経済学

科目基礎情報

学校 一関工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 経済学
科目番号 0005 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 一般科目 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書は使用しない。適宜資料などを配布する。
担当教員 平林 一隆

到達目標

初歩的な経済学に関する知識を取得する。基本的な経済学説を理解する。人類社会における経済成長の意味を広く理解する。
【教育目標】B・F
【学習・教育到達目標】B-1・B-2・F-1

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
複雑な経済現象の運動原理を学び、経済関係の本質を理解する。また、経済発展の国際間の相違を理解し、経済成長や豊かさについての歴史や文化による価値観の違いも理解する。
同時に社会科学的な減少のとらえ方考え方を学ぶことで、自然科学との相違点および共通点を考え、科学全般に通じる科学的思考の方法論を理解する。
授業の進め方・方法:
教科書は使用しない。各自、講義ノートをしっかり作成すること。
関連事項について、参考文献を各自参照するように心がけること。参考文献は授業で提示する。
注意点:
【事前学習】
事前に参考文献がどの様な項目を扱っているか確認すること。状況により事前に調べておくことを指示する。
【評価方法・評価基準】
試験結果(100%)で評価する。詳細は第1回授業で告知する。初歩的な経済学に関する知識、基本的な経済学説の理解、人類社会における経済成長の意味を広く理解する程度を評価する。
自学自習をしてレポートを提出すること。自己学習レポートの未提出が、4分の1を超える場合は不合格点とする。
総合成績60点以上を単位修得とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 経済学の対象と方法 経済活動の定義を理解できる。
2週 経済史と経済学説
社会科学および経済学の学問上の特質を理解できる。
3週 資本主義以前の経済史 経済制度の歴史の概観や、その自然的・文化的背景が理解できる。
4週 資本主義の成立と特徴 資本主義の成立条件と、他の経済制度と異なる特徴が理解できる。
5週 アダム=スミスの資本主義観 アダム=スミスの資本主義観を理解できる。
6週 リカード・マルサス論争と資本主義における経済成長 三大階級への分配と経済成長に関する経済学的観点の相違を理解できる。
7週 資本主義における矛盾の拡大とマルクスの資本主義観 資本主義の発展と矛盾について理解できる。
8週 資本主義における矛盾の拡大とマルクスの資本主義観 資本主義における再生産構造と矛盾拡大の関係について理解できる。
2ndQ
9週 限界革命と新たな市場理論 効用価値説および限界学派の基礎理論を理解できる。
10週 限界革命と新たな市場理論 効用価値説および限界学派の基礎理論を理解できる。
11週 資本主義発達の国際間での相違
世界大戦と資本主義における帝国主義
独占資本の市場への影響を理解できる。
帝国主義政策とその背景について理解できる。
12週 世界恐慌とケインズ政策 世界恐慌が経済学説に与えた影響と、ケインズ政策の理論的根拠を理解できる。
13週 資本主義におけるイノベーションとシュンペーターの資本主義観 シュンペーターの産業循環に関する見地と資本主義観を理解できる。
14週 マネタリストの資本主義観
資本主義の現代的課題
マネタリストの資本主義観を理解できる
資本主義の現代的課題を理解できる。
15週 期末試験
16週 試験の解説、内容のまとめ、補足

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的理解500000050
応用的思考300000030
総合的思考200000020