日本語

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 日本語
科目番号 0166 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 4
開設学科 名取キャンパス一般科目 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 4
教科書/教材 中級を学ぼう中級中期(スリーエーネットワーク)・日本語総まとめN1漢字(アスク)・話す書くにつながる日本語読解 中上級(アルク)・アカデミックプレゼンテーション入門(ひつじ書房)
担当教員 立花 倫子,大槻 くるみ

到達目標

中上級日本語の語彙・表現・読解力を確実なものにし運用力を身につける。漢字力を更に養い、漢字語彙への理解力を身につける。口頭表現(説明・報告・発表・討論など)の力を向上させる。学年終了時において、日本能力試験N1レベルの力を身につける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
読む未習の語彙が含まれる幅広い分野からの文章を類推を用いて読むことが出来る。辞書を用いて文章を読むことが出来る。文章を読むのに大きな手助けを必要とする。
聞く幅広い分野からのまとまりのあるテキストを聞いて、未習語や聞き取り難い部分があっても全体から類推して情報を得ることが出来る。繰り返せば、幅広い分野からのまとまりのあるテキストを聞いて、未習語や聞き取り難い部分があっても全体から類推して情報を得ることが出来る。繰り返しても、まとまりのあるテキストを聞いて全体から類推して情報を得ることが難しい。
話す様々な話題について、自分の考え・意見をより自然に述べることが出来る。こちらの手助けがあれば、様々な話題について、自分の考え・意見をより自然に述べることが出来る。より自然に自分の考え・意見を述べることが難しい。
書く様々な話題について、表現したい内容を適切な語彙を用いて書くことが出来る様々な話題について、表現したい内容を適切な語彙を用いて書くことがやや難しい。様々な話題について、表現したい内容を適切な語彙を用いて書くことに大きな手助けを必要とする。

学科の到達目標項目との関係

JABEE C1  日本語 により、記述・ 発表・討論する能

教育方法等

概要:
編入2年目にあたり、日本語能力試験N1レベルの語彙・漢字・表現・文法の力の養成に取り組みながら、その力を十分に発揮できることを目指して、4技能(聞く・話す・読む・書く)を関連づけた演習やタスク活動を中心に進める。日本語での情報受信力(聞く・読む)を確実にすると共に、発信力(話す・書く)の向上をはかる。公的・社会的な場面でも通用する日本語運用力を身につけることを目指す。
授業の進め方・方法:
幅広い分野の日本語を読んだり聞いたりすることを通し、より自然な日本語の表現を身につける活動が授業の中心となる。
注意点:
開講後、学生の日本語能力を判断した上で、授業内容や教科書を変更することがある。授業はタスク活動・演習を中心に行うので積極的に参加することが求められる。授業項目に加え日本語能力試験に向けた課題にも取り組むこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
2週 ・テキスト1課 色
・漢字 同じ部分/同じ音読みをもつ漢字①
3週 ・テキスト2課 ユーモア・ジョーク
・漢字 同じ部分/同じ音読みをもつ漢字②
4週 ・テキスト3課 制服
・漢字 同じ部分/同じ音読みをもつ漢字③
5週 ・テキスト4課 算数
・漢字 同じ部分/同じ音読みをもつ漢字④
6週 ・テキスト5課 遊びと運動
・漢字 訓読み(2つ以上の訓読みがあるもの①/名詞・形容詞)
7週 ・テキスト6課 お金
・漢字 訓読み(動詞)
8週 ・テキスト7課 水
・漢字 難しい読み方(読みがたくさんあるもの/難しい音読み)
   ・文型の理解と正確な運用力の定着。

   ・漢字語彙を系統的に学び、漢字語彙の拡
    充を目指す。
2ndQ
9週 ・テキスト8課 遺伝
・漢字 難しい読み方(特殊な読み/ペアで覚えたい音読み/読み方で意味が変わるもの)
10週 ・テキスト8課 遺伝
・漢字 語彙で覚える①(訓読み)
11週 ・テキスト9課 漫画・アニメ・本
・漢字 語彙で覚える①(音読み)
12週 ・テキスト9課 漫画・アニメ・本
・漢字 語彙で覚える②(1字で一つのことばになるもの/使い分けで覚える)
13週 ・テキスト10課 ヒトと動物
・漢字 語彙で覚える②(決まった表現で覚える)
14週 ・テキスト10課
・漢字 語彙で覚える②(ペアで覚える/四字熟語)
15週 前期末試験 
16週 答案返却とフィードバック
後期
3rdQ
1週 ・読解 目指すは「本物」/リスニング「聞く」と「聴く」
・漢字 見た目が似ている物
2週 ・読解 記憶を犠牲、言語が進化?/はじめての冬
・漢字 語彙の前につく漢字/語彙の後ろにつく漢字
3週 ・読解 自分にとっての家族/江戸時代はエコ時代
・漢字 助数詞/音訓一緒に覚える
4週 ・読解 誰もがジャーナリストになれる
・漢字 新聞を読む(政治について)
5週 ・読解 原発のない新しい世界に踏み出そうー10万年後の不安―
・漢字 新聞を読む(国際問題について)
  ・幅広い分野からの文章を読み、筆者の主張
   を理解し自分の意見を述べることが出来
   る。
  ・漢字や語彙を系統的に学び、漢字語彙の拡
   充を目指す。
6週 ・読解 一人ひとりの「私」を活かす
・漢字 新聞を読む(経済・産業について)
7週 ・読解 個と全体ー新しいタイプ「ちよだ」の挑戦
・漢字 新聞を読む(医療・福祉・健康について)
8週 ・読解 メタ認知とは
・漢字 新聞を読む(事件・事故について)
4thQ
9週 ・読解 水俣病が21世紀の現代に問いかけること
・漢字 新聞を読む(社会について)
10週 ・プレゼンテーションの構成要素と流れ
11週 ・プレゼンテーションに必要な表現①
(数字を使った表現/図表の説明に必要な表現)
12週 ・プレゼンテーションに必要な表現②
(比較・引用の表現/接続の表現と指示のことば)
  これまで身につけた語彙や表現力を基に、プ
  レゼンテーションの構成とその構成を作り出
  す表現を学び、発表すべき内容を充実させ、
  より効果的なプレゼンテーションが出来るこ
  とを目指す。
13週 ・「私の専門」「私がこれから学ぶ専門」のプレゼンに必要な語彙・表現
14週 ・プレゼンのための作文を書く
・プレゼンの構成を理解し準備を進める
15週 後期末試験
プレゼンテーション
16週 答案返却とフィードバック

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験その他(課題提出・出欠)合計合計
総合評価割合5050100200
基礎的能力5050100200
専門的能力0000
分野横断的能力00