英語AⅠ

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 英語AⅠ
科目番号 0003 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業/演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 名取キャンパス一般科目 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 Power On communication I 東京書籍
担当教員 窪田 眞治

到達目標

1.英文の語・句・節、および文の構造とその構成要素を判断し、適切な英文を書くことができる。2.中学レベルの語彙を正しく綴り発音することができる。またセンテンスを自然な英語で音読できる。3.工学的な事象の記述に多様される語彙を積極的に覚える。4.言語や運用についての知識を身につけ,背景にある文化を理解することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1英文の語・句・節、および文の構造とその構成要素を正しく判断し、理工系の文脈にあった、綴りや文法に誤りのない正確な英文を書くことができる。英文の語・句・節、および文の構造とその構成要素を正しく判断し、理工系の文脈にあった、おおむね正確な英文を書くことができる。英文の語・句・節、および文の構造とその構成要素を正しく判断できない。また、綴りや文法事項に誤りのない英文を書くことができない。
評価項目2中学レベルの理科と数学で扱われる内容の専門用語を正しく綴り、発音することができる。また、数や単位、数式や公式など、科学的な事象の記述の基礎表現を、自然な英語で音読できる。中学レベルの理科と数学で扱われる内容の専門用語を、おおむね正しく綴り発音することができる。また、数や単位、数式や公式など、科学的な事象の記述の基礎表現を、おおむね自然な英語で音読できる。中学レベルの理科と数学で扱われる内容の専門用語を正しく綴り発音することができない。また、数や単位、数式や公式など、科学的な事象の記述の基礎表現を、自然な英語で発音できない。
評価項目3工学的な事象の記述に多用される表現を正しく使って、簡潔で明確な英文で書くことができる。工学的な事象の記述に多用される表現をおおむね正しく使って、簡潔で明確な英文を書くことができる。工学的な事象の記述に多用される表現をおおむね正しく使って、簡潔で明確な英文を書くことができない。
評価項目4中学レベルの理科と数学の内容について、簡潔で自然な英語を使って、口頭で内容を伝えることができる。中学レベルの理科と数学に内容について、英語を使って、口頭で内容をおおむね伝えることができる。中学レベルの理科と数学の内容について、英語を使って口頭で内容を伝えることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
英文の構造を判断し、その意味を正確に把握するための基礎となる英文法を体系的に学習する。中学校での既習の英文法を整理した上で、動詞の特性や用法、文構造等を中心に、新たに学ぶ英語の基礎を確立することを主たる目標とする。
授業の進め方・方法:
授業は、学習者によってきちんと予習がなされていることを前提に進める。新出語・新出連語についても、オンラインの専用ソフトウェア(Quizlet)を用いて学習できるよう、教科書の全範囲について資料をアップロードするので、事前学習に活用してもらいたい。ヴォーカロイドによる本文朗読、語彙ごとの発音も、参照可能であるので、利用して欲しい。授業中は教材の文章を繰り返し音読することを求める。毎回授業の最初に基本的な構文の筆記の小テスト、最後に口頭暗唱試験あるいは口頭語彙試験を実施する。
注意点:
学習過程においては、ある程度限られた教材を反復する。求められる到達水準がどのような段階であっても、大抵はその範囲内では同じような問題が繰り返し出題されることにならざるを得ない。小テスト、口頭試験で実施したことが定期試験でもまた出題されるというサイクルで習熟していくという過程を意識して取り組むことが大切です。
(なお、Quizletは校内のPCからのアクセスが可能であり、授業担当者の立場からスマートフォン購入を求めているのでは全くない。)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 Mt. Fuji-A Symbol of Japan / 動詞の現在形・過去形 / 未来表現 / 進行形 富士山について聞いたり読んだりしたことを理解したり,概要や要点をとらえたりすることができる。
富士山にかかる雲から予測されるふもとの天気について,内容を的確に聞き取ることができる。
2週 Mt. Fuji-A Symbol of Japan / 動詞の現在形・過去形 / 未来表現 / 進行形 聞いたり読んだりした内容についての質問に英語で答えることができる。
自分が予定していることについて,適切な表現を用いて,書いたり話したりすることができる。
3週 Mt. Fuji-A Symbol of Japan / 動詞の現在形・過去形 / 未来表現 / 進行形 富士山の様々な情報の説明に用いられる語句や文法事項(動詞の現在形・過去形 / 未来表現 / 進行形)を身につけている。
自分の予定を述べる表現の使い方を理解している。
4週 Lesson 2
Sleep in Animals / 比較表現 / 不定詞 / 動名詞
