到達目標
①機械加工法の基礎、理論を理解し説明できる
②精密加工,加工製品を計測・評価する方法を説明できる。
③データサンプリングの基礎について理解できる。
【教育目標】D
【学習・教育到達目標】D-1
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
機械加工法の基礎・理論を理解し説明できる | 各種機械加工について理解し,適切な加工方法を提案できる | 各種機械加工の説明ができる | 各種機械加工の説明ができない |
精密加工,加工製品を計測・評価することができる | 精密加工・加工製品の計測・評価する方法を理解し,適切な方法設備等を提案できる | 精密加工・加工製品の計測・評価する方法を説明できる | 精密加工・加工製品の計測・評価する方法を説明できない |
データサンプリングの基礎について理解できる | サンプリング定理,AD変換について理解し,適切なサンプリング条件を設定できる | サンプリング定理,AD変換について説明できる | サンプリング定理,AD変換について説明できない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
機械加工法の基礎、理論をはじめ、精密加工,加工製品を計測・評価する方法について講義する。そのほかに講義内容と関連した実験を行い,理解を深めることを目的とする。精密加工・計測の知識を養うことを目的とする。
授業の進め方・方法:
機械加工,計測に関して,配布資料(英文を用いるので,辞書の持参が必要),e-learning資料,視聴覚教材を用いて座学で解説するほか,校内にある工作機械・計測機器を使用し,機械加工・精密測定の体験をする。
注意点:
工作実習,機械工作法に関する知識,計測の経験・知識がある状態での履修が望ましい。
【評価方法・評価基準】
試験結果(60%)、課題・レポート(40%)で評価する。詳細は第1回目の授業で告知する。除去加工の基礎知識,加工製品の評価方法,計測技術の理解の程度に対し評価を行う。実験時は適さない服装での参加は認めず,その場で改善できない場合は欠席扱いとするので注意すること。実験課題ごとにレポートを課すので期限までに必ず提出すること。レポート等の未提出が,1つでもある場合は低点とする。総合成績60点以上をもって単位修得とする。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
機械工作法・精密加工 |
各種機械加工法を理解できる
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2週 |
機械工作法・精密加工 |
精密加工に必要なことを説明できる
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3週 |
機械工作法・精密加工 |
精密加工の必要性を理解できる
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4週 |
計測技術,計測機器と 加工技術との関係 |
長さの基礎知識を説明できる
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5週 |
計測技術,計測機器と 加工技術との関係 |
表面粗さ・形状幾何精度を理解できる
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6週 |
計測技術,計測機器と 加工技術との関係 |
各種計測機器(干渉計,差動変圧器,レーザ顕微鏡他) とその原理を理解できる
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7週 |
計測技術,計測機器と 加工技術との関係 |
形状修正加工を理解できる
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8週 |
データサンプリング |
AD変換,サンプリング定理,エリアシングが理解できる
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4thQ |
9週 |
データサンプリング |
周波数分析の利用法を理解できる
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10週 |
試 験 |
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11週 |
【テーマ実験・ガイダンス】 加工・計測に関する実物を使った演習を実施する
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各種計測器の原理,特性を理解できる
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12週 |
【テーマ実験】 ・表面粗さ計による表面粗さの測定 |
表面粗さ測定器を用いて表面粗さを測定できる
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13週 |
【テーマ実験】 ・微小変位測定と測定器の校正 |
測定器の校正ができる
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14週 |
【テーマ実験】 ・AD変換とFFT,周波数分析 |
AD変換とFFTによる周波数分析が理解できる
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15週 |
【テーマ実験】 ・切削抵抗の測定 |
切削抵抗の測定方法を理解できる
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 40 | 100 |
機械加工・計測技術に関する理解 | 60 | 0 | 60 |
計測実験の方法・データのまとめ方 | 0 | 40 | 40 |