電気機器設計

科目基礎情報

学校 一関工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 電気機器設計
科目番号 0068 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 電気情報工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 大 学 講座 電 気 設 計 概 論,著者 広 瀬 ・ 炭 谷,発行 電 気 学 会
担当教員 藤田 実樹

到達目標

①加熱・冷却現象を理解し,電気機器の概略温度上昇値を計算できること。
②自己インダクタンスと漏れインダクタンスの違いを理解し,電気機器の概略の磁気回路計算ができること。
③電気機器の出力が電気装荷と磁気装荷の双方により決まることを理解し,電気機器の概略の大きさを計算できる。

【教育目標】C,D
【学習・教育到達目標】C-2,D-1

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
①加熱・冷却現象を理解し,電気機器の概略温度上昇値を計算できること。電気機器の加熱・冷却現象を理解でき,概略温度上昇値を計算できる。電気機器の加熱・冷却現象を理解でき,概略温度上昇値を計算できる。電気機器の加熱・冷却現象を理解できず,概略温度上昇値を計算できない。
②自己インダクタンスと漏れインダクタンスの違いを理解し,電気機器の概略の磁気回路計算ができること。自己インダクタンスと漏れインダクタンスの違いを理解し,電気機器の概略磁気回路計算ができる。自己インダクタンスと漏れインダクタンスの違いを理解し,電気機器の概略磁気回路計算ができる。自己インダクタンスと漏れインダクタンスの違いを理解できず,電気機器の概略磁気回路計算ができない。
③電気機器の出力が電気装荷と磁気装荷の双方により決まることを理解し,電気機器の概略の大きさを計算できる電気機器の出力が電気装荷と磁気装荷の双方により決まることを理解でき,電気機器の概略の大きさを計算できる。電気機器の出力が電気装荷と磁気装荷の双方により決まることを理解でき,電気機器の概略の大きさを計算できる。電気機器の出力が電気装荷と磁気装荷の双方により決まることを理解できず,電気機器の概略の大きさを計算できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
電気機器の設計は,性能,価格,納期などの制約や,製品規格や社内の標準などの制約の中で,工学の原理原則を応用し製品を作り出して行くことである。
この「もの作り」の基本となる基礎理論について,電気的のみならず,構造,材料,機械的な事項について学習する。
授業の進め方・方法:
「授 業項 目 」 に 対 応 す る 教科 書 の 内 容 を 事 前 に 読 んで お く こ と 。 また 、 ノ ート の 前回 の 授 業 部 分 を 復 習し て お く こ と 。
電気機器設計では,電気機器工学で学んだ直流機,変圧器,誘導機,同期機などの基礎知識が必須であるので,復習すること。
授業は教科書を用いた授業,および自己自習の2つの形態で進める。自己自習では課題を提示するので,レポートの提出を義務とする。
注意点:
電気機器設計授業毎の自己の基本を理解して,産業界で多用している電気機器の設計演習を行うことで実践的な応用手法の理解の程度を評価する。
授業毎の自己学習課題および課程の終了後に要求する課題で評価す る 。詳細は第1回目の授業で告知する。
総合成績60点以上を単位修得とする 。
授業毎の自己学習課題は、未提出が課題の総数の4分の1を越える場合は不合格点とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 温度上昇 熱の流れ,加熱・冷却曲線について理解できる
2週 誘 導 起 電力 電気機器の誘導起電力について説明できる
3週 漏 れ リ アク タ ンス 漏 れ リ ア ク タ ン ス に つい て 説 明 でき る
4週 磁 気 回 路 電 気 機 器 に 必 要 な 起 磁力 に つ い て説 明 で き る
5週 損 失 お よび 効 率 電 気 機 器 の 損 失 , 効 率に つ い て 説明 で き る
6週 寸 法 の 決定 出 力 係 数 ,電 気 装 荷 ,磁気 装 荷 な ど説 明 で き る
7週 誘 導 電 動機 の 設計 出 力 よ り 誘 導 電 動 機 の概 略 の 大 きさ を 決 め る
8週 まとめ(0.5週)
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。3

評価割合

自己学習課題課程修了後の課題合計
総合評価割合8020100
基礎的能力000
専門的能力8020100
分野横断的能力000