経営工学

科目基礎情報

学校 一関工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 経営工学
科目番号 0020 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 専攻共通 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 生産管理概論 第2版,著者 桑田秀夫,発行 日刊工業新聞社
担当教員 早川 知道

到達目標

①経営工学の中の生産管理技法として,工程管理や作業管理,品質管理,資材管理,原価管理の基礎を理解できる。
②品質管理の手法として,各種統計手法を理解し,活用できる。
③経営分析の基礎を理解し,課題解決方法を立案することができる。

【教育目標】C
【学習・教育到達目標】C-2,C-3

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
①経営工学の中の生産管理技法として,工程管理や作業管理,品質管理,資材管理,原価管理の基礎を理解できる。自分の力で、工程管理や作業管理,品質管理,資材管理,原価管理の基礎を理解できる。工程管理や作業管理,品質管理,資材管理,原価管理の基礎を理解できる。工程管理や作業管理,品質管理,資材管理,原価管理の基礎を理解できない。
②品質管理の手法として,各種統計手法を理解し,活用できる。自分の力で、品質管理の基本として各種統計手法を理解し活用できる。品質管理の基本として各種統計手法を理解し活用できる。品質管理の基本として各種統計手法を理解できず活用できない。
③経営分析の基礎を理解し,課題解決方法を立案することができる。自分の力で、経営分析の基礎を理解し,課題解決方法を立案することができる。経営分析の基礎を理解し,課題解決方法を立案することができる。経営分析の基礎を理解できず,課題解決方法を立案することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
経営工学は,企業経営や工場経営における,主に生産性の向上を図るための管理技法といえる。
大きくは,会社経営,環境経営,技術経営,国際化対応などの分野があるが,ここでは,主に「生産管理技法」を扱う。「工程管理」「品質管理」「資材管理」「原価管理」などについて,基本的手法を習得することを目標とする。
授業の進め方・方法:
「授業項目」に対応する教科書の内容を事前に読んでおくこと。また、ノートの前回の授業部分を復習しておくこと。
技術者として社会で経験する実務上の問題は,生産に係るものが多い。その解決を図る技法として,上記「工程管理」「品質管理」「資材管理」「原価管理」などが挙げられる。
注意点:
統計的品質管理技法など,基本的技法の理解の程度を評価する。60点以上を単位修得とする。
なお、授業課題の未提出割合が4分の1を越える場合は不合格とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 経営工学とは 経営工学の概要がわかる
2週 工場経営 ,人間行動研究 工場における経営管理の概要がわかる
3週 IE,OR,トヨタ方式,MOT 経営方式の各種方法についてわかる
4週 工程分析,動作研究 作業工程分析についてわかる
5週 需要予測 需要予測の方法についてわかる
6週 品質管理 QCの七つ道具,統計手法 日常の品質管理技法がわかる
7週 品質管理 管理図法 作業工程の管理技法がわかる
8週 品質管理 散布図,相関と回帰 相関係数についてわかる
2ndQ
9週 品質管理 実験計画法,品質工学 品質工学についてわかる
10週 品質管理 工程改善,TQM 工程能力についてわかる
11週 原価管理・経済性分析・経営分析 原価管理・経済性分析・経営分析についてわかる
12週 VA(Value Analysis)・VE(Value Engineering) VA(Value Analysis)・VE(Value Engineering)についてわかる
13週 VE演習課題 市販されている商品を題材に、VE(Value Engineering)について分析と改善方策を検討する
14週 最終課題 経営工学に関する課題に対する解決方策をまとめる
15週 経営工学のまとめ 経営工学全般について理解する
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

最終課題VE演習授業課題合計
総合評価割合404020100
工程管理1010525
品質管理15251050
経営手法155525