動物の睡眠について聞いたり読んだりしたことを理解したり,概要や要点をとらえたりすることができる。
動物の平均睡眠時間について,内容を的確に聞き取ることができる。
5週 Lesson 2
Sleep in Animals / 比較表現 / 不定詞 / 動名詞
自分が将来就きたい職業に重要だと思う教科について,適切な表現を用いて,書いたり話したりすることができる。
6週 Lesson 2
Sleep in Animals / 比較表現 / 不定詞 / 動名詞
動物の睡眠の説明に用いられる語句や文法事項(比較表現 / 不定詞 / 動名詞)を身につけている。
自分が将来就きたい職業に重要だと思う教科を表す表現の使い方を理解している。
7週 前期中間試験 これまでの学習内容を総復習する。
8週 Lesson 3
Nagatomo Yuto―A Long Hard Road to Success / 現在完了形 / S+V+O [=that節] / 受け身
長友佑都選手について聞いたり読んだりしたことを理解したり,概要や要点をとらえたりすることができる。
サッカーワールドカップについて,内容を的確に聞き取ることができる。
2ndQ
9週 Lesson 3
Nagatomo Yuto―A Long Hard Road to Success / 現在完了形 / S+V+O [=that節] / 受け身
自分の経験について,適切な表現を用いて,書いたり話したりすることができる。
10週 Lesson 3
Nagatomo Yuto―A Long Hard Road to Success / 現在完了形 / S+V+O [=that節] / 受け身
長友佑都選手を説明する語句や文法事項(現在完了形 / S+V+O [=that節] / 受け身)を身につけている。
自分の経験を表す表現の使い方を理解している。
望む表現(I hope that …など)を用いて,意見や感想を述べる言い方を理解している。
11週 Lesson 4
Kawaii and Japanese Pop Culture / It is[was]+形容詞+to不定詞 / 助動詞 / 関係代名詞
ジャパン・エキスポについて,内容を的確に聞き取ることができる。
12週 Lesson 4
Kawaii and Japanese Pop Culture / It is[was]+形容詞+to不定詞 / 助動詞 / 関係代名詞
ジャパン・エキスポについて,聞き取れたことに自分の意見や感想を加えて,積極的に書いたり話したりすることができる。
13週 Lesson 4
Kawaii and Japanese Pop Culture / It is[was]+形容詞+to不定詞 / 助動詞 / 関係代名詞
海外での「カワイイ」という日本語の使われ方や日本のポップカルチャーを説明する語句や文法事項(It is[was]+形容詞+to不定詞 / 助動詞 / 関係代名詞)を身につけている。
自分の知っていることを表す表現を理解している。
14週 Lesson 5
Banana Paper / 分詞の形容詞用法 / S+V[=be動詞以外]+C / S+V+O+C[=形容詞]
バナナペーパーの製造工程やエンフエ村にもたらしている影響について聞いたり読んだりしたことを理解したり,概要や要点をとらえたりすることができる。
バナナの輸入元について,内容を的確に聞き取ることができる。
15週 前期末試験
16週 答案返却、要点解説 Lesson 1から4の総復習。
後期
3rdQ
1週 Lesson 5
Banana Paper / 分詞の形容詞用法 / S+V[=be動詞以外]+C / S+V+O+C[=形容詞]
バナナの輸入元について,聞き取れたことに自分の意見や感想を加えて,積極的に書いたり話したりすることができる。
2週 Lesson 5
Banana Paper / 分詞の形容詞用法 / S+V[=be動詞以外]+C / S+V+O+C[=形容詞]
バナナペーパーの製造工程やエンフエ村にもたらしている影響を説明する語句や文法事項(分詞の形容詞用法 / S+V[=be動詞以外]+C / S+V+O+C[=形容詞]
)を身につけている。
3週 Lesson 6
A Story about Instant Noodles / S+V[=知覚動詞]+O+C[=現在分詞] / 助動詞+受け身 / S+V[=使役動詞]+O+C[=原形不定詞]
世界のインスタントラーメンについて,内容を的確に聞き取ることができる。
4週 Lesson 6
A Story about Instant Noodles / S+V[=知覚動詞]+O+C[=現在分詞] / 助動詞+受け身 / S+V[=使役動詞]+O+C[=原形不定詞]
世界のインスタントラーメンについて,聞き取れたことに自分の意見や感想を加えて,積極的に書いたり話したりすることができる。
5週 Lesson 6
A Story about Instant Noodles / S+V[=知覚動詞]+O+C[=現在分詞] / 助動詞+受け身 / S+V[=使役動詞]+O+C[=原形不定詞]
安藤百福さんが,どのようにインスタントラーメンを開発したかについて説明する語句や文法事項(S+V[=知覚動詞]+O+C[=現在分詞] / 助動詞+受け身 / S+V[=使役動詞]+O+C[=原形不定詞])を身につけている。
6週 Lesson 7
The Earth, Our Home! / S+appear(s)[seem(s)]+to不定詞 / 関係副詞where / It is[was]+形容詞[名詞]+that節
