情報処理

科目基礎情報

学校 一関工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 情報処理
科目番号 0004 科目区分 専門 / 選択
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 制御情報工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:C入門(浦、原田 編、培風館)、UNIX(西村卓也、コロナ社)
担当教員 小野 宣明

到達目標

1.プログラミングに関する操作を理解し、ソースプログラムの記述とロードモジュールへの変換と実行を説明でき、これらの知識を課題の解決に役立てられる。
2.関数や配列、ポインタなどの知識を活用し、課題の解決のためのプログラムを実行効率を考えながら作成できる。
【教育目標】D

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1課題解決のために適切なプログラムを作成し、実行することによって解を得ることができる。課題解決のためのプログラムを作成し、実行することによって解を得ることができる。課題解決のためのプログラムの作成が不十分で正しい解を得ることができない。
評価項目2関数や配列、ポインタなどの知識を活用し、課題の解決のためのプログラムを実行効率を考えながら作成できる。関数や配列、ポインタなどの知識を活用し、課題の解決のためのプログラムを作成できる。関数や配列、ポインタなどの知識が不足し、課題の解決のためのプログラム作成に活用できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 コンピュータを使っていく際に必要なUNIXの基本操作を習得し、基礎的なC言語によるプログラミング技法を身に付けて各種問題に対応し得る情報処理能力を高める。
授業の進め方・方法:
 授業は教科書と配布資料の内容に沿って講義した後、学習内容を理解するため授業内容に関係した課題に取り組む。
注意点:
「授業内容」に対応する教科書の内容等を予め読んでおくと良い。関連した種々の課題問題に対するプログラム等を作成し提出することにより習得した内容の確認をします。
【事前学習】
 教科書や配布資料を基に予習を行うこと。課題の提出等を通して授業内容を復習し理解すること。
【評価方法・評価基準】
 試験結果(70%)、課題演習(30%)で評価する。詳細は第1回目の授業で告知する。UNIXの基本コマンドが使え、ポインタを用いたC言語の効率的なプログラム作成によって、与えられたデータを処理し必要な結果を求めることができるかを評価する。総合成績60点以上を単位修得とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1.UNIXの基本操作と計算処理手順 ディレクトリ構造がわかる。
2週 1.UNIXの基本操作と計算処理手順 エディタが使用できる。
3週 1.UNIXの基本操作と計算処理手順 UNIXの各種コマンドを利用できる。
4週 1.UNIXの基本操作と計算処理手順 実行プログラムを作成し結果を印刷できる。
5週 1.UNIXの基本操作と計算処理手順 ワイルドカードを使ってファイル等を探すことができる。
6週 1.UNIXの基本操作と計算処理手順 課題のプログラムを作成し、実行結果をプリンタに出力できる。
7週 2.プログラミング演習 分割コンパイルやジョブ制御がわかる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 2.プログラミング演習 数学ライブラリを用いることができる。
10週 2.プログラミング演習 配列の使い方を確認できる。
11週 3.ポインタ ポインタを宣言し使うことができる。
12週 3.ポインタ ポインタと配列の関係がわかる。
13週 3.ポインタ 関数へのアドレス渡しがわかる。
14週 3.ポインタ ポインタを用いた文字列の入出力ができる。
15週 期末試験
16週 まとめ これまでの学習内容を振り返り、工学への利用を考える。
後期
3rdQ
1週 4.ビット処理 ビットシフトがわかる。
2週 4.ビット処理 ビット単位での論理演算ができる。
3週 5.構造体 構造体を定義することができる。
4週 5.構造体 typedefにより構造体型を与え使うことができる。
5週 5.構造体 ポインタを用いて構造体へのデータ入力ができる。
6週 5.構造体 ポインタによるデータの参照ができる。
7週 5.構造体 種々の型のデータを構造体でまとめて使用できる。
8週 中間試験
4thQ
9週 6.応用プログラミング ファイル処理ができる。
10週 6.応用プログラミング コマンド引数を用いたファイル処理ができる。
11週 6.応用プログラミング メモリ領域の動的確保ができる。
12週 6.応用プログラミング 線形リストが作成できる。
13週 6.応用プログラミング 線形リスト上のデータを探索できる。
14週 6.応用プログラミング 動的に確保した記憶領域の解放ができる。
15週 期末試験
16週 まとめ これまでの学習内容を振り返り、工学への利用を考える。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題合計
総合評価割合7030100
授業内容の理解7030100
000