概要:
・地域のスタートアップ企業とともに医理工連携講座(共同講座)を開設し、第一線の研究者や各界のフロントランナーの講演を通して臨床検査医学や医療機器開発に必要な学術基礎を学ぶ。講演者のイノベーションに関する取り組みを意識し、将来の分野や進路選択に役立てる。
・共同講座を通じて研究開発とは何かを学び、イノベーションや起業マインドを醸成する。
・地域スタートアップ企業の取り組みや、起業について学び、SDGsを念頭に地域活性化のための考え方を意識する。
・知財の調査方法を学ぶ。
授業の進め方・方法:
・イノベーション創出のためのデザイン思考についてグループワークを含めて実施する。
・各分野の最先端の講演を通して臨床検査や医療機器開発に必要な学術基礎を学ぶ。講演者の「研究開発」「イノベーション」に関する取り組み・姿勢を意識する。
・「TOLICカンファレンス in 一関」では岩手県のスタートアップ企業集団「TOLIC」、および、連携している大学や研究機関の最先端の取り組みを聴講し、「イノベーション」「起業」について考える。
・イノベーションや起業マインドについて、共同講座の効果を検証する。
・イノベーションに必要な知財の調査方法を学び、パテントコンテストに参加する。
・個人報告書1(各回のアンケート他)、個人報告書2(TOLICカンファレンス聴講)、課題、等で評価する。
注意点:
・毎回、大学等の先生方にご講演いただきます。得難い機会なので、失礼のないようにしてください。
・今回の取組みを、「研究開発」「イノベーション」「起業」について考える機会とし、幅広い進路選択の参考としてください。
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
【10/11(火)】デザイン思考講演会(高専機構)-デザイン思考って何? |
デザイン思考について理解する
|
2週 |
【10/17】講義1 医理工連携アプローチ |
臨床検査1:免疫系1、臨床検査で使用する測定原理を理解する
|
3週 |
【10/24】講義2 医理工連携アプローチ |
臨床検査2:臨床検査基礎、キット開発について理解する
|
4週 |
【11/7】講演1 医理工連携アプローチ |
免疫系2:免疫系について多面的に理解を深める
|
5週 |
【11/14】講演2 医理工連携アプローチ(異分野融合) |
金属分析、質量分析を通して生体試料分析について理解する
|
6週 |
【11/21】講演3 医理工連携アプローチ |
免疫系3:免疫について多面的に理解する
|
7週 |
【11/28】講演4 医理工連携アプローチ |
免疫系4:免疫について多面的に理解する
|
8週 |
【12/5】講演5 医理工連携アプローチ(異分野融合) |
核酸アプタマーの臨床検査への展開について理解する
|
4thQ |
9週 |
【12/19】講演6 医理工連携アプローチ(異分野融合) |
コロイド化学やDDS材料の開発を理解する
|
10週 |
【1/10(火)】講演7 医理工連携アプローチ |
精神疾患マーカーを理解する
|
11週 |
【1/16】講演8 医理工連携アプローチ(異分野融合) |
助産学とテクノロジーの融合を理解する
|
12週 |
【1/25(水)】TOLICカンファレンス in 一関(3・4校時)(異分野融合) |
講演会を聴講し、withコロナ時代に求められる「起業マインド」について考える。 【個人報告書2】
|
13週 |
【1/30】講演9 医理工連携アプローチ |
パンデミックの歴史を学ぶ 【課題】【個人報告書1】
|
14週 |
【2/15(水)】地域企業情報交換会 in 一関(2月15日(水)) |
一関市内会場で企業展示ブースの見学
|
15週 |
【2/20(月)】知財教育、特許・商標検索 |
特許検索競技大会 サテライト開催
|
16週 |
|
|
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。 | 3 | |
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。 | 3 | |
態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。 | 3 | |
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。 | 3 | |
目標の実現に向けて計画ができる。 | 3 | |
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。 | 3 | |
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。 | 3 | |
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。 | 3 | |
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。 | 3 | |
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。 | 3 | |
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。 | 3 | |
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。 | 3 | |
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。 | 3 | |
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。 | 3 | |
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている | 3 | |
法令やルールを遵守した行動をとれる。 | 3 | |
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。 | 3 | |
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。 | 3 | |
総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。 | 2 | |
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。 | 2 | |
課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。 | 2 | |
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。 | 2 | |
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。 | 2 | |