経営工学

科目基礎情報

学校 一関工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 経営工学
科目番号 0001 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 専攻共通 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 生産管理概論 第2版,著者 桑田秀夫,発行 日刊工業新聞社
担当教員 郷 冨夫

到達目標

①経営工学の中の生産管理技法として,工程管理や作業管理,品質管理,資材管理,原価管理の基礎を理解できる。
②品質管理の手法として,各種統計手法を理解し,活用できる。
③経営分析の基礎を理解し,簡単なBEP計算を行うことができる。

【教育目標】C
【学習・教育到達目標】C-2,C-3

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
①経営工学の中の生産管理技法として,工程管理や作業管理,品質管理,資材管理,原価管理の基礎を理解できる。工程管理や作業管理,品質管理,資材管理,原価管理の基礎を理解できる。工程管理や作業管理,品質管理,資材管理,原価管理の基礎を理解できる。工程管理や作業管理,品質管理,資材管理,原価管理の基礎を理解できない。
②品質管理の手法として,各種統計手法を理解し,活用できる。品質管理の基本として各種統計手法を理解し活用できる。品質管理の基本として各種統計手法を理解し活用できる。品質管理の基本として各種統計手法を理解できず活用できない。
③経営分析の基礎を理解し,簡単なBEP計算を行うことができる。経営分析の基礎を理解でき,簡単なBEP計算を行うことができる。経営分析の基礎を理解でき,簡単なBEP計算を行うことができる。経営分析の基礎を理解できず,簡単なBEP計算を行うことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
経営工学は,企業経営や工場経営における,主に生産性の向上を図るための管理技法といえる。
大きくは,会社経営,環境経営,技術経営,国際化対応などの分野があるが,ここでは,主に「生産管理技法」を扱う。「工程管理」「品質管理」「資材管理」「原価管理」などについて,基本的手法を習得することを目標とする。
授業の進め方・方法:
「授業項目」に対応する教科書の内容を事前に読んでおくこと。また、ノートの前回の授業部分を復習しておくこと。
技術者として社会で経験する実務上の問題は,生産に係るものが多い。その解決を図る技法として,上記「工程管理」「品質管理」「資材管理」「原価管理」などが挙げられる。
注意点:
試験結果( 100%)で評価する。詳細は第1回目の授業で告知する。
統計的品質管理技法など,基本的技法の理解の程度を評価する。60点以上を単位修得とする。
課題等を課すので自学自習をしてレポート等を提出すること。自学自習レポートの未提出が,4分の1を越える場合は不合格点とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 経営工学とは 経営工学の概要がわかる
2週 工場経営 ,人間行動研究 工場における経営管理の概要がわかる
3週 IE,OR,トヨタ方式,MOT 経営方式の各種方法についてわかる
4週 工程分析,動作研究 作業工程分析についてわかる
5週 需要予測 需要予測の方法についてわかる
6週 品質管理 QCの七つ道具,統計手法 日常の品質管理技法がわかる
7週 品質管理 管理図法 作業工程の管理技法がわかる
8週 品質管理 散布図,相関と回帰 相関係数についてわかる
2ndQ
9週 品質管理 実験計画法,品質工学 品質工学についてわかる
10週 品質管理 工程改善,TQM 工程能力についてわかる
11週 線形計画法 線形計画法についてわかる
12週 待ち行列理論,ゲームの理論 待ち行列理論,ゲームの理論についてわかる
13週 資材管理 発注点管理についてわかる
14週 原価管理,経済性分析,経営分析 損益分岐点分析,経営分析についてわかる
15週 まとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験合計
総合評価割合100100
工程管理3030
品質管理5050
経営手法2020