到達目標
①品質管理の基礎的方法により工程分析ができる。
②生産管理、工程分析と作業研究の基礎的方法を活用できる。
③経営工学における応用的な統計手法を理解し、手法を応用できる。
【教育目標】C
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
①品質管理の基礎的方法により工程分析ができる。 | 品質管理の基礎的方法により工程分析ができる。 | 品質管理の基礎的方法が理解できる。 | 品質管理の基礎的方法が理解できない。 |
②生産管理、工程分析と作業研究の基礎的方法を活用できる。 | 生産管理、工程分析と作業研究の基礎的方法を活用できる。 | 生産管理、工程分析と作業研究の基礎的方法が理解できる。 | 生産管理、工程分析と作業研究の基礎的方法が理解できない。 |
③経営工学における応用的な統計手法を理解し、手法を応用できる。 | 経営工学における応用的な統計手法を理解し、手法を応用できる。 | 経営工学における応用的な統計手法を理解できる。 | 経営工学における応用的な統計手法を理解できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
経営工学(Industrial Engineering)の発祥は、製造における効率的な動作の研究であった。それ以来、製造業の効率的な運用は経営工学のメインテーマの一つである。この授業では品質管理におけるデータ解析の方法を中心に、生産管理、工程分析と作業研究における各種手法を学習し、応用できるようにする。
授業の進め方・方法:
テキストを中心に学習するが、書かれていない項目にも触れる。該当回に対応する部分を予習として読んでおくことが望ましいが、それよりも、配布するプリントなどに目を通すなど、復習に時間をかけてほしい。
注意点:
レポートを3回課す。中間レポート1が40点、中間レポート2と期末レポートが各30点。その合計で60点以上を単位修得とする。なお演習には、表計算ソフト(Microsoft Excel)を用いるので、準備すること。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス、工業管理技術(経営工学)の概要 |
経営工学(工業管理技術)の概要がわかる
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2週 |
品質管理流問題解決(QC7つ道具①):特性要因図、層別、チェックシート |
問題解決の7ステップを理解する
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3週 |
品質管理における統計解析(QC7つ道具②):パレート図、ヒストグラム、散布図 |
パレート図、ヒストグラム、散布図を表計算ソフトで作成できる
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4週 |
品質管理における統計解析(QC7つ道具③):管理図 |
管理図を表計算ソフトで作成できる
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5週 |
中間レポート1作成:工程解析 |
与えられたデータを解析して、製造工程で発生している変化を考えることができる。
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6週 |
生産管理①:生産形態, 日程計画 |
日程計画の作成方法を理解できる。
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7週 |
生産管理②:在庫管理, 工程管理 |
流動数曲線と在庫管理方式別の発注方策を理解できる。
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8週 |
工程分析と作業研究 |
工程分析、ルーブリック、PTS法を理解できる。
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2ndQ |
9週 |
安全衛生管理, 設備管理(TPM), 信頼性データ解析 |
安全衛生管理・設備管理が理解できる。
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10週 |
中間レポート2作成:生産工程の評価 |
製造時間データから離散系シミュレーションに持ち込むプロセスを実践できる。
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11週 |
統計的検定(計量値,適合度,独立性,特徴点,分散分析) |
実用的な統計的検定を理解できる。
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12週 |
多変量解析(回帰,因子,主成分,クラスタ) |
データセットを得たら多変量解析が実行できる。
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13週 |
商品企画7つ道具・アンケートデータの解析・価値工学(VE) |
商品企画のためのアンケートデータ解析が実施できる。
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14週 |
タグチメソッド(実験計画法,SN比,静特性,動特性など) |
実験計画法やSN比の手法を理解できる。
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15週 |
期末レポート作成:経営工学における応用統計解析 |
11週から14週に教示した内容の中から一つ応用ができる。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 中間レポート1 | 中間レポート2 | 期末レポート | 合計 |
総合評価割合 | 40 | 30 | 30 | 100 |
品質管理 | 40 | 0 | 0 | 40 |
生産管理 | 0 | 30 | 0 | 30 |
応用統計手法 | 0 | 0 | 30 | 30 |