到達目標
【教育目標】B
【学習・教育到達目標】B-1、B-2
哲学における基本的な問題設定やその考え方を理解できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
身近な事象について哲学的に考察できる | 身近な物事について問いを立て、自分なりに考察し、論理的に説明できる。 | 身近な物事について疑問をもち、自分なりに考察できる。 | 身近な物事について何も疑問を抱かず、考えようとしない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
この授業では、普段当たり前のこととして見過ごされている身の回りの物事についてあらためて疑問に思い、問いを深めることで、哲学の伝統的な問題へと開かれることを目標とする。
授業の進め方・方法:
基本的に講義形式で授業を進めるが、場合によって小グループごとに討議の時間を設けたり、コメントペーパーの提出を求める。
注意点:
【事前学習】配布資料を事前に読み、分からない点をはっきりさせておく。授業中にはノートをとること。
【評価方法・評価基準】試験結果80%、学修レポート20%で評価する。詳細は一回目の授業で告知する。哲学の大要の理解の程度を評価する。また本科目は学修単位であるため、自学自習して学修レポートを提出すること。学修レポートの未提出の場合は不合格とする。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
イントロダクション:講義概容と「子どもの問い」 |
本授業の目的および進め方、それから哲学的に考えるとはどんなものかを知る。
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2週 |
友愛またはキリストの「隣人愛」 |
キリストの「隣人愛」の概念を理解できる。
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3週 |
衣服の現象学:人はなぜ服を着るのか? |
人と衣服の関係を理解できる。
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4週 |
仮面と素顔:本当の自分とは? |
外見と内面の相互作用を理解できる。
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5週 |
自己と他者:自分らしさと自分勝手 |
自己と他者の関係を哲学的に考える。
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6週 |
異なる価値観の尊重と改善 |
相対主義を正しく理解できる。
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7週 |
目覚め:デカルト、キリスト教、ヘーゲル |
「目覚め」に関する哲学的問題を理解できる。
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8週 |
仕事:マルクス |
資本主義社会を分析・理解できる。
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2ndQ |
9週 |
ショッピング:ラカン |
人間の「欲望」の構造を知る。
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10週 |
スポーツジム:ハイデッガー |
健康と死の問題を理解できる。
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11週 |
家族と食べること:フロイト |
親子関係と食事の意味を理解できる。
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12週 |
食べ物と料理:レヴィ=ストロース |
人間文化とその起源について知る。
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13週 |
睡眠と夢:ユング |
人間の「無意識」について知る。
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14週 |
【演習】カフカ『掟の前で』を考える |
「問いを立てて、考察する」という哲学的営みを実践できる。
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15週 |
まとめ |
まとめ
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 期末試験 | 学修レポート | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 0 | 0 | 0 | 100 |
知識論 | 80 | 20 | 0 | 0 | 0 | 100 |