トライボロジー

科目基礎情報

学校 一関工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 トライボロジー
科目番号 0022 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 システム創造工学専攻(共通科目) 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 参考書:トライボロジー(オーム社)
担当教員 滝渡 幸治

到達目標

トライボロジーの基礎となる原理を習得すると共に、関連する諸問題をトライボロジーの観点から理解できる。
教育目標:C(情報・ソフトウェア系、化学・バイオ系)、D(機械・知能系、電気・電子系、化学・バイオ系)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1トライボロジーの意義と役割、適応範囲を説明できる。トライボロジーの意義と役割を説明できる。トライボロジーの意義と役割を説明できない。
評価項目2固体表面が関わる接触状態や構造、摩擦面温度について明確に説明できる。固体表面が関わる接触状態や構造、摩擦面温度について説明できる。固体表面が関わる接触状態や構造、摩擦面温度について説明できない。
評価項目3潤滑剤や摩擦材の役割を理解し、潤滑理論について明確に説明できる。潤滑剤や摩擦材の役割を理解し、潤滑理論について説明できる。潤滑剤や摩擦材の役割を理解し、潤滑理論について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
摩擦、摩耗、潤滑に関する科学および技術であるトライボロジーについて、基本になる原理を中心にトライボロジーに関する知識を体系的に学ぶ。
授業の進め方・方法:
座学を中心とするが、自学自習課題を出すので各自取り組んで確実に力を付けること。
注意点:
【事前学習】
 前回の授業部分を復習しておくこと。
【評価方法・評価基準】
 定期試験を70%とし、3回のレポート提出の合計を30%として100点満点で評価する。
 詳細は第1回目の授業で知らせる。総合成績60点以上を単位修得とする。
 自学自習をして課題を提出すること。自己学習の課題の未提出がある場合は低点とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 トライボロジー概要
2週 固体接触とヘルツの接触理論 固体接触とヘルツの接触理論について理解し、面圧の計算ができる。
3週 固体表面の特性、乾燥摩擦 固体表面の特性、乾燥摩擦について理解する。
4週 摩擦面温度、転がり摩擦 摩擦面温度、転がり摩擦について理解し、摩擦面温度の計算ができる。
5週 潤滑剤 潤滑剤について理解する。
6週 流体潤滑① 流体潤滑について理解する。
7週 流体潤滑② 流体潤滑について理解する。
8週 弾性流体潤滑① 弾性流体潤滑について理解する。
2ndQ
9週 潤滑油の粘性とせん断特性 潤滑油の粘性とせん断特性について理解する。
10週 弾性流体潤滑② 弾性流体潤滑について理解する。
11週 表面粗さと潤滑への影響 表面粗さと潤滑への影響について理解する。
12週 摩擦材、トライボマテリアル 摩擦材、トライボマテリアルについて理解する。
13週 境界潤滑 境界潤滑について理解する。
14週 摩耗 摩耗について理解する。
15週 期末試験 期末試験
16週 振り返り、まとめ 振り返り、まとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題合計
総合評価割合70300000100
基礎的能力2010000030
専門的能力3010000040
分野横断的能力2010000030