流体工学

科目基礎情報

学校 一関工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 流体工学
科目番号 0008 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 制御情報工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:流体力学、著者:藤田勝久、発行:森北出版
担当教員 佐藤 要

到達目標

①流体の概念と性質、流体の静力学、流体の動力学の基礎を理解する。
②理想流体の流れを理解する。
③粘性流体の基礎が分かり設計に応用できる。
【教育目標】C、D
【学習・教育到達目標】C-2、D-1
【キーワード】理想流体、粘性流体、摩擦、抗力、レイノルズ数

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
流体の概念と性質、流体の静力学、流体の動力学の基礎を理解する。流体の静力学、流体の動力学の基礎を理解し設計に応用できる能力が80%以上である。流体の静力学、流体の動力学の基礎を理解し設計に応用できる能力が70%程度である。流体の静力学、流体の動力学の基礎を理解し設計に応用できる能力が60%未満である。
理想流体の流れを理解する。理想流体の流れを理解し設計に応用できる能力が80%以上である。理想流体の流れを理解し設計に応用できる能力が70%程度である。理想流体の流れを理解し設計に応用できる能力が60%未満である。
粘性流体の基礎が分かり設計に応用できる。粘性流体の基礎が分かり設計に応用できる能力が80%以上である。粘性流体の基礎が分かり設計に応用できる能力が70%程度である。粘性流体の基礎が分かり設計に応用できる能力が60%未満である。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
流体流れ現象の工学的取り扱いについて学びます。工学基礎科目のひとつで応用範囲は広く、例えばパソコン内の温度を下げるにはどうするかという問題に対処することができます。
授業の進め方・方法:
講義を聴いた後課題を解いて内容の理解を深め、応用力を養う。
注意点:
「授業項目」に対応する教科書の内容を事前に把握し、前回の授業は復習しておいてください。教科書を使用して講義を進めるが、流体力学をまだ習っていないものとして、基礎知識を盛り込んで授業を行います。判らない箇所があれば、遠慮なく質問してください。授業をよく理解するには、微積分学の知識を必要とします。自学自習のための演習問題を出します。
【事前学習】
授業ですでに学習した大事なことは何度も繰り返し勉強してください。
【評価方法・評価基準】
試験結果( 100 %)で評価する。詳細は第1回目の授業で告知する。
流体工学の基礎学力を評価する。
課題等を課すので自学自習をしてレポート等を提出すること。
課題を提出し60点以上を単位修得とする。
60点以上を単位修得とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 流体の概念と性質、流体の静力学、流体の動力学の基礎(1) 流体工学の基礎について分かる。
2週 流体の概念と性質、流体の静力学、流体の動力学の基礎(2) 流体工学の基礎について分かる。
3週 流体の概念と性質、流体の静力学、流体の動力学の基礎(3) 流体工学の基礎について分かる
4週 流体の概念と性質、流体の静力学、流体の動力学の基礎(4) 流体工学の基礎について分かる。
5週 理想流体の流れ(1) 理想流体とは何かを分かる。
6週 理想流体の流れ(2) 理想流体とは何かを分かる。
7週 理想流体の流れ(3) 理想流体とは何かを分かる。
8週 理想流体の流れ(4) 理想流体とは何かを分かる。
2ndQ
9週 粘性流体の基礎と物体まわりの流れ、円管内の流れ、粘性流体の基礎式、境界層流れ(1) 粘性流れについて分かり、設計に役立つ見積り式を使うことができる。
10週 粘性流体の基礎と物体まわりの流れ、円管内の流れ、粘性流体の基礎式、境界層流れ(2) 粘性流れについて分かり、設計に役立つ見積り式を使うことができる。
11週 粘性流体の基礎と物体まわりの流れ、円管内の流れ、粘性流体の基礎式、境界層流れ(3) 粘性流れについて分かり、設計に役立つ見積り式を使うことができる。
12週 粘性流体の基礎と物体まわりの流れ、円管内の流れ、粘性流体の基礎式、境界層流れ(4) 粘性流れについて分かり、設計に役立つ見積り式を使うことができる。
13週 粘性流体の基礎と物体まわりの流れ、円管内の流れ、粘性流体の基礎式、境界層流れ(5) 粘性流れについて分かり、設計に役立つ見積り式を使うことができる。
14週 粘性流体の基礎と物体まわりの流れ、円管内の流れ、粘性流体の基礎式、境界層流れ(6) 粘性流れについて分かり、設計に役立つ見積り式を使うことができる。
15週 期末試験
16週 まとめ これまでの学習内容を振り返り、自己評価する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力400000040
専門的能力300000030
分野横断的能力300000030