応用物理Ⅰ

科目基礎情報

学校 一関工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 応用物理Ⅰ
科目番号 0001 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 共通専門科目 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:高専の応用物理第2版、総合物理2 -波・電気と磁気・原子-、 参考書:リードα 物理基礎・物理、物理基礎学習ノート
担当教員 白井 仁人

到達目標

① ベクトルの微分を使って、速度、加速度、力の概念を理解できる。
② 基本的な運動方程式を解ける。
③ ベクトルの積分を使って、仕事やエネルギーの概念を理解できる。
④ 波の基本的な性質について理解できる。

【教育目標】C
【学習・教育到達目標】C-1

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
① ベクトルの微分を使って、速度、加速度、力の概念を理解できる。加速度から速度、速度から位置を求められる。位置から速度、速度から加速度を求められる。位置から速度、速度から加速度を求められない。
② 基本的な運動方程式を解ける。空気抵抗のある時の落体の運動方程式を解ける。空気抵抗がない時の落体の運動方程式を解ける。空気抵抗がない時の落体の運動方程式を解けない。
③ ベクトルの積分を使って、仕事やエネルギーの概念を理解できる。ベクトルの積分を使って、仕事やエネルギーの概念を説明できる。ベクトルの積分を使って、仕事やエネルギーを計算できる。ベクトルの積分を使って、仕事やエネルギーを計算できない。
④ 波の基本的な性質について理解できる。波の基本的な性質について理解できる。波の基本的な性質について理解できる。波の基本的な性質について理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
ベクトルの微分・積分を使って、力, 運動, エネルギー, 角運動量の概念を理解する。基礎的な運動方程式を解く練習をする。その後、波の基本的な性質について理解する。
授業の進め方・方法:
教科書の内容を事前によく読んでおき予習をしておくこと。また、ノートや教科書の復習し、各自で問題演習を行っておくこと。
注意点:
授業で配布されるプリントや練習問題をしっかりとやること。
【事前学習】教科書で予習を行い、問題集等は必ず自分で進めていくこと。
【評価方法・評価基準】試験結果80%、課題20%で評価する。総合成績が60点以上を単位修得とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 イントロダクション
微積分による位置と速度
微積分を用いて位置と速度の関係を理解する。
2週 微積分による位置と速度と加速度 微積分を用いて速度と加速度の関係を理解する。
3週 内積と外積、等速円運動、角運動量 ベクトルの内積と外積を用いて等速円運動と角運動量を理解する。
4週 運動方程式:落下運動 落体の運動方程式を解けるようにする。
5週 運動方程式:落下運動、モンキーハンティング モンキーハンティングの運動方程式を理解する。
6週 運動方程式:空気抵抗、単振動 空気抵抗がある場合の運動方程式を解けるようにする。
7週 万有引力・慣性力 万有引力と慣性力による運動を理解する。
8週 中間試験
2ndQ
9週 試験返却と解説
仕事、運動エネルギー、位置エネルギー
積分を用いて仕事、運動エネルギー、位置エネルギーの概念を理解する。
10週 運動エネルギーと仕事の関係、力学的エネルギー保存則 積分を用いて仕事、運動エネルギと位置エネルギーの関係を理解する。
11週 位置エネルギーの例、位置エネルギーと力の関係 微分積分を用いて位置エネルギーと力の関係を理解する。
12週 波の伝わり方 A.重ね合せの原理
B. 定常波
重ね合せの原理を理解する。
定常波を理解する。
13週 C.自由端・固定端による反射
C.自由端と固定端での反射
D.波の破面 E.波の干渉
自由端と固定端による反射を理解する。波の干渉を理解する。

14週 F.波の反射と屈折 波の反射と屈折を理解する。
15週 期末試験
16週 試験返却と解説
これまで学んだ物理全体の復習

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

中間試験期末試験レポート合計
総合評価割合404020100
加速度、運動方程式4001050
仕事・エネルギー、波、これまで学んだ物理0401050