応用物理Ⅱ

科目基礎情報

学校 一関工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 応用物理Ⅱ
科目番号 0018 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 物質化学工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 高専の応用物理,潮秀樹その他,森北出版
担当教員 河原田 至

到達目標

質点系や剛体の運動を取り扱う力学について理解できるようになる。さらに,関連する問題を解けるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1質点系の並進運動に関する応用問題を解くことができる。質点系の並進運動に関する基本問題を解くことができる。質点系の並進運動に関する問題を解くことができない。
評価項目2質点系の回転運動の応用問題を解くことができる。質点系の回転運動の基本問題を解くことができる。質点系の回転運動の問題を解くことができない。
評価項目3固定軸を持たない剛体の平面運動に関する応用問題を解くことができる。固定軸を持たない剛体の平面運動に関する基本問題を解くことができる。固定軸を持たない剛体の平面運動に関する問題を解くことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
質点系や剛体の運動を取り扱う力学について学習する。また,途中の4週に実験を実施する。
【教育目標】C
【学習・教育到達目標】C-1
授業の進め方・方法:
講義は教科書に沿って行う。予習・復習を行って,学習内容の定着を図ること。
注意点:
試験結果(100%),課題(0%)で評価する。60点以上を修得単位とする。自学自習をして自己学習レポートを提出すること。自己学習レポートの未提出が,4分の1を越える場合は評価を60点未満とする。詳細は第1回目の授業で告知する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 質点系の並進運動方程式 質点系に作用する全外力と全運動量の関係を理解できる。重心の並進運動方程式を理解できる。さらに,それらを活用することができる。
2週 運動量保存則 運動量保存則がどういう場合に成立するかを理解できる。さらに,それを活用することができる。
3週 力のモーメント,角運動量 力のモーメントと角運動量の定義を身につける。
4週 質点系の回転運動方程式 質点系に作用する全外力モーメントと全角運動量の関係を理解できる。さらに,それを活用することができる。
5週 角運動量保存則 角運動量保存則がどういう場合に成立するかを理解できる。さらに,それを活用することができる。
6週 実験(テーマ1) 実験の目的を理解できる。操作を正しく実行できる。結果を正しく解析し,目的が達成できたかどうかを考察できる。
7週 実験(テーマ2) 実験の目的を理解できる。操作を正しく実行できる。結果を正しく解析し,目的が達成できたかどうかを考察できる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 実験(テーマ3) 実験の目的を理解できる。操作を正しく実行できる。結果を正しく解析し,目的が達成できたかどうかを考察できる。
10週 固定軸の周りの剛体の回転運動方程式 固定軸の周りの剛体の回転運動方程式を理解できる。さらに,それを活用することができる。
11週 剛体の慣性モーメント 任意の固定軸に対する剛体の慣性モーメントを理解できる。さらに,それを求めることができる。
12週 固定軸を持たない剛体の平面運動 固定軸を持たない剛体の平面運動に関する問題を解ける。
13週 固定軸を持たない剛体の平面運動 固定軸を持たない剛体の平面運動に関する問題を解ける。
14週 固定軸を持たない剛体の平面運動 固定軸を持たない剛体の平面運動に関する問題を解ける。
15週 期末試験
16週 まとめ これまでの学習内容を振り返る。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学物理力学力のモーメントを求めることができる。3
角運動量を求めることができる。3
角運動量保存則について具体的な例を挙げて説明できる。3
剛体における力のつり合いに関する計算ができる。3
重心に関する計算ができる。3
一様な棒などの簡単な形状に対する慣性モーメントを求めることができる。3
剛体の回転運動について、回転の運動方程式を立てて解くことができる。3
物理実験物理実験力学に関する分野に関する実験に基づき、代表的な物理現象を説明できる。3
熱に関する分野に関する実験に基づき、代表的な物理現象を説明できる。3
電子・原子に関する分野に関する実験に基づき、代表的な物理現象を説明できる。3

評価割合

中間試験期末試験合計
総合評価割合000
基礎的能力50500
専門的能力0