自動車設計工学

科目基礎情報

学校 一関工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 自動車設計工学
科目番号 0011 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産工学専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 PIUSにみる車両工学概論(理工図書)、独自の授業資料
担当教員 伊藤 一也

到達目標

①自動車設計の概要が理解できる
②開発構想書に必要な情報が理解できる
③動力性能を設計できる
④車両運動性能を設計できる
⑤車体を設計できる
【教育目標】D
【学習・到達目標】D-1

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
自動車設計の概要が理解できる自動車設計の概要を説明出来る自動車設計の概要を概ね説明出来る自動車設計の概要を説明出来ない
開発構想書に必要な情報が理解できる自動車設計に必要な開発構想書の内容が理解できる自動車設計に必要な開発構想書の内容が概ね理解できる自動車設計に必要な開発構想書の内容が理解できない
動力性能を設計できる自動車設計の理論に基づいた動力性能の設計が一人で完遂出来る自動車設計の理論に基づいた動力性能の設計が指導者の指示の下で完遂出来る自動車設計の理論に基づいた動力性能の設計が出来ない
車両運動性能を設計できる自動車設計の理論に基づいた車両運動性能の設計が一人で完遂出来る自動車設計の理論に基づいた車両運動性能の設計が指導者の指示の下で完遂出来る自動車設計の理論に基づいた車両運動性能の設計が出来ない
車体を設計できる自動車設計の理論に基づいた車体の設計が一人で完遂出来る自動車設計の理論に基づいた車体の設計が指導者の指示の下で完遂出来る自動車設計の理論に基づいた車体の設計が出来ない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
様々な機械工学の専門知識を組合せて応用した工業製品である自動車の開発設計に必要な知識と,製品の企画・開発・設計に要する総合力を修得する。
なお、本科目は自動車メーカーにおいて商品開発の実務経験を有する教員が実施する。
授業の進め方・方法:
教科書と独自資料を用いた講義、およびPCを用いた演習を行う。
注意点:
【事前学習】 
 「授業内容」に対応する教科書・Moodleに掲載する独自資料の内容を事前に読んでおくこと。
【評価方法・評価基準】
 座学の課題レポート(20%)とグループワーク(80%)で評価する。詳細は第1回目の授業で告知する。グループワークは、授業で学んだことを応用して立案した自動車の開発構想書に関する提案内容の工学的合理性について評価する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 自動車設計の基礎 自動車設計の概要が理解できる
2週 コンセプト・レイアウト・開発日程 開発構想書に必要な情報が理解できる
3週 動力性能の基礎 動力性能の基礎が理解できる
4週 動力性能の設計 動力性能を設計できる
5週 ブレーキ・サスペンション・ステアリング 走る・曲がる・止まるに関わる要素の基礎が理解できる
6週 タイヤ特性・ドライビング タイヤ特性とドライビングの関係が理解できる
7週 サスペンション・ジオメトリ・ロール剛性配分 車両運動性能に関わる要素の影響を理解できる
8週 車両運動性能の基礎 車両運動性能の基礎が理解できる
2ndQ
9週 車両運動性能の設計 車両運動性能を設計できる
10週 駆動力配分の設計 駆動力配分を設計できる
11週 車室内設計の基礎 車室内設計の基礎が理解できる
12週 人間中心設計の基礎 自動車に関わる人間工学の基礎と自動車設計への適用事例が理解できる
13週 自動車の商品性開発 自動車の商品性を高めるための事例を理解できる
14週 グループワーク 与えられた自動車設計の課題に対する提案内容をグループ毎にまとめる
15週 グループワーク発表・まとめ 与えられた自動車設計の課題に対する提案内容を発表し、意思決定者からのフィードバックを受ける
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題レポートグループワーク態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合02080000100
基礎的能力0104000050
専門的能力0102000030
分野横断的能力002000020