制御工学

科目基礎情報

学校 一関工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 制御工学
科目番号 0006 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電気情報工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 豊田 計時

到達目標

①ベルヌーイの定理が理解できる
②ブロック図が理解できる
③各種応答が理解できる
④安定判別法が理解できる
⑤アクティブノイズキャンセリングが理解できる
【教育目標】D
【学習・教育到達目標】D-1
【キーワード】ベルヌーイの定理、サーボ、ブロック図、ボード線図、ステップ応答、ランプ応答、インパルス応答、周波数応答、ナイキスト軌跡、ラウスの安定判別、フルビッツの安定判別、ナイキストの安定判別、アクティブサスペンション、ANC、免振、制振、PID

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
①ベルヌーイの定理が理解できるベルヌーイの定理が理解できる。ベルヌーイの定理がほぼ理解できる。ベルヌーイの定理が理解できない。
②ブロック線図が理解できるブロック線図が活用できるブロック線図がほぼ活用できるブロック線図が活用できない
③各種応答が理解できるステップ・ランプ・インパルス・周波数の各応答が理解できる。ステップ・ランプ・インパルス・周波数の各応答がほぼ理解できる。ステップ・ランプ・インパルス・周波数の各応答が理解できない。
④安定判別法が理解できるラウス・フルビッツ・ナイキストの安定判別が行える。ラウス・フルビッツ・ナイキストの安定判別がほぼ行える。ラウス・フルビッツ・ナイキストの安定判別が行えない。
⑤アクティブノイズキャンセリングが理解できるアクティブノイズキャンセリングが理解できる。アクティブノイズキャンセリングがほぼ理解できる。アクティブノイズキャンセリングが理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 現代制御理論の基礎知識を身に付ける為の理論体系の把握を目的とする。そのための制御工学を理解し、制御対象に適用するための基礎技術を習得する。
授業の進め方・方法:
moodle版電子テキストに従い授業を進める。該当週の内容は閲覧し、【ノート】は事前に印刷しておくこと。 
注意点:
理解を深めるために演習も行う。かならず予習をして、わからない所を明確にして授業に臨むこと。
【事前学習】
前週の復習をしっかりしておくこと。具体的な事前学習の内容については、授業の際に指示する。
【評価方法・評価基準】
試験(80%)+課題(20%)で評価する。詳細は第1回目の授業で告知する。 制御工学の概念や、制御対象を数式化する手法の習得の程度や関連する数学、電気、機械の理解の程度を評価する。
課題等を課すので自学自習をしてレポート等を提出すること。必要な自学自習時間数相当分のレポート等の未提出が,4分の1を越える場合は低点とする。60点以上を単位修得とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 シラバスの説明、制御の概念、飛行機が飛ぶ原理 自動車の運転などにおける因果関係が理解できる。飛行機が飛ぶ原理が説明できる。
2週 ベルヌーイの定理、DCサーボ機構 ベルヌーイの定理が理解できる。DCサーボ機構が理解できる。
3週 倒立振子、ブロック図(フィードバック)、一次遅れ要素、一次進み要素 倒立振子が理解できる。ブロック図(フィードバック)、一次遅れ要素、一次進み要素が理解できる。
4週 自動運転、ボード線図、ステップ応答 一次遅れ要素が理解できる。ボード線図、ステップ応答が理解できる。
5週 ランプ応答、インパルス応答 ランプ応答が理解できる。インパルス応答が理解できる。
6週 周波数応答 周波数応答が理解できる。
7週 ナイキスト軌跡 ナイキスト軌跡が理解できる。
8週 中間試験
4thQ
9週 ラウスの安定判別法 ラウスの安定判別が理解できる。
10週 フルビッツの安定判別法、ナイキストの安定判別 フルビッツの安定判別、ナイキストの安定判別が理解できる。
11週 モータ制御(PID制御、Hapitcs) モータ制御(PID制御、Hapitcs)が理解でkる。
12週 エアコン制御、アクティブサスペンション、アクティブ消音システム エアコン制御が理解できる。アクティブサスペンションが理解できる。アクティブ消音システムが理解できる。
13週 耐震・免振・制振 耐震・免振・制振が理解できる。
14週 エレベータ制御、PID制御 エレベータ制御、PID制御が理解できる。
15週 期末試験
16週 まとめ 制御の総括ができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

中間試験期末試験課題合計
総合評価割合404020100
①ベルヌーイの定理が理解できる100414
②ブロック線図が理解できる150419
③各種応答が理解できる力150419
④安定判別法が理解できる020424
⑤アクティブノイズキャンセリングが理解できる020424