日本語ⅡB

科目基礎情報

学校 一関工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 日本語ⅡB
科目番号 0071 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 一般科目 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 石川九楊『日本論 文字と言葉がつくった国』
担当教員 平野 一成

到達目標

①JLPT-N2レベルの日本語文法が理解できる。
②JLPT-N2レベルの日本語語彙が理解できる。
③講義や日常生活で必要な漢字語彙が理解できる。


【教育目標】
【学習・教育到達目標】

【キーワード】日本語・文法・語彙・漢字

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 ①JLPT-N2レベルの日本語文法が理解できる。形式的な日本語文法(JLPT-N2レベル)が正確に理解でき、適切かつ自然に使用できる。形式的な日本語文法(JLPT-N2レベル)がある程度理解でき、使用できる。形式的な日本語文法(JLPT-N2レベル)の理解ができず、使用もできない。
評価項目2 ②JLPT-N2レベルの日本語語彙が理解できる。より高度な日本語語彙が理解でき、似ている語彙の使い分けが適切にできる。高度な語彙の大まかな意味が理解でき、ある程度使い分けられる。高度な語彙の意味がほとんど理解できず、適切に使用できない。
評価項目3 ③講義や日常生活で必要な漢字語彙が理解できる。教科書や校内掲示に使用される漢字語彙が理解でき、正しく書ける。教科書や校内掲示に使用される漢字語彙がほぼ理解でき、ある程度書くことができる。教科書や校内掲示に使用される漢字語彙が理解できず、書くこともできない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
教科書や新聞などで使用される形式的な日本語文法の接続およびどのような状況下で使用する文法かを学習する。改まった形式の日本語文法を学習することで、他教科の学習を容易にする。日常生活および教科書などで使用される高度な日本語語彙の意味と使い分けを学習し、より正確に日本語文章を理解する一助とする。また、JLPT-N3からN1レベルの漢字の読み、書きの練習を行い日常生活・授業で使用する漢字語彙に慣れる。
授業の進め方・方法:
JLPT-N2レベルの文法について、その接続および使用場面を学習する。各回5つ前後の新規文法を提示する。性質別にJLPT-N2レベルの日本語語彙を学習する。意味が似ている語彙やオノマトペなどの使い分けを学ぶ。また、各回20個前後の新出漢字について、その音読み・訓読み、意味、書き順を指導する。各回の授業冒頭で、前回の学習内容(文法、語彙および漢字)に関するクイズを実施する。教材は学生のレベルによって適宜変更を行う。
注意点:
【事前学習】
指定された新出語彙の母語訳を調べておくこと。漢字の書き取り練習を行うこと。

【評価方法・評価基準】
試験結果(60%)、クイズ(30%)、宿題(10%)で評価する。宿題は自宅で行う漢字の書き取り練習および新出語彙の下調べを評価する。総合成績60点以上を単位習得とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 日本語のかたち①
季節性①
日常生活や講義に必要な漢字、語彙、および文法が理解できる。
2週 日本語のかたち②
季節性②
日常生活や講義に必要な漢字、語彙、および文法が理解できる。
3週 日本語のかたち③
突発性①
日常生活や講義に必要な漢字、語彙、および文法が理解できる。
4週 日本語のかたち④
突発性①
日常生活や講義に必要な漢字、語彙、および文法が理解できる。
5週 漢字学習⑤
突発性②

日常生活や講義に必要な漢字、語彙、および文法が理解できる。
6週 日本語のかたち⑥
非対称性①
日常生活や講義に必要な漢字、語彙、および文法が理解できる。
7週 日本語のかたち⑦
非対称性②
日常生活や講義に必要な漢字、語彙、および文法が理解できる。
8週 中間試験
4thQ
9週 日本語の表現①
花鳥風月①
日常生活や講義に必要な漢字、語彙、および文法が理解できる。
10週 日本語の表現②
花鳥風月②
日常生活や講義に必要な漢字、語彙、および文法が理解できる。
11週 日本語の表現③
雪月花①
日常生活や講義に必要な漢字、語彙、および文法が理解できる。
12週 日本語の表現④
雪月花②
日常生活や講義に必要な漢字、語彙、および文法が理解できる。
13週 日本語の表現⑤
いき①
日常生活や講義に必要な漢字、語彙、および文法が理解できる。
14週 日本語の表現⑥
いき②
日常生活や講義に必要な漢字、語彙、および文法が理解できる。
15週 期末試験
16週 まとめ これまでの内容を振り返り、今後の日本語学習において各自が必要なことを確認する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

中間試験期末試験合計
総合評価割合5050100
総合評価割合5050100
文法000
語彙000