知的財産

科目基礎情報

学校 一関工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 知的財産
科目番号 0015 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 専攻共通 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 知的財産管理技能検定公式テキスト3級
担当教員 貝原 巳樹雄,梁川 甲午

到達目標

【教育目標】C,D,E  【学習・教育到達目標】C-3,D-2,E-2
 先行技術文献に基づく特許出願書の書き方を理解し、発明提案を実践する。
特許法、著作権を中心に知的財産権の法的知識を理解する。



ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
発明提案の取組み特許出願が可能なレベル先行技術文献と提案内容との比較から新規性や進歩性を主張することができる。 提案内容に新規性と進歩性の両者が不足している。
法制度の知識レベル特許、実用新案、意匠、商標、著作権、条約などについて、いずれもその概要説明ができ、かつ、詳細な内容についても正誤の判別がつけられる。特許、実用新案、意匠、商標、著作権、条約などについて、いずれもその概要説明ができる。特許、実用新案、意匠、商標、著作権、条約などについて、いずれもその概要説明ができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
新興国の台頭とそれに伴う大競争時代を迎え、知的財産による国際競争力強化は国家的な目標となっている。知的財産権の法制度(特許、実用新案、意匠、商法、著作権、条約、不正競争防止法)については特許、著作権を中心に学習する。また、コーチングやファシリテーションを活用した質問・対話・討論により発明提案の課題に取組んでもらう。
授業の進め方・方法:
知的財産権の法制度については、公式テキストを用いた学習を進める。発明課題では、コーチングやファシリテーションのスキルを活用して各々の解決策をレベルアップする。
注意点:
アイスブレークや質問・対話・討論に積極的に参加ください。
先行特許調査では、PCの持参を求めることがあります。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 導入 概要と授業の進め方を把握する。
2週 記憶と発想 概要を説明できる。
3週 特許法と発明の創り方 概要を説明できる。
4週 特許法と発明の新規性 概要を説明できる。
5週 特許法と発明の理論 概要を説明できる。
6週 特許法と発明課題選定 概要を把握して課題に取組める。
7週 著作権と発明課題中間発表 概要を把握して課題に取組める。
8週 著作権と発明課題取組(1) 概要を把握して課題に取組める。
2ndQ
9週 著作権と発明課題取組(2) 概要を把握して課題に取組める。
10週 実用新案と発明課題取組(3) 概要を把握して課題に取組める。
11週 意匠と発明課題取組(4) 概要を把握して課題に取組める。
12週 商法と発明課題取組(5) 概要を把握して課題を発表できる。
13週 発明課題発表(1) 課題を発表できる。
14週 発明課題発表(2) 課題を発表できる。
15週 試験(知的財産全般) 知的財産管理技能検定の概要を説明できる。
16週 まとめと振り返り 学習・取り組み内容を点検できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発明課題合計
総合評価割合2575100
基礎的能力102535
専門的能力152540
分野横断的能力02525