環境・エネルギー概論Ⅱ

科目基礎情報

学校 一関工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 環境・エネルギー概論Ⅱ
科目番号 0012 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 未来創造工学科(分野展開・系発展) 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 なし(自作資料を活用)
担当教員 照井 教文,阿部 林治

到達目標

機械・知能系、電気・電子系、情報・ソフトウェア系および化学・バイオ系の観点に基づいた環境・エネルギー工学に関する内容について具体的な事例を理解し、より専門的な知識を得る。

【教育目標 】D
【キーワード】エネルギー、環境工学

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
機械・知能系の内容機械・知能系の内容について、具体的な事例を多く活用してより詳細な説明をすることができる。機械・知能系の内容について、簡単な事例を用いて具体的な説明をすることができる。機械・知能系の内容について、簡単な事例を用いて具体的な説明をすることができない。
電気・電子系の内容電気・電子系の内容について、具体的な事例を多く活用してより詳細な説明をすることができる。電気・電子系の内容について、簡単な事例を用いて具体的な説明をすることができる。電気・電子系の内容について、簡単な事例を用いて具体的な説明をすることができない。
情報・ソフトウェア系の内容情報・ソフトウェア系の内容について、具体的な事例を多く活用してより詳細な説明をすることができる。情報・ソフトウェア系の内容について、簡単な事例を用いて具体的な説明をすることができる。情報・ソフトウェア系の内容について、簡単な事例を用いて具体的な説明をすることができない。
化学・バイオ系の内容 化学・バイオ系の内容について、具体的な事例を多く活用してより詳細な説明をすることができる。化学・バイオ系の内容について、簡単な事例を用いて具体的な説明をすることができる。化学・バイオ系の内容について、簡単な事例を用いて具体的な説明をすることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
前期の授業である環境・エネルギー概論Ⅰの内容を踏まえてより専門性が高い内容を学ぶ。
具体的には機械系・電気系・情報系・化学系の4つの系において環境やエネルギーに関係が深い内容をオムバス形式で提示する。
さらに環境問題に関して世界的な視野に立ち、その成り立ちや歴史、現在の状況についても学ぶ。
授業の進め方・方法:
各授業ごとに資料に基づいた授業を実施する。
PCを用いた作業(検索等)も実施する。
注意点:
【注意点】
 資料の配布や学生の課題提出などはすべてMoodleを活用することになるため、Moodleの利用について熟知しておくこと。
【事前学習 】
 低学年における物理、化学の内容を確認しておくことが望ましい。
【評価方法・基準 】
課題レポート(100%)で評価する。詳細は第1回目の授業で告知する。
課題数は4とし、機械系、電気系、情報系、化学系の担当教員からそれぞれの講義の際に内容を通知される。
総合成績60点以上を単位修得とする。未提出の課題がある場合は、単位修得を認めない。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 授業で取り扱う内容について理解することができる。
2週 機械・知能系:流体エネルギーの変換 各種流体がもつ運動エネルギーをどのように利用 し、どのように変換してエネルギーを取り出すこ とができるかについて説明できる。
3週 機械・知能系:熱エネルギーの変換 各種熱源からの熱エネルギーをどのように利用し、どのように変換してエネルギーを取り出すことができるかについて説明できる。
4週 機械・知能系:機械的エネルギーの貯蔵 機械的エネルギーを貯蔵するためにはどのような技術があり、どのように利用されているのかについて説明できる。
5週 電気・電子系:電気エネルギーの利用Ⅰ 発電・送電・配電の仕組みについて説明することができる。
6週 電気・電子系:電気エネルギーの利用Ⅱ 水力、火力、原子力等の利用状況について説明することができる。
7週 電気・電子系:電気エネルギーの利用Ⅲ 太陽光発電などの自然エネルギーの利用状況について説明することができる。
8週 前半のまとめ これまでの内容を振り返りながら、総括することができる。
4thQ
9週 情報・ソフトウェア系:センシング技術 様々なセンサの機能や、基本的な原理について説明することができる。ノイズや誤差についての基本的な知識があり、得られたデータを適切に扱うことができる。
10週 情報・ソフトウェア系:データの収集・分析・共有 目的に応じて、収集すべきデータが選定できる。基本的なデータ分析の手法について理解できる。オープンデータについて説明することができる。
11週 情報・ソフトウェア系:分析結果の可視化・活用 種々のグラフから、情報を適切に読み取ることができる。種々のグラフの特徴について理解し、適切なグラフの選定ができる。様々な可視化手法について理解できる。
12週 化学・バイオ系:化学的環境問題 化学的な観点から、これまでの環境問題の歴史的状況について理解することができる。
13週 化学・バイオ系:環境汚染物質 化学的な観点から、環境汚染物資の内容について理解することができる。
14週 化学・バイオ系:環境問題の解決 化学的な観点から、環境問題の解決法について理解し、提案することができる。
15週 まとめ これまでの内容を振り返りながら、総括することができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

課題合計
総合評価割合100100
基礎的・専門的能力100100