課題について述べることができる。
6週 監視社会とプライバシーについてテキストPartⅥを参照しながら講義する。 監視社会とプライバシーの課題について述べることができる。
7週 監視社会とプライバシーについてテキストPartⅦを参照しながら講義する。 監視社会とプライバシーの課題について述べることができる。
8週 著作権についてテキストPartⅧおよびK-SEC教材を参照しながら講義する。 著作権法について説明することができる。
2ndQ
9週 情報の取扱いについてテキストPartⅨを参照しながら講義する。 情報の取扱いの注意点について説明することができる。
10週 不正アクセスについてテキストPartⅩを参照しながら講義する。 不正アクセス禁止法について説明することができる。
11週 技術者倫理についてテキストPartⅪおよびK-SEC教材を参照しながら講義する。 IT技術者に必要な倫理観について説明することができる。
12週 技術者倫理についてテキストPartⅫおよびK-SEC教材を参照しながら講義する。 IT技術者に必要な倫理観について説明することができる。
13週 グローバル化とサイバーセキュリティについてテキストPartXIIIを参照しながら講義する。 グローバル化の進展によるサイバーセキュリティリスクの現状について述べることができる。
14週 情報セキュリティ管理者についてK-SEC教材を参照しなが
ら講義する。
情報セキュリティ管理者の責任について述べることができ
る。
15週 期末試験
16週 14週までの内容を講義およびグループディスカッションで、総復習する。 14週までに学習した内容を述べることができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

レポート課題期末試験相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合50500000100
基礎的能力200000020
専門的能力3050000080
分野横断的能力0000000