自動車設計工学

科目基礎情報

学校 一関工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 自動車設計工学
科目番号 0009 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産工学専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 独自の授業資料(オンライン上で配布)
担当教員 伊藤 一也

到達目標

①自動車設計の概要が理解できる
②開発構想書に必要な情報が理解できる
③動力性能を設計できる
④車両運動性能を設計できる
⑤車体を設計できる
【教育目標】D
【学習・到達目標】D-1

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
自動車設計の概要が理解できる自動車設計の概要を説明出来る自動車設計の概要を概ね説明出来る自動車設計の概要を説明出来ない
開発構想書に必要な情報が理解できる自動車設計に必要な開発構想書の内容が理解できる自動車設計に必要な開発構想書の内容が概ね理解できる自動車設計に必要な開発構想書の内容が理解できない
動力性能を設計できる自動車設計の理論に基づいた動力性能の設計が一人で完遂出来る自動車設計の理論に基づいた動力性能の設計が指導者の指示の下で完遂出来る自動車設計の理論に基づいた動力性能の設計が出来ない
車両運動性能を設計できる自動車設計の理論に基づいた車両運動性能の設計が一人で完遂出来る自動車設計の理論に基づいた車両運動性能の設計が指導者の指示の下で完遂出来る自動車設計の理論に基づいた車両運動性能の設計が出来ない
車体を設計できる自動車設計の理論に基づいた車体の設計が一人で完遂出来る自動車設計の理論に基づいた車体の設計が指導者の指示の下で完遂出来る自動車設計の理論に基づいた車体の設計が出来ない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
様々な機械工学の専門知識を組合せて応用した工業製品である自動車の開発設計に必要な知識と,製品の企画・開発・設計に要する総合力を修得する。
なお、本科目は自動車メーカーにおいて商品開発の実務経験を有する教員が実施する。
授業の進め方・方法:
独自資料を用いた講義、PCを用いた演習、および小型電気自動車PIUSを用いた実習とする。
前期(12コマ):講義・演習(遠隔授業形式)
後期(3コマ):実習(集中講義形式)
注意点:
【事前学習】 
 「授業内容」に対応する教科書・Moodleに掲載する資料の内容を事前に読んでおくこと。
【評価方法・評価基準】
 座学の課題レポート(20%)、実習(30%)、最終レポート(50%)で評価する。詳細は第1回目の授業で告知する。
 実習は、実習の積極性と学んだ内容で評価する。
 最終レポートは、与えられたテーマに関する新型自動車の提案内容の工学的合理性について評価する。

 なお、前期は遠隔授業、後期は集中講義(1日)で実施するため、成績の確定は学年末となる。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 自動車設計の基礎 自動車設計の概要が理解できる
2週 コンセプト・レイアウト・開発日程 開発構想書に必要な情報が理解できる
3週 動力性能の基礎 動力性能の基礎が理解できる
4週 動力性能の設計 動力性能を設計できる
5週 ブレーキ・サスペンション・ステアリング 走る・曲がる・止まるに関わる要素の基礎が理解できる
6週 タイヤ特性・ドライビング タイヤ特性とドライビングの関係が理解できる
7週 サスペンション・ジオメトリ・ロール剛性配分 車両運動性能に関わる要素の影響を理解できる
8週 車両運動性能の基礎 車両運動性能の基礎が理解できる
2ndQ
9週 車両運動性能の設計 車両運動性能を設計できる
10週 駆動力配分の設計 駆動力配分を設計できる
11週 車室内設計の基礎 車室内設計の基礎が理解できる
12週 集中講義(1):動力性能実習 動力性能の違いを体感し、理解できる
13週 集中講義(2):操縦安定性能実習(1) サスペンションアライメントの違いによる動力性能への影響を体感し、理解できる
14週 集中講義(3):操縦安定性能実習(2) ロール剛性の違いによる動力性能への影響を体感し、理解できる
15週 まとめ 与えられたテーマに関する新型自動車の提案内容をまとめる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題レポート実習最終レポートポートフォリオその他合計
総合評価割合020305000100
基礎的能力0100200030
専門的能力01015200045
分野横断的能力0015100025