科目基礎情報

学校 一関工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 倫理
科目番号 0006 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 一般科目 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:プリントを配布します。副教材:『アプローチ倫理資料』、編著:東京法令出版
担当教員 千田 芳樹

到達目標

【教育目標】B,F
①古代の西洋倫理思想(キリスト教、ギリシャ思想、等)を理解できる。
②近代の西洋倫理思想(ルネサンス、近代哲学、等)を理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
古代の西洋倫理思想を理解できる。古代の西洋倫理思想を理解し、代表的な哲学者・思想家の学説を簡単に説明できる。古代の西洋倫理思想を理解できる。古代の西洋倫理思想を理解できない。
近代の西洋倫理思想を理解できる。近代の西洋倫理思想を理解し、代表的な哲学者・思想家の学説を簡単に説明できる。近代の西洋倫理思想を理解できる。近代の西洋倫理思想を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
倫理学の根本問題の一つは「善く生きる」とは何かを探求することである。この問題意識のもとで、哲学者たちの思想の基礎を学習すると同時に、その思想が生み出された歴史的背景を理解する。それを通じて、現代社会における「善き生」を考える素地を養う。
授業の進め方・方法:
主に講義形式で授業を進める。
適宜、問題を与え、小グループごとに討議してもらう時間を設ける。
注意点:
【事前学習・履修上の注意点】教科書の内容を事前に読み、前回の授業内容のノートに目を通しておくこと。
【評価方法・評価基準】試験結果100%で評価する。詳細は第一回目の授業で告知する。哲学者の倫理思想に関する基本事項の理解の程度を評価する。中間試験および期末試験の総合成績60点以上で単位取得とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション、初期ギリシャ思想(1) 授業への導入および説明。自然哲学者の思想を理解できる。
2週 初期ギリシャ思想(2) エレア派、原子論者たちの哲学を理解できる。
3週 初期ギリシャ思想(3) ソフィストの思想を理解できる。
4週 ソクラテス ソクラテスの倫理的意義を理解できる。
5週 プラトン(1) プラトンのイデア論と想起説を理解できる。
6週 プラトン(2) プラトンの政治哲学を理解できる。
7週 アリストテレス(1) イデア論批判と形相・質料の哲学を理解できる。
8週 中間試験 中間試験
2ndQ
9週 アリストテレス(2)
『ニコマコス倫理学』の倫理思想を理解できる。
10週 ヘレニズムの思想 エピクロスとストア派の思想を理解できる。
11週 ユダヤ教(1) ユダヤ教の歴史的背景を理解できる。
12週 ユダヤ教(2) 預言者モーセとエレミヤの歴史的意義を理解できる。
13週 キリスト教(1) イエスの教えとその意義を理解できる・
14週 キリスト教(2) パウロの回心とキリスト教の歴史的展開を理解できる。
15週 まとめ 前期のまとめ
16週
後期
3rdQ
1週 キリスト教思想 アウグスティヌスやトマス・アクィナスの思想を理解できる。
2週 ルネサンス ルネサンスと人文主義の歴史的意義を理解できる。
3週 宗教改革(1) ルターの宗教改革の歴史的意義を理解できる。
4週 宗教改革(2) カルヴァンの思想とカトリック改革について理解できる。
5週 連携授業 環境倫理入門
6週 モラリスト モンテーニュやパスカルの思想を理解できる。
7週 連携授業 環境倫理入門
8週 中間試験 中間試験
4thQ
9週 近代科学の誕生 近代科学思想の歴史的背景を理解できる。
10週 大陸合理論(1) デカルトの哲学を理解できる。
11週 大陸合理論(2) スピノザ、ライプニッツの哲学を理解できる。
12週 イギリス経験論(1) ベーコン、ロックの哲学を理解できる。
13週 イギリス経験論(2) バークリ、ヒュームの哲学を理解できる。
14週 カント カントの哲学を理解できる。
15週 まとめ 後期のまとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
古代の倫理思想500000050
近代の倫理思想500000050
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