到達目標
①経営工学の中の生産管理技法として,工程管理や作業管理,品質管理,資材管理,原価管理の基礎を理解できる。
②品質管理の手法として,各種統計手法を理解し,活用できる。
③経営分析の基礎を理解し,簡単なBEP計算を行うことができる。
【教育目標】C
【学習・教育到達目標】C-2,C-3
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
①経営工学の中の生産管理技法として,工程管理や作業管理,品質管理,資材管理,原価管理の基礎を理解できる。 | 工程管理や作業管理,品質管理,資材管理,原価管理の基礎を理解できる。 | 工程管理や作業管理,品質管理,資材管理,原価管理の基礎を理解できる。 | 工程管理や作業管理,品質管理,資材管理,原価管理の基礎を理解できない。 |
②品質管理の手法として,各種統計手法を理解し,活用できる。 | 品質管理の基本として各種統計手法を理解し活用できる。 | 品質管理の基本として各種統計手法を理解し活用できる。 | 品質管理の基本として各種統計手法を理解できず活用できない。 |
③経営分析の基礎を理解し,簡単なBEP計算を行うことができる。 | 経営分析の基礎を理解でき,簡単なBEP計算を行うことができる。 | 経営分析の基礎を理解でき,簡単なBEP計算を行うことができる。 | 経営分析の基礎を理解できず,簡単なBEP計算を行うことができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
経営工学は,企業経営や工場経営における,主に生産性の向上を図るための管理技法といえる。
大きくは,会社経営,環境経営,技術経営,国際化対応などの分野があるが,ここでは,主に「生産管理技法」を扱う。「工程管理」「品質管理」「資材管理」「原価管理」などについて,基本的手法を習得することを目標とする。
授業の進め方・方法:
「授業項目」に対応する教科書の内容を事前に読んでおくこと。また、ノートの前回の授業部分を復習しておくこと。
技術者として社会で経験する実務上の問題は,生産に係るものが多い。その解決を図る技法として,上記「工程管理」「品質管理」「資材管理」「原価管理」などが挙げられる。
注意点:
試験結果( 100%)で評価する。詳細は第1回目の授業で告知する。
統計的品質管理技法など,基本的技法の理解の程度を評価する。60点以上を単位修得とする。
課題等を課すので自学自習をしてレポート等を提出すること。自学自習レポートの未提出が,4分の1を越える場合は不合格点とする。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
経営工学とは |
経営工学の概要がわかる
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2週 |
工場経営 ,人間行動研究 |
工場における経営管理の概要がわかる
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3週 |
IE,OR,トヨタ方式,MOT |
経営方式の各種方法についてわかる
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4週 |
工程分析,動作研究 |
作業工程分析についてわかる
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5週 |
需要予測 |
需要予測の方法についてわかる
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6週 |
品質管理 QCの七つ道具,統計手法 |
日常の品質管理技法がわかる
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7週 |
品質管理 管理図法 |
作業工程の管理技法がわかる
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8週 |
品質管理 散布図,相関と回帰 |
相関係数についてわかる
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2ndQ |
9週 |
品質管理 実験計画法,品質工学 |
品質工学についてわかる
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10週 |
品質管理 工程改善,TQM |
工程能力についてわかる
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11週 |
線形計画法 |
線形計画法についてわかる
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12週 |
待ち行列理論,ゲームの理論 |
待ち行列理論,ゲームの理論についてわかる
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13週 |
資材管理 |
発注点管理についてわかる
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14週 |
原価管理,経済性分析,経営分析 |
損益分岐点分析,経営分析についてわかる
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15週 |
まとめ |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 100 |
工程管理 | 30 | 30 |
品質管理 | 50 | 50 |
経営手法 | 20 | 20 |