古川聡さんの国際宇宙ステーションでの経験について聞いたり読んだりしたことを理解したり,概要や要点をとらえたりすることができる。
筆者自身による説明と第三者の説明を区別して内容を理解できる。
7週 Lesson 7
The Earth, Our Home! / S+appear(s)[seem(s)]+to不定詞 / 関係副詞where / It is[was]+形容詞[名詞]+that節
地球について,聞き取れたことに自分の意見や感想を加えて,積極的に書いたり話したりすることができる。
8週 総復習、中間試験
4thQ
9週 Lesson 7
The Earth, Our Home! / S+appear(s)[seem(s)]+to不定詞 / 関係副詞where / It is[was]+形容詞[名詞]+that節
古川聡さんの国際宇宙ステーションでの経験について説明する語句や文法事項(S+appear(s)[seem(s)]+to不定詞 / 関係副詞where / It is[was]+形容詞[名詞]+that節)を身につけている。
10週 Lesson 8
Mr. Fija and Uchinaaguchi / 現在完了進行形 / 関係副詞when / 仮定法過去
危機に瀕する言語であるウチナーグチとウチナーグチの保存・継承活動をしている比嘉光龍さんについて聞いたり読んだりしたことを理解したり,概要や要点をとらえたりすることができる。
11週 Lesson 8
Mr. Fija and Uchinaaguchi / 現在完了進行形 / 関係副詞when / 仮定法過去
自分がなったと仮定したことについて,適切な表現を用いて,書いたり話したりすることができる。
12週 Lesson 8
Mr. Fija and Uchinaaguchi / 現在完了進行形 / 関係副詞when / 仮定法過去
自分がなったと仮定したことを表す表現を理解している。
13週 Lesson 9
The Power to Unite People / 過去完了形 / 未来進行形 / 分詞構文(現在分詞) / 強調構文
南アフリカ共和国の人種隔離政策の歴史とネルソン・マンデラ氏の活動について聞いたり読んだりしたことを理解したり,概要や要点をとらえたりすることができる。
14週 Lesson 9
The Power to Unite People / 過去完了形 / 未来進行形 / 分詞構文(現在分詞) / 強調構文
自分が強調したいことについて,適切な表現を用いて,書いたり話したりすることができる。
15週 期末試験
16週 答案返却 Lesson 5から9までの総復習。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。1
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。1
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。1
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。1
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。1
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。1
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。1
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。1
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。1
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。1
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。1
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。1
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。1
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。1
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。1
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。1
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。1
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。1
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。1
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。1

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70300000100
基礎的能力70300000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000