化学情報工学

科目基礎情報

学校 一関工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 化学情報工学
科目番号 0006 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 物質化学工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 配布資料
担当教員 貝原 巳樹雄

到達目標

【教育目標】 D 【学習・教育到達目標】 D-1,D-2
分光・環境・化学データ取得方法の多様化、大量化が顕著になっています。そこで、実際の分光計測データなどを用いた演習により大量データの解析手法や結果の解釈方法を修得してもらうこと。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
大量の数値データの解析。データに応じて、解析手法を選択でき、その位置づけや意味を把握できる。また、自身で解析方法を提案できる。各種の手法を用いてデータの位置づけや意味を把握できる。各種の手法を用いても、データの位置づけや意味を把握できない。
分光器によるデータの取得。試料の状態によって、適切な測定方法を選択でき、測定結果の解析から、総合的な試料の診断ができる。試料の形態に応じて種々の測定方法を選択でき、測定結果の情報解析ができる。試料の形態に応じた適切な測定方法を選択できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
近年、分光・環境・化学データ取得方法の多様化、大量化が顕著になっています。そこで、実際の分光計測データなどを用いた演習により大量データの解析手法や結果の解釈方法を修得してもらう。
授業の進め方・方法:
・情報解析の時間はPCを持参してもらい、分光計測や環境情報のデータ解析に活用してもらう。

注意点:
試験と課題発表または、個人報告で評価します。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 導入 情報化学の目的と必要性、授業の進め方を把握できる。
2週 Rの紹介 Rのインストール。
3週 データからの知識発見・線形代数の振り返り Rによる線形代数の振り返り。
4週 データからの知識発見・データの視覚化 Rによるデータの視覚化。。
5週 分光計測・環境データ解析 主成分分析 Rによる主成分分析。
6週 分光計測・環境データ解析 回帰分析 Rによる回帰分析。
7週 分光計測・環境データ解析 クラスター分析 Rによるクラスター分析。
8週 分光計測・環境データ解析 決定木分析 Rによる決定木分析。
4thQ
9週 ガソリンの分光計測データ解析 主成分分析・回帰分析 分光計測データへの主成分分析・回帰分析の適用。
10週 ガソリンの分光計測データ解析 クラスター分析・決定木分析 分光計測データへのクラスター分析・決定木分析の適用。
11週 データの総合解析 主成分分析・回帰分析・クラスター分析・決定木分析 一連のデータ解析とその解釈を実習する。
12週 分光計測・プラスチック測定実験 (1) プラスチックのデータ取得。
13週 分光計測・プラスチック測定実験 (2) プラスチックのデータ取得。
14週 課題発表 測定実験の報告。
15週 試験
16週 まとめ 試験解説と振り返り

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題発表合計
総合評価割合6040100
基礎的能力301545
専門的能力151530
分野横断的能力151025