物理化学実験

科目基礎情報

学校 一関工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 物理化学実験
科目番号 0007 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 物質化学工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材
担当教員 梁川 甲午,二階堂 満

到達目標

①物理化学実験の基礎的事項を理解することができる。
②実験で用いる装置の使用方法を理解することができる。
③実験データの整理の仕方、まとめ方、報告書の書き方を学ぶことができる。
[教育目標] C, D, E

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 物理化学実験の基礎的事項の理解 物理化学実験の基礎的事項について十分に理解し適用することができる。物理化学実験の基礎的事項について理解できている。物理化学実験の基礎的事項について理解できていない。
評価項目2 物理化学実験を通してのデータ整理 とまとめ方。できる物理化学実験を通して、データ整理とまとめが十分にできる。物理化学実験を通じて、データ整理とまとめの基礎的部分はできる。物理化学実験を通して、データ整理とまとめが不十分である。
評価項目3 物理化学実験の報告書の内容報告書のまとめが十分であり、考察も優れている。報告書のまとめは十分であるが、考察が不十分である。報告書のまとめができていない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 物理化学的測定法を用いて、物質の化学的、物理的性質を調べるとともに、基礎工学の初歩的実験を行う。
授業の進め方・方法:
テーマごとにメンバーを変更したグループ(2~3名)で実験を行い、1テーマを110分×2回で行う。
以下の授業計画は一例になります。
注意点:
[事前学習]
実験には事前に内容を十分把握して臨み、各自の実験ノートに結果を記録する。レポートおよびノートは期日までに提出すること。
[評価方法・評価基準]
レポート内容(70%)、提出状況等(30%)で評価する。詳細は第1回目の授業で告知する。レポートは実験内容、実験データの適切な記述および結果の整理・考察の記述内容を評価し、併せてグループ実験への参加態度、レポートの期限、提出状況も評価する。
総合成績60点以上を単位修得とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 実験上の注意、予備講義
2週 水銀温度計の検定 水銀温度計の検定関する実験を理解できる。
3週 固体の比熱 固体の比熱に関する実験を理解できる。
4週 固体の溶解度 固体の溶解度に関する実験を理解できる。
5週 液体の粘性率 液体の粘性率に関する実験を理解できる。
6週 液体の蒸気圧 液体の蒸気圧に関する実験を理解できる。
7週 分配の法則 分配の法則に関する実験を理解できる。
8週 分子量測定(凝固点降下法) 分子量測定(凝固点降下法)に関する実験を理解できる。
4thQ
9週 吸収スペクトル・比色分析 吸収スペクトル・比色分析に関する実験を理解できる。
10週 反応速度定数の測定 反応速度定数の測定に関する実験を理解できる。
11週 ファラデーの法則と電池の起電力 ファラデーの法則と電池の起電力に関する実験を理解できる。
12週 溶液の抵抗 溶液の抵抗に関する実験を理解できる。
13週 合金の状態図 合金の状態図に関する実験を理解できる。
14週 ガラス細工(T字官の作製) ガラス細工(T字官の作製)に関する実験を理解できる。
15週 まとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ報告書内容 合計
総合評価割合000300700100
基礎的能力00030040070
専門的能力0000030030
分野横断的能力00000000