科目基礎情報

学校 一関工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 哲学
科目番号 0002 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 一般科目 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:『現代哲学』、著者:門脇俊介、発行所:産業図書
担当教員 千田 芳樹

到達目標

【教育目標】B
【学習・教育到達目標】B-1、B-2
①現代哲学における知識論の枠組み(ア・プリオリおよびア・ポステリオリな知識、基礎づけ主義、整合説等)を理解できる。
②現代哲学における言語論的転回の意義を理解できる。
③現代哲学におけるウィトゲンシュタインとオースティンの哲学の意義を理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
現代哲学における知識論の枠組みを理解し、その背景にある様々な問題点を説明することができる。現代哲学における知識論の枠組みを理解できる。現代哲学における知識論の枠組みを理解できない。
現代哲学における言語論的転回の意義を理解し、その背景にある様々な問題点を説明することができる。現代哲学における言語論的転回の意義を理解できる。現代哲学における言語論的転回の意義を理解できない。
現代哲学におけるウィトゲンシュタインとオースティンの哲学の意義を理解し、その内容を説明できる。現代哲学におけるウィトゲンシュタインとオースティンの哲学の意義を理解できる。現代哲学におけるウィトゲンシュタインとオースティンの哲学の意義を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
現代哲学において議論されている知識論や言語論等を通じて、哲学的問題を理解し、かつ物事を深く思索する精神を涵養する。
授業の進め方・方法:
講義形式で授業を進める。
時に問題を与え、小グループごとに討議の時間を設け、思索の手がかりとする。
注意点:
【事前学習】授業前に教科書の該当箇所に目を通し、授業中にはノートをとること。
【評価方法・評価基準】試験結果80%、学修レポート20%で評価する。詳細は一回目の授業で告知する。現代西洋哲学の大要の理解の程度を評価する。また本科目は学修単位であるため、自学自習して学修レポートを提出すること。学修レポートの未提出が4分の1を超える場合は不合格とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 現代哲学への導入 現代哲学の背景を理解できる。
2週 知識論(1) 知識とは何か、という哲学的問題の意義を理解できる。
3週 知識論(2) ア・プリオリ、ア・ポステリオリな知識の違いを理解できる。
4週 知識論(3) 知識論をめぐる議論の大枠を理解できる。
5週 知識論(4) 知識論の自然主義を理解できる。
6週 言語論(1) 現代哲学の言語論的転回を理解できる。
7週 言語論(2) 前期ウィトゲンシュタインの哲学の概要を理解できる(1)
8週 言語論(3) 前期ウィトゲンシュタインの哲学の概要を理解できる(2)
2ndQ
9週 言語論(4) 論理実証主義者の意味の検証理論を理解できる。
10週 言語論(5) 後期ウィトゲンシュタインの哲学の概要を理解できる(1)
11週 言語論(6) 後期ウィトゲンシュタインの哲学の概要を理解できる(2)
12週 言語論(7) オースティンの言語行為論の意義を理解できる(1)。
13週 言語論(8) オースティンの言語行為論の意義を理解できる(2)。
14週 言語論(9) クワインの言語哲学の概要を理解できる。
15週 まとめ まとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

期末試験学修レポート相互評価態度ポートフォリオ合計
総合評価割合802000000100
知識論30100000040
言語論50100000060