概要:
無機化学の基礎的な理解に必要な化学反応にともなうエネルギーの出入り、電池、電気分解、化学反応速度、化学平衡の基礎的な内容について学習する。
授業の進め方・方法:
授業は教科書の内容を中心行う。
注意点:
【事前学習】
化学I,化学IIで学んだ原子の構造や化学結合に関する知識が必要であるので、該当部分を復習しておくこと。
前の時間の授業内容を復習し授業に臨むこと。
【評価方法・評価基準】
試験結果(100%)で評価する。詳細は1回目の授業で知らせる。総合成績60点以上を単位修得とする。
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
反応熱と熱化学方程式 |
反応熱について理解し、熱化学方程式を用いた計算をすることができる。
|
2週 |
反応熱と熱化学方程式 |
反応熱について理解し、熱化学方程式を用いた計算をすることができる。
|
3週 |
ヘスの法則 |
ヘスの法則について理解し、生成熱から反応熱を計算することができる。
|
4週 |
結合エネルギー |
ヘスの法則について理解し、結合エネルギーから反応熱を計算することができる。
|
5週 |
光とエネルギー |
発熱反応と発光反応の違いについて理解することができる。
|
6週 |
電池と電気分解 |
電池の種類とその原理、電気分解の原理について理解することができる。
|
7週 |
電池と電気分解 |
電池の種類とその原理、電気分解の原理について理解することができる。
|
8週 |
中間試験 |
|
4thQ |
9週 |
化学反応の速さ |
反応速度の計算および反応速度式について理解することができる。
|
10週 |
化学反応のしくみと活性化エネルギー |
反応のしくみ、および活性化エネルギーについて理解することができる。
|
11週 |
化学平衡と平衡の移動 |
化学平衡とルシャトリエの原理について理解することができる。
|
12週 |
水溶液中の電離平衡 |
水溶液における電離平衡について理解し、電離平衡定数を用いた計算をすることができる。
|
13週 |
緩衝液とpH |
緩衝溶液について理解し、平衡定数を利用したpHを計算することができる。
|
14週 |
溶解平衡 |
溶解平衡について理解することができる。
|
15週 |
期末試験 |
|
16週 |
まとめ |
これまでの内容を総括できる
|
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 無機化学 | 主量子数、方位量子数、磁気量子数について説明できる。 | 3 | |
電子殻、電子軌道、電子軌道の形を説明できる。 | 3 | |
パウリの排他原理、軌道のエネルギー準位、フントの規則から電子の配置を示すことができる。 | 3 | |
価電子について理解し、希ガス構造やイオンの生成について説明できる。 | 3 | |
元素の周期律を理解し、典型元素や遷移元素の一般的な性質を説明できる。 | 3 | |
イオン化エネルギー、電子親和力、電気陰性度について説明できる。 | 3 | |
イオン結合と共有結合について説明できる。 | 3 | |
基本的な化学結合の表し方として、電子配置をルイス構造で示すことができる。 | 3 | |
金属結合の形成について理解できる。 | 3 | |
代表的な分子に関して、原子価結合法(VB法)や分子軌道法(MO法)から共有結合を説明できる。 | 3 | |
電子配置から混成軌道の形成について説明することができる。 | 3 | |
結晶の充填構造・充填率・イオン半径比など基本的な計算ができる。 | 4 | |
配位結合の形成について説明できる。 | 3 | |
水素結合について説明できる。 | 4 | |
錯体化学で使用される用語(中心原子、配位子、キレート、配位数など)を説明できる。 | 4 | |
錯体の命名法の基本を説明できる。 | 4 | |
配位数と構造について説明できる。 | 4 | |
代表的な元素の単体と化合物の性質を説明できる。 | 3 | |