機構システム学

科目基礎情報

学校 一関工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 機構システム学
科目番号 0034 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:機構学~機械の仕組みと運動,著者名:日本機械学会編,発行:丸善
担当教員 伊藤 一也

到達目標

①摩擦伝動装置を理解する
②歯車機構を理解し減速機が設計できる
③カム機構を理解しその設計ができる

【教育目標】C
【学習・教育到達目標】C-1,C-2

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
摩擦伝動装置を理解する摩擦伝動装置について説明出来,自力で設計できる摩擦伝動装置について説明出来,他人の助言を得ながら設計できる摩擦伝動装置について説明出来ない,もしくは設計できない
歯車機構を理解し減速機が設計できる歯車機構について説明出来,自力で減速機を設計できる歯車機構について説明出来,他人の助言を得ながら減速機を設計できる歯車機構について説明出来ない,もしくは減速機が設計できない
カム機構を理解しその設計ができるカム機構について説明出来,自力で設計できるカム機構について説明出来,他人の助言を得ながら設計できるカム機構について説明出来ない,もしくは設計できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
座学による機構システムの理論解説に加え,3D-CADを使用した機構の解析・設計を行い,機構についての理解を深める。
授業の進め方・方法:
オリジナル資料を用いた理論解説と課題,3D-CADを用いて実際に機構の設計と解析を行う。
注意点:
【事前学習】
 ・3D-CAD(SolidWorks)を使用するので,その操作にも習熟すること。
 ・前回の授業内容について,よく復習をしておくこと。
【評価方法・評価基準】
 ・報告書(40%),試験結果(40%),課題(20%)で評価する。
 ・報告書および課題を提出しない学生には低点をつける場合があるので注意すること。詳細は初回の授業で告知する。
 ・機械運動の基本的な解析手法と機構要素の特性についての理解度を評価する。
 ・総合成績60点以上を単位修得とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 機構システム学の概要について理解する
2週 摩擦伝動装置 転がり接触と摩擦車の変速原理について理解する
3週 摩擦伝動装置 転がり接触と摩擦車の変速原理について理解する
4週 歯車機構 歯車機構の特徴を理解し,歯車を用いた減速機の速度比の計算ができる
5週 歯車機構 歯車機構の特徴を理解し,歯車を用いた減速機の速度比の計算ができる
6週 歯車機構 歯車機構の特徴を理解し,歯車を用いた減速機の速度比の計算ができる
7週 歯車機構 歯車機構の特徴を理解し,歯車を用いた減速機の速度比の計算ができる
8週 減速機の設計 減速機が設計できる
4thQ
9週 減速機の設計 減速機が設計できる
10週 減速機の設計 減速機が設計できる
11週 カム機構の設計 カム機構の特徴を理解し,その設計ができる
12週 カム機構の設計 カム機構の特徴を理解し,その設計ができる
13週 カム機構の設計 カム機構の特徴を理解し,その設計ができる
14週 カム機構の設計 カム機構の特徴を理解し,その設計ができる
15週 演習解説・まとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野機械設計歯車の種類、各部の名称、歯型曲線、歯の大きさの表し方を説明できる。4
すべり率、歯の切下げ、かみあい率を説明できる。4
標準平歯車と転位歯車の違いを説明できる。4
標準平歯車について、歯の曲げ強さおよび歯面強さを計算できる。4
歯車列の速度伝達比を計算できる。4
カム装置の機構を理解し、その運動を説明できる。4
主な基礎曲線のカム線図を求めることができる。4

評価割合

試験報告書課題合計
総合評価割合404020100
基礎的能力404020100