概要:
ハロゲンや酸素、窒素などを含むさまざまな有機化合物の性質や反応が、どのような法則のもとに規則正しく整理され理解されているかを学び、なぜこのような反応が起こるのかについて暗記に頼らない考え方を身につける。
授業の進め方・方法:
授業は、教科書中心に行うが、演習も随時行う。
注意点:
【事前学習】
授業内容に対する教科書の内容を事前に読んでおくこと。また、ノートの前回の授業部分を復習しておくこと。
【評価方法】
試験結果(80%)、課題(20%)で評価する。詳細は第1回目の授業で告知する。
定期試験では、上記の反応および有機化合物の合成法などについての理解度を評価する。
総合成績60点以上を単位修得とする。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
立体化学 |
立体配置の表示法に従い構造⇔命名の変換ができる。
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2週 |
ハロゲン化アルキル1 |
命名法に従ってRXの構造⇔命名の変換ができる。
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3週 |
ハロゲン化アルキル2 |
SN反応, E反応の特徴を分類できる。
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4週 |
ハロゲン化アルキル3 |
Grignard試薬の特徴を挙げ反応式を書ける。
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5週 |
アルコールとフェノール1 |
命名法に従いROH, PhOHの構造⇔命名の変換ができる。
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6週 |
アルコールとフェノール2 |
ROH, PhOHの合成法と反応性について反応式が書ける。
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7週 |
エーテル |
RORの命名, 合成法および反応性を説明できる。
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8週 |
中間試験 |
※ 遠隔の場合、Web試験となることもある
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2ndQ |
9週 |
アルデヒドとケトン1 |
命名法に従いRCHO,R1R2C=Oの構造⇔命名の変換ができる。
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10週 |
アルデヒドとケトン2 |
RCHO,R1R2C=Oの合成法とカルボニル化合物の求核付加反応について反応式が書ける。
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11週 |
アルデヒドとケトン3 |
エノラートとその反応性について反応式が書ける。
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12週 |
カルボン酸とその誘導体1 |
命名法に従いRCOOH,その誘導体の構造⇔命名の変換ができる。
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13週 |
カルボン酸とその誘導体2 |
RCOOH,その誘導体の合成法と反応性について反応式が書ける。
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14週 |
カルボン酸とその誘導体3
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カルボン酸誘導体の反応性について反応式が書ける。 命名法に従いアミン類の構造⇔命名の変換ができる。 アミン類の合成法と反応性について反応式が書ける。
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15週 |
(※期末試験の後) まとめ |
※ 遠隔の場合、Web試験となることもある 試験の解説、学習内容を振り返る
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 有機化学 | 代表的な官能基を有する化合物を含み、IUPACの命名法に基づき、構造から名前、名前から構造の変換ができる。 | 4 | 前2,前5,前9,前12 |
σ結合とπ結合について説明できる。 | 4 | |
混成軌道を用い物質の形を説明できる。 | 4 | |
誘起効果と共鳴効果を理解し、結合の分極を予測できる。 | 4 | |
σ結合とπ結合の違いを分子軌道を使い説明できる。 | 4 | |
ルイス構造を書くことができ、それを利用して反応に結びつけることができる。 | 4 | |
共鳴構造について説明できる。 | 4 | |
分子の三次元的な構造がイメージでき、異性体について説明できる。 | 4 | 前1 |
構造異性体、シスートランス異性体、鏡像異性体などを説明できる。 | 4 | |
化合物の立体化学に関して、その表記法により正しく表示できる。 | 4 | 前1 |
代表的な官能基に関して、その構造および性質を説明できる。 | 4 | 前3,前4,前6,前7,前10,前11,前13,前14 |
それらの官能基を含む化合物の合成法およびその反応を説明できる。 | 4 | 前3,前4,前6,前7,前10,前11,前13,前14 |
代表的な反応に関して、その反応機構を説明できる。 | 4 | 前3,前4,前6,前7,前10,前11,前13,前14 |