到達目標
材料表面の原子配列、構造等の表面状態による界面現象を理解する。また、X線回折による元素分析を理解する。電極電位について学び、腐
食が電気化学的に起こることを理解する。表面処理により、材料特性が改善されることがわかる。
教育目標: C 学習・教育到達目標: C-2
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
①金属表面の界面現象を理解し、またX線による元素分析を理解する。 | 金属表面の構造と性質から界面現象を理解し、表面現象が結晶方位により異方性があることを知る。また、X線による元素分析を理解し、その応用が出来る。 | 金属表面の構造と性質から界面現象を理解し、表面現象が結晶方位により異方性があることを知る。また、X線による元素分析を理解出来ること。 | 金属表面の構造と性質から界面現象や、表面現象が結晶方位により異方性があること、また、X線による元素分析を理解出来ない。 |
②金属と液体間で生ずる電極電位について理解し、腐食が電気化学的に起こることを理解する。また電位-pH図を理解する。 | 金属と液体間で生ずる電極電位について理解し、腐食が電気化学的に起こることを理解する。また電位-pH図を理解し、その応用が出来る。 | 金属と液体間で生ずる電極電位について理解し、腐食が電気化学的に起こることを理解する。また電位-pH図を理解出来る。 | 金属と液体間で生ずる電極電位や、腐食が電気化学的に起こることや、電位-pH図を理解出来ない。 |
③ステンレス鋼の分極曲線を理解する。 | ステンレス鋼の分極曲線を理解し、その応用が出来る。 | ステンレス鋼の分極曲線を理解出来る。 | ステンレス鋼の分極曲線を理解出来ない。 |
④耐食材料がわかる。また表面処理により、材料特性が改善されることを理解する。 | 耐食材料がわかる。また表面処理により、材料特性が改善されることを理解し、その応用が出来る。 | 耐食材料がわかる。また表面処理により、材料特性が改善されることを理解出来る。 | 耐食材料や。また表面処理により、材料特性が改善されることを理解出来ない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
材料表面の原子配列、構造等の表面状態による界面現象に関すること。また、X線回折による元素分析に関すること
。電極電位について学び、腐食が電気化学的に起こることに関すること。表面処理により、材料特性が改善されること
に関すること。これらの表面に関わる諸現象について学ぶ。
授業の進め方・方法:
ノートの前回の授業部分を復習しておくこと。 授業は座学中心で、理解を容易にするため課題等で補足しながら進めて
ゆく。プリント使用。
注意点:
自学自習をして課題を提出すること。自己学習の課題の未提出が、4分の1を超える場合は不合格点とする。総合成績
60点以上で単位修得とする。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
金属表面の構造と性質 |
金属の表面構造と性質を知る。
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2週 |
金属表面の構造と性質 |
金属の表面構造と性質を知る。
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3週 |
表面の欠陥 |
表面の欠陥を知る。
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4週 |
X線回折と結晶構造 |
X線回折と結晶構造の関係を知る。
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5週 |
蛍光X線分析・X線マイクロアナライザー |
蛍光X線分析・X線マイクロアナライザーの原理を知る。
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6週 |
電極電位 |
電極電位の意味を知る。
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7週 |
腐食の形式 |
腐食の形式を知る。
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8週 |
平衡電位の測定、電位pH図 |
電位pH図を知る。
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2ndQ |
9週 |
Fe-H2O系Pourbaix図 |
Pourbaix図を理解する。
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10週 |
分極と腐食電位 |
分極と腐食電位を知る。
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11週 |
分極曲線 |
分極曲線を理解する。
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12週 |
耐食材料 |
耐食材料を知る。
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13週 |
金属の表面処理 |
金属の表面処理を知る。
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14週 |
金属めっき |
金属めっきを知る。
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
試験の解説 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 期末試験 | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 40 | 20 | 60 |
専門的能力 | 40 | 0 | 40 |