制御工学Ⅰ

科目基礎情報

学校 一関工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 制御工学Ⅰ
科目番号 0060 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 制御情報工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 【教科書】新応用数学,高遠節夫ほか,大日本図書/【参考書】ラプラス変換とフーリエ解析要論,田代嘉宏,森北出版
担当教員 中山 淳

到達目標

【教育目標】C, D
【学習教育到達目標】C-1, C-2, D-1

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
伝達関数に関する基本的な理論をよく理解している。伝達関数に関する基本的な理論をよく理解している。伝達関数に関する基本的な理論をおおむね理解している。伝達関数に関する基本的な理論を理解できていない。
システムの応答に関する基本的な理論をよく理解している。システムの応答に関する基本的な理論をよく理解している。システムの応答に関する基本的な理論をおおむね理解している。システムの応答に関する基本的な理論を理解できていない。
フィードバック系の安定判別に関する基本的な理論をよく理解している。フィードバック系の安定判別に関する基本的な理論をよく理解している。フィードバック系の安定判別に関する基本的な理論をおおむね理解している。フィードバック系の安定判別に関する基本的な理論を理解できていない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
授業の進め方・方法:
注意点:
【事前学習】
授業項目に対応する教科書の内容を事前に読んでおくこと。また,前回までの内容を教科書,ノートおよび配布資料により復習しておくこと。授業は座学中心で演習問題を解きながら進める。ラプラス変換,複素関数などの数学の知識が必要である。レポート等は指定された期限までに提出すること。
【評価方法・評価基準】
評価は試験100%で行い,60点以上を単位修得とする。課題等を課すので自己学習をしてレポート等を提出すること。レポート等が未提出の場合,20%以内で減点する。また,レポート等の未提出回数が1/4を超えた場合は,試験点にかかわらず評価を60点未満とする。詳細は第1回目の授業で告知する。伝達関数法に基づくシステムの解析手法に関する理解の程度を評価する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 制御工学の基礎 フィードバック制御の利点が説明できる
2週 伝達関数
システムの伝達関数が求められる
3週 伝達関数
ブロック線図が描ける
4週 伝達関数
ブロック線図の等価変換ができる
5週 過渡応答
インディシャル応答が計算できる
6週 過渡応答
インパルス応答が計算できる
7週 過渡応答
8週 中間試験
4thQ
9週 周波数応答
ナイキスト線図が描ける
10週 周波数応答
ボード線図が描ける
11週 周波数応答
12週 安定性
安定性の定義が説明できる
13週 安定性
安定判別ができる
14週 安定性
15週 期末試験
16週 まとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野力学振動の種類および調和振動を説明できる。3
不減衰系の自由振動を運動方程式で表し、系の運動を説明できる。3
減衰系の自由振動を運動方程式で表し、系の運動を説明できる。3
計測制御自動制御の定義と種類を説明できる。3
フィードバック制御の概念と構成要素を説明できる。3
基本的な関数のラプラス変換と逆ラプラス変換を求めることができる。4
ラプラス変換と逆ラプラス変換を用いて微分方程式を解くことができる。4
伝達関数を説明できる。4
ブロック線図を用いて制御系を表現できる。4
制御系の過渡特性について説明できる。4
制御系の定常特性について説明できる。4
制御系の周波数特性について説明できる。4
安定判別法を用いて制御系の安定・不安定を判別できる。4
電気・電子系分野電気回路RL直列回路やRC直列回路等の単エネルギー回路の直流応答を計算し、過渡応答の特徴を説明できる。2

評価割合

試験合計
総合評価割合100100
基礎的能力100100
専門的能力00