日本語Ⅴ

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 日本語Ⅴ
科目番号 0165 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 6
開設学科 名取キャンパス一般科目 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 6
教科書/教材 『4技能でひろがる中級日本語カルテットⅠ』(ジャパンタイムズ、2019年)、『4技能でひろがる中級日本語カルテットⅡ』(ジャパンタイムズ、2020年)
担当教員 閻 秋君,梅木 俊輔

到達目標

 中級レベルの日本語4技能(「読む」「聞く」「話す」「書く」)をバランスよく伸ばすことをはかる。また、授業で学んだ日本語表現や人文社会の知識を身近な生活に活かして、クラスメート・教職員とコミュニケーションする力の向上を目指す。       

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
読む未習の語彙が含まれる幅広い分野の文章を読むことが出来る。辞書を用いて文章を読むことが出来る。文章を読むのに大きな手助けを必要とする。
聞く幅広い分野からのまとまりのあるテキストを聞いて、未習語や聞き取り難い部分があっても全体から類推して情報を得ることが出来る。繰り返せば、幅広い分野からのまとまりのあるテキストを聞いて、未習語や聞き取り難い部分があっても全体から類推して情報を得ることが出来る。繰り返しても、まとまりのあるテキストを聞いて全体から類推して情報を得ることが難しい。
話す様々な話題について、自分の考え・意見をより自然に述べることが出来る。こちらの手助けがあれば、様々な話題について、自分の考え・意見をより自然に述べることが出来る。より自然に自分の考え・意見を述べることが難しい。
書く様々な話題について、表現したい内容を適切な語彙を用いて書くことが出来る。様々な話題について、表現したい内容を適切な語彙を用いて書くことがやや難しい。様々な話題について、表現したい内容を適切な語彙を用いて書くことに大きな手助けを必要とする。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 高専生活に適応していくために必要な日本語力を養成する。教材には日本事情・日本文化・時事的話題・科学読み物など幅広い分野を取り上げ、実際の使われ方を重視した授業活動・課題を用いて進める。予備教育で学んだ日本語知識を基礎に、語彙・漢字・表現力を広げ、伸ばしながら4技能(聞く・話す・読む・書く)のバランスの取れた日本語力を身につける。また、授業で学んだ日本語表現や人文社会の知識を身近な生活に活かして、クラスメート・教職員とコミュニケーションする力の向上をはかる。
授業の進め方・方法:
 授業では、教科書に沿い、テーマに関連する新聞・インターネットの記事、ニュース・ドキュメンタリーのテレビ番組等からの実例を使いながら進める。そのほか、授業中のプレゼンテーション、グループ活動が求められる。
注意点:
 開講後、学生の日本語能力を判断した上で、授業内容や教科書を変更することがある。授業はタスク活動・演習を中心に行うので積極的に参加することが求められる。授業項目に加え日本語能力試験に向けた課題にも取り組むこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス                   
2週 ・テキスト第1課 
「日本を代表する有名人」
・文章から中上級の語彙・文法を習得する
・聴解を練習する(「アメリカ人留学生から見た日本」)          
3週 ・テキスト第1課 
「日本を代表する有名人」
・文章全体の主張を理解する。
・自然な日本語で話す。(「新しい出会い」)                           
4週 ・テキスト第2課 
「メールと手紙」
・文章から中上級の語彙・文法を習得する
・聴解を練習する(「フランス人留学生から見た日本」)
5週 ・テキスト第2課 
「メールと手紙」
・文章全体の主張を理解する。
・自然な日本語で話す。(「先生とのやりとり」)
6週 ・テキスト第3課
「日本を楽しむ」
・文章から中上級の語彙・文法を習得する
・聴解を練習する(「イタリア人留学生から見た日本」)
7週 ・テキスト第3課
「日本を楽しむ」
・文章全体の主張を理解する。
・自然な日本語で話す。(「友人との集まり」)
8週 日本語能力試験N2に向けた問題練習
2ndQ
9週 ・テキスト第4課
「外国での経験」
・文章から中上級の語彙・文法を習得する
・聴解を練習する(「ドイツ人留学生から見た日本」)
10週 ・テキスト第4課
「外国での経験」
・文章全体の主張を理解する。
・自然な日本語で話す。(「困った時には」)
11週 ・テキスト第5課
「和食のすすめ」
・文章から中上級の語彙・文法を習得する
・聴解を練習する(「韓国人留学生から見た日本」)
12週 ・テキスト第5課
「和食のすすめ」
・文章全体の主張を理解する。
・自然な日本語で話す。(「週末の予定」)
13週 ・テキスト第6課
「日本社会への声」
・文章から中上級の語彙・文法を習得する
・聴解を練習する(「中国人留学生から見た日本」)
14週 ・テキスト第6課
「日本社会への声」               
・文章全体の主張を理解する。
・自然な日本語で話す。(「寮生活でのトラブル」)
15週 前期期末試験
16週 答案返却とフィードバック
後期
3rdQ
1週 ・テキスト第7課
「異文化での気づき」
・文章から中上級の語彙・文法を習得する
・聴解を練習する(「異文化コミュニケーション」)
2週 ・テキスト第7課
「異文化での気づき」
・文章全体の主張を理解する。
・自然な日本語で話す。(「国際交流」)
3週 ・テキスト第8課
「インタビューに見るプロ意識」
・文章から中上級の語彙・文法を習得する
・聴解を練習する(「温泉事情」)
4週 ・テキスト第8課
「インタビューに見るプロ意識」
・文章全体の主張を理解する。
・自然な日本語で話す。(「大切なもの」)
5週 ・テキスト第9課
「小説・エッセーを通じて考える愛」
・文章から中上級の語彙・文法を習得する
・聴解を練習する(「ペットに関する社会事情」)
6週 ・テキスト第9課
「小説・エッセーを通じて考える愛」
・文章全体の主張を理解する。
・自然な日本語で話す。(「ある日のできごと」)
7週 ・テキスト第10課
「データから考える社会」
・文章から中上級の語彙・文法を習得する
・聴解を練習する(「格差社会」)
8週 ・テキスト第10課
「データから考える社会」
・文章全体の主張を理解する。
・自然な日本語で話す。(「学生生活」)
4thQ
9週 日本語能力試験N2に向けた問題練習
10週 ・テキスト第11課
「言葉の裏にあるもの」
・文章から中上級の語彙・文法を習得する
・聴解を練習する(「若者のコミュニケーション」)
11週 ・テキスト第11課
「言葉の裏にあるもの」
・文章全体の主張を理解する。
・自然な日本語で話す。(「コミュニケーションスタイル」)
12週 ・テキスト第12課
「発想の転換」
・文章から中上級の語彙・文法を習得する
・聴解を練習する(「求められる人材」)
13週 ・テキスト第12課
「発想の転換」
・文章全体の主張を理解する。
・自然な日本語で話す。(「人や社会とのつながり」)
14週 ドキュメンタリー鑑賞
15週 後期期末試験
16週 答案返却とフィードバック

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

期末試験・小テスト授業発表宿題合計
総合評価割合403525100
基礎知識30251570
総合能力10101030