哲学(ES)

科目基礎情報

学校 一関工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 哲学(ES)
科目番号 0060 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 一般科目 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:資料を適宜配布する。
担当教員 山田 修司,千田 芳樹

到達目標

【教育目標】B
【学習・教育到達目標】B-1、B-2
科学・技術の発展にともなう現代社会の哲学的問題に対する理解を深める。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
科学・技術の哲学現代社会の科学・技術による哲学的問題を理解し、かつ自分なりに説明ができる。現代社会の科学・技術による哲学的問題を理解できる。現代社会の科学・技術による哲学的問題を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
現代社会の私たちの営みにおける諸問題には、科学・技術がもたらす問題があり、哲学的な取り組みの必要がある。授業で紹介するトピックを通じて哲学的問題への理解を深め、自分なりに考える姿勢を養うことを目標とする。
授業の進め方・方法:
講義形式で授業を進める。
適宜討議の時間を設け、自分なりに考え理解を深める機会とする。必要に応じて参考文献を紹介する。
注意点:
【事前学習】ニュースや文献等に目を通し、授業で扱うトッピクに関する関心を高めること。授業中にはノートをとること。
【評価方法・評価基準】試験結果80%、学修レポート20%で評価する。詳細は一回目の授業で告知する。哲学の大要の理解の程度を評価する。また本科目は学修単位であるため、自学自習して学修レポートを提出すること。学修レポートの未提出が4分の1を超える場合は不合格とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス、科学・技術と現代社会 本授業の目的および進め方、科学・技術の現代社会的諸問題への哲学的取り組みの必要を理解できる。
2週 科学と社会(1):社会のなかの科学 社会のなかで科学が果たす役割と責任を理解できる。
3週 科学と社会(2):科学のなかの社会 科学的営みがもつ社会的な側面を理解できる。
4週 科学と社会(3):科学技術社会論 科学技術社会論の考え方を理解できる。
5週 技術の哲学(1):技術は科学とどう違うのか 技術哲学の考え方を理解できる。
6週 技術の哲学(2):工学と技術者 工学の哲学的特徴や技術者の責任を理解できる。
7週 技術の哲学(3):デザイン デザインについての哲学的問題を理解できる。
8週 技術の哲学(4):ロボット・人工知能 ロボットや人工知能をめぐる哲学的問題を理解できる。
2ndQ
9週 医療と哲学(1):生殖医療 生殖医療をめぐる哲学的問題を理解できる。
10週 医療と哲学(2):安楽死 安楽死をめぐる哲学的問題を理解できる。
11週 環境と哲学(1):環境保護の思想 環境保護の背景にある思想を理解できる。
12週 環境と哲学(2):自然の価値 自然の価値をめぐる哲学的問題を理解できる。
13週 災害と哲学(1):東日本大震災 東日本大震災がもたらした哲学的問題を理解できる。
14週 災害と哲学(2):復興と防災 復興と防災をめぐる哲学的問題を理解できる。
15週 まとめ まとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

期末試験学修レポート相互評価態度ポートフォリオ合計
総合評価割合8020000100
知識論8020000100