歴史学

科目基礎情報

学校 一関工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 歴史学
科目番号 0008 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 一般科目 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 プリント、『岩波テキストブックスα歴史学入門』(岩波書店)
担当教員 松浦 千春

到達目標

①歴史学の学的視点と方法論とを学習する。
②史料・資料からどのように「歴史」が導かれるのかを学び、中国史の諸相を具体的な資料から考える。
【教育目標 】B
【学習・教育到達目標 】(B-1),(B-2)
【キーワド 】歴史学、資料論、時代区分、仏教、文芸資料

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1歴史資料の理解歴史資料について具体的な説明ができる歴史資料について一定の説明ができる歴史資料についてほとんど説明ができない
評価項目2中国史史料の理解中国史の史料について具体的な説明ができる中国史の史料について一定の説明ができる中国史の史料についてほとんど説明ができない
評価項目3歴史学的な認識と理解歴史資料を通じて社会や文化について考えることができる歴史資料を通じて社会や文化について知ることができる歴史資料から社会や文化についてほとんど知ることができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
歴史学の学的視点と方法論とを中国史の具体像を通して学習する。「歴史」が史料・資料からどのように考察されるのかを理解し、また中国魏晋南北朝隋唐の歴史的な具体像を資料から考えることを学ぶ。
授業の進め方・方法:
講義は主にプリントによって行う。教科書は実質的にはサブテクストであり、予習として関連する部分を読了しておくことが望まれる。また自習レポートとして教科書概要の提出を求める。グループ討論などによって理解の確認・深化を図るので一人一人が自分自身の考えを示すことができるよう努力すること。
注意点:
歴史学の方法論を踏まえた考察と、その具体的な成果としての中国史の理解の程度を評価する。
【事前学習 】
プリントの資料を前もって読んでおくこと。またテキストを指示に従って熟読、場合によっては要約した上で講義に臨む必要がある。
【評価方法・基準 】
試験結果(100%)で評価する。詳細は第1回目の授業で告知する。自学自習による自己学習レポートを提出すること。自己学習レポートの未提出が,4分の1を越える場合は評価を60点未満とする。総合成績60点以上を単位修得とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 はじめに 授業の構成と学び方 授業の概要と学習方法が理解できる
2週 史書と史料・資料 中国史における正史・史書・史料・資料 中国の歴代正史について理解できる
3週 史書と史料・資料 中国史における正史・史書・史料・資料 中国の歴代正史について理解できる
4週 時代区分と歴史 歴史学と時代区分と中国史 時代区分の意味について理解できる
5週 時代区分と歴史 歴史学と時代区分と中国史 時代区分の意味について理解できる
6週 時代区分と歴史 歴史学と時代区分と中国史 時代区分の意味について理解できる
7週 東アジア世界の形成 冊封体制による国際関係を理解できる
8週 東アジア世界の形成 冊封体制による国際関係を理解できる
2ndQ
9週 仏教文化の国際性と地域性 仏教と中国の社会と国家 仏教のグローバルな働きと地域的な特性について認識し、中国仏教を考えることができる
10週 仏教文化の国際性と地域性 仏教と中国の社会と国家 仏教のグローバルな働きと地域的な特性について認識し、中国仏教を考えることができる
11週 仏教文化の国際性と地域性 仏教と中国の社会と国家 仏教のグローバルな働きと地域的な特性について認識し、中国仏教を考えることができる
12週 社会・文化史料の可能性 唐詩と唐代社会 唐詩の中の記述を分析し、歴史事象との関連において考察することができる
13週 社会・文化史料の可能性 唐詩と唐代社会 唐詩の中の記述を分析し、歴史事象との関連において考察することができる
14週 社会・文化史料の可能性 唐詩と唐代社会 唐詩の中の記述を分析し、歴史事象との関連において考察することができる
15週 期末試験
16週 試験の確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000