無機プロセス化学

科目基礎情報

学校 一関工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 無機プロセス化学
科目番号 0013 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 物質化学工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:現代無機材料科学(足立吟也,南努,化学同人)
担当教員 大嶋 江利子

到達目標

① 主な無機機能性材料にはどのようなものがあるか理解できる。
② 主な無機機能性材料の結晶構造,性質を理解できる。
③ 主な無機機能性材料の製造法が理解できる。
④ 主な無機機能性材料の用途について理解できる。

【教育目標】C,D  【学習・教育到達目標】C-1,D-1

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
主な無機機能性材料にはどのようなものがあるか理解できる。主な無機機能性材料にはどのようなものがあるか説明できる。主な無機機能性材料にはどのようなものがあるか理解できる。主な無機機能性材料にはどのようなものがあるか理解できない。
主な無機機能性材料の結晶構造,性質を理解できる。主な無機機能性材料の結晶構造,性質を説明できる。主な無機機能性材料の結晶構造,性質を理解できる。主な無機機能性材料の結晶構造,性質を理解できない。
主な無機機能性材料の製造法が理解できる。主な無機機能性材料の製造法を説明できる。主な無機機能性材料の製造法が理解できる。主な無機機能性材料の製造法が理解できない。
主な無機機能性材料の用途について理解できる。主な無機機能性材料の用途について説明できる。主な無機機能性材料の用途について理解できる。主な無機機能性材料の用途について理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
現代社会を支える様々な無機機能性材料の種類や用途,工業的に重要な製造工程について学ぶ。
化学技術者として企業の現場で必要となる基礎知識を学ぶ。
授業の進め方・方法:
授業は主にスライドを用いて行う。口頭で説明した内容は,メモをとること。
教科書は授業中では補助的に用いるが,予習および復習の自学自習で活用する。
また,授業内容の理解を深めるための演習も行う。
演習プリント等の配布物は保管しておくこと。
注意点:
課題のプリントを配布するので,指示された日時までに提出すること。
未提出の課題が全課題の4分の1を超える場合は,単位を修得できない。
課題は返却しないので,必要に応じてコピーを保存しておくこと。

【事前学習】
教科書の該当部分を読んで予習をしてくること。

【評価方法・評価基準】
試験(100%)で評価する。60点以上を単位修得とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 材料についての概要 物質と材料の違いが理解できる。
2週 シリコン半導体と半導体デバイス 半導体の性質が理解できる。
3週 シリコン半導体と半導体デバイス 半導体を用いた電子部品の種類,用途,製造工程が理解できる。
4週 シリコン半導体と半導体デバイス シリコンの性質,高純度単結晶シリコンウェハの製造工程が理解できる。
5週 誘電体 誘電体の性質,種類が理解できる。
6週 誘電体 誘電体の用途が理解できる。
7週 中間試験 1~6週の内容を説明することができる。
8週 磁性体 磁性体の性質,種類が理解できる。
4thQ
9週 磁性体 磁性体の用途が理解できる。
10週 超伝導体 超伝導体の性質が理解できる。
11週 超伝導体 超伝導体の種類,用途が理解できる。
12週 発光材料 太陽光と人工光の違いが理解できる。発光材料の性質,種類,用途が理解できる。
13週 無機生体材料 無機生体材料の種類,特徴,用途が理解できる。
14週 基本的な無機工業製品 主要な酸,アルカリ,食塩等の製造工程を理解できる。
15週 期末試験 8~14週の内容を説明することができる。
16週 達成度の点検 無機プロセス化学の内容を総括できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験合計
総合評価割合100100
基礎的能力2020
専門的能力8080