オペレーティングシステム

科目基礎情報

学校 一関工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 オペレーティングシステム
科目番号 0014 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電気情報工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 オペレーティングシステム, 松尾啓志, 森北出版
担当教員 千田 栄幸

到達目標

①オペレーティングシステムの役割について理解できる
②CPUの仮想化について理解できる
③並行プロセスについて理解できる
④主記憶管理について理解できる
⑤ファイル管理について理解できる

【教育目標】D
【学習・教育到達目標】D-1

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
①オペレーティングシステムの役割について理解できるコンピュータシステムとしてのOSの位置づけを説明できる。コンピュータを構成する各要素について説明できる。OSに関連する用語を説明できない。
②CPUの仮想化について理解できるCPUの仮想化を各実装方法を比較しながら説明できる。CPUの仮想化の概念を説明できる。CPUの仮想化の概念を説明できない。
③並行プロセスについて理解できる並行プロセスを実装する場合の問題点とその解決方法を説明できる。並行プロセスの概念を説明できる。並行プロセスの概念を説明できない。
④主記憶管理について理解できる主記憶管理に関する問題の各解決方法を理解できる。主記憶管理に関する問題を理解できる。主記憶管理に関する問題を理解できない。
⑤ファイル管理について理解できるファイル管理に関する問題の各解決方法を理解できる。ファイル管理に関する問題を理解できる。ファイル管理に関する問題を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
オペレーティングシステムについて基本的な機能、構造、動作を習得する。
授業の進め方・方法:
教科書の割り当てられた項目について、事前に学習しまとめ、それを授業中に発表する。
発表に対して質問をするのでそれに答えながら学習を進める。
注意点:
「授業項目」に対応する教科書の内容を事前に読んでおくこと。また、ノートの前回の授業部分を復習しておくこと。
 抽象的な内容が多くなるため、今まで演習で使ってきた計算機のオペレーティングシステムの操作と対応させながら理解すること。

【評価方法・評価基準】
試験結果(100%)で評価する。詳細は第1回目の授業で告知する。
オペレーティングシステムの基本的な概念と現在使われている計算機の内部で実行されていることについての理解の程度を評価する。
自学自習をしてレポートを提出すること。自己学習レポートの未提出が、4分の1を超える場合は不合格点とする。
総合成績60点以上を単位修得とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 オペレーティングシステムの役割 オペレーティングシステムの役割について説明できる
2週 プロセス プロセスの概念を説明できる
3週 スケジューリング スケジューリングアルゴリズムについて説明できる
4週 排他制御 プロセスの競合、協調、干渉および排他制御を説明できる
5週 セマフォア セマフォアについて説明できる
6週 モニタ モニタについて説明できる
7週 主記憶管理 主記憶管理の目的および機構について説明できる
8週 主記憶割当て 主記憶領域確保および再配置について説明できる
4thQ
9週 ページング 主記憶の動的再配置について説明できる
10週 セグメンテーション セグメンテーションついて説明できる
11週 仮想記憶 スワップについて説明できる
12週 ページ置き換え方式 ページ置き換えについて説明できる
13週 ファイル 2次記憶の管理ついて説明できる
14週 ファイルシステム ディスクキャッシュ・非同期入出力について説明できる
15週 まとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力600000060
専門的能力400000040
分野横断的能力0000000