概要:
・デザイン思考とグループワークにより課題発見と解決能力を養う。
・第一線の研究者や各界のフロントランナーの科学技術イノベーションに関する取り組みを聴講し、進路選択に役立てる。
・課題の発見と解決によりイノベーションや起業マインドを醸成する。
・起業について学び、進路選択の多角的な視点を獲得する。
・知財の調査方法やSDGsの考え方を念頭に地域活性化のための考え方を意識する。
授業の進め方・方法:
・デザイン思考講演会とグループワーク
・科学技術イノベーションや起業に関する講演会聴講
・【課題発見・解決型授業】イノベーションや起業のための企画書の作成と発表
・イノベーションや起業マインドの醸成についてPROGにより効果を検証する。
・パテントコンテスト(特許検索競技大会)を通じて知財の調査方法を学ぶ。
注意点:
・系基幹科目(必履修)である。
・地域企業、大学等研究機関にご協力、ご講演いただく。今回の取組みを通して幅広い進路選択の参考としてください。
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
講演1(予備知識):「一関市の活性化策について」一関市市長公室政策企画課 |
「一関市の活性化策について」を聴講し地域の課題を知る
|
2週 |
講演2(予備知識):デザイン思考講演-デザイン思考って何? |
デザイン思考について理解し手法を身に着ける【課題1】
|
3週 |
講義1(予備知識):戸谷 |
バイオ実験測定原理,免疫,臨床検査,多糖,糖鎖,パンデミックなどを理解する【課題2】
|
4週 |
講演3 大学発スタートアップ(広島大学・TOLIC企業) |
レクチン,糖鎖,がんと感染症,臨床検査,について理解する
|
5週 |
講演4 高専発スタートアップ(苫小牧高専発・福島大学) |
糖鎖工学とインフルエンザ迅速診断システム,について理解する
|
6週 |
講演5 大学研究紹介(長岡技科大) |
MPSと再生医療,について理解する(基礎知識)
|
7週 |
講演6 講演6 大学発スタートアップ(東京大学発企業) |
ユーグレナによるヘルスケア分野の課題解決,について理解する
|
8週 |
講演7 大学発スタートアップ(山形大学発) |
高分子ポリマーから100%米粉パンの創出へ農商工連携で課題を解決,について理解する
|
4thQ |
9週 |
講演8 大学発スタートアップ(東北大学発) |
タンパク質の進化分子工学×AIでバイオ医薬品の開発につながる,ことを理解する
|
10週 |
講演9 大学発スタートアップ(京都大学発・TOLIC企業) |
MPSと精密機械との異分野融合について理解する【課題3:講演3~9,課題は各回に分散予定】
|
11週 |
イノベーションや起業のための,課題発見・解決型授業 グループワーク1 |
・課題説明(独自テーマ歓迎),班分け ・課題抽出・解決シミュレーション(デザイン思考利用)
|
12週 |
イノベーションや起業のための,課題発見・解決型授業 グループワーク2 |
課題抽出・解決シミュレーションを実施(デザイン思考利用)
|
13週 |
イノベーションや起業のための,課題発見・解決型授業 グループワーク3 |
課題抽出・解決シミュレーションを実施(デザイン思考利用)
|
14週 |
課題発見・解決型授業 発表会 |
デザイン思考に基づいた企画案をピッチとして伝える【企画発表会】
|
15週 |
知財教育、特許・商標検索(予備日) |
特許検索競技大会 サテライト開催に参加し,知財スキルを養う。【課題4】
|
16週 |
地域企業情報交換会 in 一関(予備日) |
一関市内会場で地域企業数十社の展示ブースを訪問し,コミュニケーションスキルを養う。
|
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。 | 3 | 後2,後11,後12,後13,後14 |
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。 | 3 | 後2,後11,後12,後13,後14 |
態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。 | 3 | 後11,後12,後13,後14,後16 |
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。 | 3 | 後11,後12,後13,後14,後16 |
目標の実現に向けて計画ができる。 | 3 | 後11,後12,後13,後14 |
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。 | 3 | 後11,後12,後13,後14 |
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。 | 3 | 後11,後12,後13,後14 |
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。 | 3 | 後16 |
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。 | 3 | 後2,後11,後12,後13,後14 |
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。 | 3 | 後2,後11,後12,後13,後14 |
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。 | 3 | 後2,後11,後12,後13,後14 |
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。 | 3 | 後2,後11,後12,後13,後14 |
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。 | 3 | 後11,後12,後13,後14 |
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。 | 3 | 後11,後12,後13,後14 |
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている | 3 | 後11,後12,後13,後14 |
法令やルールを遵守した行動をとれる。 | 3 | |
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。 | 3 | 後16 |
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。 | 3 | 後1,後12 |
総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。 | 2 | 後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。 | 2 | 後2,後11,後12,後13,後14 |
課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。 | 2 | 後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14 |
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。 | 2 | 後11,後12,後13,後14 |
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。 | 2 | 後1,後11,後12,後13,後14 |